PRETTY HEART

PRETTY HEART

2004/09/19
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再びこのテーマで書くことになるとは思わなかった。

元チェッカーズのくろべえが亡くなった・・・。
そして9月13日東京で「送る会」があった。
長らく耳にしなかった目にしなかった
『チェッカーズ』という活字や響き。。。
とてもとても愛しい存在なのに、
あまりいい報道のされ方をしていないことがとても悲しく辛い。

「送る会」で、
元メンバー6人が並ぶことはなかったゆえ、

これには賛否両論いろんな考え意見があるだろう。
それをどうこういうつもりはない。
時間がたっても許せること許せないことがあるだろし、
「事実」や「真実」は結局のところ当人じゃないとわからない。
気持ちの表現方法は人それぞれちがう。捕らえ方だってちがう。
ただ「人の命より重い確執などあるんですか」
というマ~サン(鶴久政治氏)のコメントが、
すごく悲しく心にずし~んと響いて今もなおこだましている。

カナシイカナ、
人の気持ちは変わる。いい意味でも悪い意味でも流動的。
『チェッカーズ』のメンバーだけでなく、

気持ちがかわって後に別れてしまうことだってあるし、
苦楽を共にした友達同士だって、
環境がかわって音信不通になってしまうことだってあるもの。
それは物事の性であり、
受け入れなければいけないことなんだと思う。


友達が次々に結婚・出産という大きな節目を向かえ、
それぞれの環境の変化ゆえ会うこともままならくなったり、
話題が全くちがったりで疎遠になってゆくのを体で感じ、
すごくすごくさみしい思いをした。
もっとも最近はそういうのも落ち着いて、
現実や状況を受け入れられるようになったし、
「今までと同じ」を求めることをやめ、
「変わりゆくもの」として、
また別のつきあい方があると思えるようなったけれど・・・。

一方で、
どんなに月日が流れても環境が変わっても変わらない関係もある。
先日大学時代の先輩と久々に会った。
当時私はいつも先輩たちに色々とからかわれる存在で、
なんだかんだとネタにされていた。
反面すごくかわいがってもらっていた。
それは今でも変わらない。
何年たってもいくつになっても変わらない。
久しぶりにあった先輩たちは、
お酒を飲みながらやっぱり私をからかって楽しんでいたし、
からかわれる分、私もたくさん甘えさせてもらった。
クラクラするくらいたくさん焼酎を飲んで、
(普段は全く焼酎なんて飲まないのに!!)
おなかいっぱいごちそうしてもらって、
のびのびとすごく楽しい時間を過ごした。
そしてつづづく、
今までの人生で培ってきたものの大きさとすばらしさを実感した。

人生は短いようで長いと私は思う。
もちろん、
ぼ~っと過ごしていたらあっという間かもしれないが、
それぞれ各人に「いろんな時代」がある。
いろんな人たちのいろんな時代に、
出会い・かかわり・別れ・・・がお互いに交差して、
人生を立体的にしてゆく。

くろべえは天国にいってしまったけれど、
もっともっと長い時間がたってメンバーそれぞれが、
「いろんな時代」を経たその先には、
今とは次元の違う感情やかかわり方が
生まれるのではないかと思う。いや、そうあってほしい。
友達、同志、仲間、師弟、恋人、兄弟、親子・・・
この世の中に人間がいる限りいろんな人間関係がある。
どんな形であれ「一緒にいる」ということは、
かけがえのないことなのだ。運命的で選ばれたことなのだ。
人の気持ちも世の中も何でもすべて流動的。
そしてそれはイコール「永遠」ではないということ。

『チェッカーズ』と共に駆け抜けた日々も帰ってこないように、
くろべえが叩くドラムの音がもう聞けないのと同じように、
「今」ももう二度とない。
ごくごく当たり前のことだけど、
私はここで今一度、心に刻んでおきたい。

残業残業の日々で自分の時間をもてず、
毎日毎日悲鳴をあげていたOL時代。
『こんな悲惨なことはこの先絶対にない!!
 今が一番たいへんでつらいんだ!!』
当時私は本気でそう思っていた。
なんのなんの今では、
あの頃はなんと安定した恵まれた時代だったんだろうと思える。
そう笑顔でなつかしむことができるのは、
あの頃しかめっ面をしながらでも
「今」を一生懸命がんばったからだ。

毎日毎日がんばってても、
思うようにならなかったり結果がでなかったり・・・
不平不満やストレスはほっておくとどんどんたまってゆく。
夢や目標、何かを追いかけること夢中になることはすばらしい。
だけど時にはたちどまって自分の足跡をたどり、
たどりついた「今」という『愛しい時間』たちを
しっかりしっかり実感して抱きしめたい。

私がこよなく愛した『チェッカーズ』。
今はいろんなことが露見してちょっと辛いけれど、
くろべえが残していった「軌跡」が「輝石」が「奇蹟」が・・・
残されたメンバーに多くのファンにそして私に、
もたらされるはず・・・これから何年・何十年かけて。
新しいドアがきっと今、開かれたんだ。
自分の道を歩きながら、
私はいつまでも『チェッカーズ』を心に
彼らを見守ってゆきたいと思う。

前に進む強さを、
転んでも立ち上がる勇気をもたらしくてれるもの。
その正体はなんだろう・・・?!
「これだ!」とはっきりわからないけれど、
きっとひとつではないだろう。
だけど「それ」は確かに『愛しい時間』たちの中にいて、
私の心に息づいていて私に生きる勇気を与え続けている。
今日も・・・そして明日も☆






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Last updated  2004/09/19 11:35:26 PM
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