パソコン関連製品には、希にとんでもないものが登場する。過去には、反射型液晶にフロントライトを備えるソニーの「VAIO C2」などという、レアなモデルだったが、想像通りさっぱり売れなかった。
ところが、登場当初はキワモノ視されていたが、今となってはさほど驚かないモデルもある。メーカーの先進性に市場が付いてこれなかったわけだ。 シャープが1997年に発表した巨大ノートパソコン「メビウスジャンボ」がよい例だろう。まあ、ネーミングからして投げやりな感が否めないわけだが、 「ノートの省スペース性をかなぐり捨てて、いったい何がしたいのか」と、あきれた記憶がある。
ところが、今となっては省スペース性などみじんもない18型液晶のノートまで存在するのだから、わからないものだ。ちなみに、メビウスジャンボの液晶は13.8型と、いまの基準でいうと、少しもジャンボではないのだった。
2画面の仕組みは、要するに引き戸のようなものだ。普通に1画面で利用している状態から、前後のモニターをスライドさせて、左右に引っ張ると2画面になるのである。だいぶ以前レビューしたレノボのW700dsも、仕組み的には似ている。
ただし、DX1007A5は、同じサイズのモニターが2つ並ぶところがすごいのだ。手元に借用機が届いてから何度も操作してみたのだが、この機構 が若干心配である。何千回も動作させて壊れないのだろうか。仮にこれをメーンマシンとして使うなら、1日に5回くらい引き出しても不思議ではない。1年間 で1800回だ。3年も使えば5000回を超える稼働回数になる。
新品に近い状態の借用機でさえ、左右モニターの合わせ目を見ると、上の方に隙間が空いている始末だ。また、液晶部分が重く、普通に開いたただけで、ぐらぐらと揺れている。
はっきり言ってしまえば、何ともおおざっぱな作りである。特に液晶の可動部分は、アソビが多いというか――非常に不安だ。もちろん、不安なだけ で、壊れるとかガタガタになると断言しているわけではない。僕が、個人的に心配なだけだ。きちんとしたメーカーが販売するのだから、きっと大丈夫なのだろ うし、大丈夫であってほしいと願う。
ただ、ちょっと気になるのが、2枚のモニターが重なっている状態、つまり、普通のパソコンのように1画面で使っているときに、後ろになっているモ ニターはちゃんとオフになっているかどうか、である。使っていない状態でモニターが点灯していたら、バッテリーのムダだし、エコの観点からも好ましくな い。
ところが、1画面の状態で画面解像度を設定しても、しっかりと2画面表示されている。ウインドウをドラッグすると、裏になっているモニターに移動してしまうのだ。結果、1画面の状態でウインドウが見つからずに困ってしまうケースが多発する。
手元に届いたのが試作機なのか、僕の使い方が悪いのか定かではないが、どうも使いづらくて仕方がない。まあ、このモデルを買うような方は、あれこれ考えずに2画面を開きっぱなしで使うべきなのだろう。そうすれば困ることはないし、無駄な点灯もないぞ。
2画面にすると、作業エリアが広くてとても便利だ。1366×768が2枚なので、解像度的には2732×768となる。僕なら、左画面でWeb を見ながら右画面で原稿を書くこともできる。アンチグレアタイプのパネルを採用しているところをみると、マニアックなユーザーを狙っているのだろう。
画質も上々だが、上下の視野角が狭い点だけはいただけない。この液晶はタブレットのように回転するのだが、ビュワースタイルとして相手に画面を見せるときに視野角の狭さが気になるのだ。
年賀状は早いほうが・・ 2017.09.07
パソコンメンテナンス 2017.07.06
土日もなんだか忙しいなあ 2016.12.12
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