Q、結局のところ長期保存に適しているメディアはどれ?
ハードディスク、フラッシュメモリー、光ディスクで単純に比較すると、ハードディスクとフラッシュメモリーの寿命が5年程度であるのに対し、光ディスク は30年(図1)。書き込み方法、メディアの品質、保管方法などの条件は満たす必要があるが、単純に考えれば、光ディスクへの記録が安全性が高いといえそ うだ。
そうはいっても、光ディスクの場合、データの書き込みに時間がかかる、大容量のデータを記録するには枚数がかさむなど使い勝手では気になる部分もある。 通常のファイルは外付けハードディスクに保存し、特に大切なデータは光ディスクに記録しておくなど、ファイルの用途に合わせて複数の記録メディアに分散記 録しておくのが正解だろう。
現在では大切なファイルを自分のパソコン上で管理するのが当たり前。一方、最近ではマイクロソフトの「Windows Live Sync」などオンライン・ストレージ・サービスが増えつつある。将来、安定性やセキュリティの面でも信頼できるサービスが登場してくれば、銀行にお金を 預けるのと同じように、むしろ外部サービスにデータを預ける方が安心という時代が来るかもしれない。
パソコン用の記録メディアとして普及していたフロッピーディスク(図2)。「10年以上はデータを保持できる」(イメーション)と、現状で使われている 記録メディアと比べても見劣りしないほど寿命が長い。MO(光磁気)については、MOフォーラム(2010年3月に活動は終了)の資料によると50年以上 だという。

そうはいっても、古いメディアであるだけに油断は禁物。机の中に眠っているフロッピーディスクがあれば、最後に使ってから10年前後の年月が経過してい るものが多いはず。となれば、既に寿命を迎えているかもしれない。「フロッピーの記録面を形成する樹脂はカビに弱い」(イメーション)ことも気になるとこ ろ。フロッピーにしろ、MOにしろ今後は読み出すためのドライブを入手することが難しくなるだろう。早急に別の記録メディアにデータを移し替えることをお 勧めする。
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