PRETTY HEART

PRETTY HEART

2004/08/11
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延期になった大仕事が終わって開放感いっぱいの私☆

9日に行った仕事は山奥にある村の夏祭りの司会。
近隣の村々から老若男女たくさんの人が集まって、
とにかくすごく大賑わいだった。
太鼓、盆踊り、ソーラン、歌謡ショー、
バンド演奏、子どもミュージカルショー、抽選会・・・など、
ステージの内容は盛りだくさん。
去年は事務所の大大先輩が行かれた現場だと、
マネージャーに聞かされていてプレッシャーいっぱいだった。

私は私のやり方で私のカラーでゆこうと決めていた。
当日は出演者側のトラブルが満載で、
変更につぐ変更でドタバタだったけど無事終了。
「また来年もきて~」と地元商工会の方々にいってもらえたし、
自分ではいっぱいいっぱいだったけど、
喜んでいただけたようなので本当によかった。
お祭りに参加したたくさんの人の思い出づくりのお手伝いを
できたことがすごくうれしい。うれしいのだ。

   ***********************************

ここしばらく・・・
いや、なが~い間、私を襲っていた空虚感。

これ以上この仕事を続けていくことは、
精神的に無理だと結論を出すつもりでいた矢先に見えたもの。

この業界はいわゆる「使い捨て」の世界。
誰も「私」を必要としているわけではなく、
代わりはいくらでもいる。

単なる「商品」であり「駒」に過ぎないのだから。
マネージャーにけなされたり叱られることはあっても、
褒められることなどありえない。
タレント同士はもちろんライバルであるから微妙な関係。
現場に行けば立場はいつも板ばさみ。
MCにすべての責任をおしつけられることもあれば、
MCを守ってくれる人などあまりいない。
そんな孤独な乾いた世界なのだ。
人と人との間に生まれる温かい関係を求めてしまう私にとって、
必要とし必要とされる関係を求めてしまう私にとって、
このような環境は心をむしばんでいくばかり。
夢があって好きなことをしてても、
心はいつもさみしくてむなしくて叫んでいる。
本当に好きでやってるかさえもわからなくなってきている。
さらに私には競争心や闘争心もない。
(これはタレントとして致命的だといわれた。)
やっとやっとここまで、
自分の心の声とおかれている現状を把握し整理することができた。

昨日事務所に向かう途中、
遠方からはるばるやってきた風のサラリーマンのおじさんに、
道を尋ねられた。
おじさんは一枚の簡略化された地図を片手に、
汗を拭き拭き地下鉄の出口上がったところできょろきょろしてた。
通りかかった私に
「ここに行きたいんですが・・・」と地図を見せた。
私もその辺がとくに詳しいわけではなかったが、
地図を見ながら一緒に探してあげることにした。
結局は無事見つかって、
おじさんは私に「ありがとう助かりました」と言って、
ホッとした様子で去っていった。
たったそれだけのことだけど、
私は誰かの役にたてたことがすごくうれしかったのだ。
そのときに気がついた。
私って今、すごく心が乾いてるんだなぁ・・・って。
こういう単純で純粋なやりとりで心が元気になるんだって。

同じ環境・状況に置かれていても、
他のタレントさんは前向きにがんばることができているのに、
私はなぜこんなにすぐへこたれるんだろう・・・
私はどうしてこんなに弱いんだろう・・・・
と自分を責めて、
責めれば責めるほど自信がなくなっていく。
悪循環の繰り返しでさらに弱っていく。
そんなときタレント仲間のYちゃんが私に言ってくれた。
「Aさんは弱いんじゃありません。人より繊細なだけです。
 繊細な分他の人の倍ほど傷ついたり悩んだりするんですよ」と。
あ~そうかもしれない。図太くないとやっていけない世界。
そういった意味で本当に向いてないのかもしれない。

「多くの人を元気にしたい」
そういう思い一心で飛び込んだこの世界。
会社の一社員として会社を通してではなく、
自分自身の個性を生かして多くの人を元気にしたい。
そんな大それた考えを野望をもっていた。
今でも私は私を「生かしたい」と思い続けている。
誰かを元気にすることができるかどうかはわからない。
だけど世の中のため・・・なんていうと大それているけれど、
せっかく生を受けて生まれてきたんだから、
私は私を「生かして」何らかの役にたっていきたいと思う。
その手段のため選んでいる今の仕事。そう考えるようになった。
これがベストの「生かし方」かどうかはまだわからない。
それどころか、
いろんな理由で私には向いてないのかもしれない。
だけどもう少しこの「生かし方」でがんばってみたい。

そう思うと、
なんか心がぱ~っと開放されて気持ちが軽くなってきた。
私は私だから、
事務所が何であれ業界の体質がどうであれ、
もうどうでもいいのだ。
縁があって私に舞い降りてくる仕事をただただひとつひとつ、
「私」は心をこめて努めていきたいと思う。
相手が何であれ環境が何であれ、
「私」は「心」で人と向き合っていきたいと思う。
それが「私」の「生かし方」であり「私」のやり方なのだから。
環境や現状を把握しきれていなかったから、
理不尽さに憤りを感じたり、
不正義に傷ついたり・・・心が音をたてて崩れてた私。
本当に時間がかかったけど、
やっとやっと「現在地」を見つけられた気がする。
だから、
やっとやっとまた心から笑える。
そして、
やっとやっとまたたくさんの人と素敵な時間をもつことができる。
会いたい人がいっぱいいるよ。
やりたいことがたくさんあるよ。
いろんなことを積み重ねいろんなきっかけをへて、
季節はずれだけど、
やっと新たなスタートをきることができた私は今・・・
開放感でいっぱい☆





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Last updated  2004/08/12 02:36:52 AM
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