通勤・通学の電車内や、ふらりと立ち寄ったお店の中で、タブレットを使う人たち。そんな景色は、ごく自然で、見慣れたものになりつつある。
かつては、どうしても人目を引いてしまったタブレット端末。「やけに大きくて重たそうな板を持ってる人がいるけど、筋トレでもしてるのかなあ、ご苦労さまです......」と揶揄する向きもあったかもしれないが、今では若い女性も普通に使っているのを見かけ、すっかり市民権を獲得したのだ。
タブレットと言えば、すぐに思い浮かべるのは、やはりiPadである。2010年にリリースされ、旋風を巻き起こし、市場を切り開いた。その後、Androidタブレットが国内外のメーカーから続々とリリースされるようになり、今ではWindowsを搭載するモデルまでもが登場し、さまざまなOSと製品が選べるようになったのは周知の通りだ。
「Windowsが動く」というのは、古くからのPCユーザーにはインパクトが大きい。はじめてiPadが発表されたとき、ワクワク感と同時に「でも、こんなふうに使えるWindowsマシンがあればなぁ」と残念がったのは、僕だけではないはず。
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| Windows 8 搭載タブレットの「コンセプトモデル」とも評されるSurface。シンプルな外見に反して、かなりいろいろなことがデキる1台なのだ |
そう、僕たちはiPadでもAndroidダブレットでもなく、「Windowsが動くタッチパネルデバイス」を使ってみたいのである。Windowsだったらこれまでやってきたことが何でもデキますしね、Microsoft Officeだって動くしさっ!
そんな顧客のニーズ&ウォンツを感じ取り、日本マイクロソフトが打ち出してきたのは、Windows RT搭載のタブレット「Surface RT」の価格改定。これは6月14日~7月14日までの予定で行なっていた1万円の値下げキャンペーンなのだが、終了後も価格を据え置き、新価格としたもの。
円安の影響で勇敢な値上げを断行した某社に対して、日本マイクロソフトのSurface RTは32GBなら3万9800円、64GBでも4万7800円で買えるのだ。なんという大英断! これまでずっとiPadを使ってきた筆者にも、待望のWindows搭載タブレットに乗り換えるチャンス到来である。さようならiPad、ようこそSurface。
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| 端末内蔵型のスタンド「Kickstand」で自立できるのがユニーク。安定感も良好 |
とまあ、こういうことを書くと、普通なら「じゃあ、今回はSurface RTを買ってみました」という話になるべきハズなのだが、今回は日本マイクロソフトのサービス精神に心を打たれてしまったということもあり、せっかくだから「Surface Pro」を選ぶことにした。
こちらは128GBモデルが9万9800円、256GBモデルが11万9800円と、iPadやAndroidタブレットと比べて結構お高く、低価格なスタンダードノートPCなら2台買えてしまう値段なので、日本マイクロソフトだけでなく筆者の懐事情にとっても大英断である。
余談だが、七夕には「原稿料がアップしますように」とお願いした僕です。にも関わらず、お求めやすいRTではなく、あえてProを選んだそのワケは、OSにWindows 8を搭載していることが決め手だ。それでは、その魅力を具体的に紹介していこう。
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| キーボードにもなるカバーは、感圧式の「Touch Cover」と、物理的に押しこむタイプの「Type Cover」の二種類から選べる |
Windows 8を搭載するタブレットの魅力は、これまでに愛用してきたハードウェアやソフトウェアを、これまでと同じように活用できること。インターフェースやオペレーションを簡略化したiPadは、周辺機器との連携の際には特殊なアダプタやアプリが必要となり、ユーザーエクスペリエンスがかえって低下してしまったという側面がある。
しかし、Surface ProならプリンターもスキャナーもUSBで接続して、好きなアプリから簡単に使える。マウスやUSBメモリーなら、接続するだけで即使える。特に、USBメモリー経由でファイルを手軽にやり取りできるのがよい。
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| プラグ&プレイの恩恵。デバイスをつなぐだけで、ドライバをインストールできる。場合によっては、ネットにアクセスして自動的にアップデートまでしてくれる |
そのおかげで、たとえば、移動中に編集したWordやExcelの文書をUSBメモリーに書き出して、セブン-イレブンやサークルKサンクスのマルチコピー機で印刷する、といった使い方ができる。
もちろんiPadでもAir Printやネットプリントを使えば印刷はできるのだが、対応するプリンターが必要だったり、Webサービス経由で事前にファイルを送っておかねばならなかったりと、やたらと面倒くさいのである。
それとはちがって、Windows 8なら新しいやり方を覚える必要はない。あぁ、これまで普通にやれていたことを、これまでと同じやり方で普通にできることが、こんなにも快適だったなんて......。
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| USBメモリーにエクスプローラーでファイルをコピーする。たったそれだけのことだが、これがiPadではデキなかったわけで...... | ネットで見つけた気になる記事は、印刷したり、保存したりと、処理方法はお好みで。やりたいことが自由にやれるのはすばらしい! |
何より、長年Windowsを使い込んできたユーザーであれば、膨大な数のソフトを持っているだろう。その中には、PCを使ううえでは無くてはならないアプリがあるはずだ。「写真を整理するなら、どうしてもこのソフトじゃなきゃ......」という人や、お気に入りのゲームで遊びたいという人も、いるだろう。
iPadやAndroidタブレットでは、ほぼすべてのソフトをゼロから探さなければならないし、これまでと同じ物が見つかるとは限らない。しかし、Windows 8を搭載するSurface Proなら、自分がすでに持っているものが、そのまま使えるのである。
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| スマホの母艦としても活躍する。Surface ProからiPhoneにファイルやアプリを転送できるのはかなり助かる |
新たな手間は生じないし、過去を捨てる必要もない。「やりたいな」と思ったことが、そのままデキる。これこそがiPadやAndroidタブレットにはない、Surface Proのメリットだ。
とはいえ、Surface ProをiPadやAndroidタブレットと比較することは、少々アンフェアかもしれない。というのも、Surface Proの正体はタブレットではなく、タブレットの顔をしたパソコンであるからだ。それは、Surface ProがiPadやAndroidタブレット、あるいはスマートフォンなどの「母艦」になれることからも明らかだろう。
iPadやiPhoneを管理するには、iTunesがインストールされたPCが必要だ。しかしそれは、iPadやAndroidタブレットではできないことなのである。ちなみに、RTのほうは、キーボードとなるカバーが純正オプションではあるものの、ほぼタブレットと考えて使うモデルに仕上がっている。
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| ゲームだってプレイ可能。タッチ画面での操作が厳しいシーンでは、マウスやキーボードを繋げば問題ない |
さて、他の機器と連携できること。これまでと同じ使い方ができること。それらが、Windows 8を選ぶ理由だった。ところで、鋭い読者であれば、ここまでの説明ではSurface Proを選ぶ理由の満足な説明にはなっていないということに、お気づきだろう。これだけなら、Surfaceのようなタブレット型デバイスである必要性は薄く、デスクトップやノートPCでも別に構わないからだ。
年賀状は早いほうが・・ 2017.09.07
パソコンメンテナンス 2017.07.06
土日もなんだか忙しいなあ 2016.12.12
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