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| 日馬富士を下手投げで下し、25度目の優勝を決めた横綱朝青龍 |
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[フォト]優勝を決めたがガッツポーズなし
21回目の優勝は、ちょうど白鵬が横綱になった平成19年名古屋場所だった。この後に起きたのが“サッカー事件”だ。2場所出場停止の後、復帰した20 年も春を制したものの、体調不良が続いて名古屋、秋は途中休場、九州も全休した。昨年は初場所を制し引退説を吹き飛ばしはしたが、終わってみれば史上最多 の年間86勝を記録した白鵬の陰に隠れた形で、「青白時代」から「白鵬時代」へ移ったとも言われていた。
それでも、本人は「今場所前にはちょっと光が見えていた。完全じゃなかったけどね」という。
5日の横審けいこ総見では、12番取って白鵬には2敗、日馬富士とは3勝2敗。パッとしなかったが、「自分なりに体が動いていたからね」と手応えは感じ ていた。それもあってか、初日の3日前には妹や親類と10年ぶりに映画を見に行くなど、リラックスして場所に臨んでいた。
5日目には思わぬ金星を献上したが、11日目には白鵬を破った把瑠都を下したことで「自信がついた」。この日の日馬富士には「総見で見て、離れたらダメだと」肝に銘じ、思いどおりの相撲で転がした。
昨夏は集中力が切れていたと、自ら認める。それでも「再スタートかな。そういう気持ちになったんでね。それがあっての今だから」。試練を乗り越えての優勝は格別の味だったようだ。

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