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先日,甘いものを食らう話を記事に物したところであるが,そこで久々に京都の話をしたところである。そうすると,これぞ言霊というべきことなのか,来年にでも京都に家族で行こうという話が少しだけだが浮上し始めたのである。事のきっかけは,娘が近所の秋祭りで巫女をおつとめさせていただいた際に,足袋が必要になって某デパートに入っている着物店で購入したところであるが,そのあとのアフターフォローがあっていろいろと話をした中で,いわゆる十三参りの話になったのである。京都は嵐山の渡月橋を振り返らずに渡れば智恵の神さんが智恵を与えてくれるという言い伝えは御存知のことだろう。これに,妻が食いつきを見せたのである。数えで十三といえば来年である。嵐山といえば春は桜,秋は紅葉,いつ行ってもよい。いや,私にとって京都というのは春夏秋冬いつ行ってもよいところである。となると,早くも心が揺れるところである。もちろん全部自分の案を通したら家族に一部却下されることは分かっているが,それでもやはり考えてみたい。十三参りということだから,なんといっても智恵を付ける神さんは素通りできない。となると,北野の天神さんにご挨拶をしなければいけないだろう。そうなると,少し寒いが梅の季節にいってみたい。冬の京都というのも,また乙なものなのである。そして,そして,北野門前というのは,ちょっとしたグルメの宝庫なのである。その中でもお手軽なのは,前回も書いたが北野門前にある粟餅である。それが「粟餅所 澤屋」であって,昔ながらの茶屋のような雰囲気が実によい。京都在住時代は,わざわざこれを買い付けるために北野詣でをしたこともあるほどである。あとはまあ,どこに行ってもいいのだが,やはり縁起担ぎで私が少しだけ籍を置いたことがある京都大学に連れて行ってみたい。これは特に理由はない。時計台のある本館が今は改修されてレストランなど出来ているのであるが,なんといってもやはり2年間とはいえ毎日のように眺めていた懐かしい建物である。もちろん,私があのときと同じ空気を吸いたいというところもあるのだが,やはり娘に見せてやりたいという思いがあるのも事実なのである。大学だけではない。大学周辺で私の愛した店がたくさんある。そこを歩くだけでもよい。さて,京都でものを食らうという話は,だいぶん前に書いたことがある。その中で書いたかどうかは忘れたが,京都はコーヒーの街でもある。その中でもよく通っていたのはイノダコーヒに進々堂,そして「ほんやら洞」だった。だったと書かねばならないのが残念である。「ほんやら洞」は昨年1月火事で全焼してしまった。これまた過去帳入りしてしまった「シゲのパン」と日替わりシチューのセット,当時500円にはよくお世話になった。今はただ復興を祈るだけである。イノダといえばなんといっても贅沢なモーニングである「京の朝食」と,特大のシュークリームの味が未だに忘れられない。最後に,個人的に持ち帰りたい京都土産といえば,いろいろあるのだが,とにかく八つ橋が大好きだということは前回の記事でも書いた。それをさておいて,もうひとつ挙げるとすれば,やはり味噌松風だ。これはなんといっても大徳寺御用で一子相伝の味である「松屋常磐」に限るのだが,なかなか入手困難である。もし京都行きが決まったらなんとかしてでも手に入れるよう手配せねばならぬ。それと,出町ふたばの豆餅。これに,下鴨の北大路通り洛北高校近くにある「美玉屋」の「黒みつ団子」が手に入れば,無上の喜びなのだが,ここまで行けば贅沢というものか。京都だけでも連載が出来そうだ。BlogPeopleSIGMA People(告知)姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。(加えて)合同オフ会兼忘年会の専用窓口はこちら。
2015/11/15
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京都へ行きたい。いや,京都の空気を吸いたい。私にとって京都というのは3年間住んだ街である以上に,特別な思い入れのある街である。今はそんなことかないっこないが,独身を謳歌していたころは,何か精神的に疲れたり心が晴れないようなときには,よく週末京都旅行を仕掛けていた。ただし,拠点を大阪の安宿に定め(江坂と新大阪にある「サニーストンホテル」が定宿だった。),あわよくば大阪神戸の三都巡りなどもしていたのである。今なら東横インが出来ているからきっとそうするんだろうな。じゃあ何をするんだ,何をしてたんだといわれるだろうが,結論から言うと何もしない。ただぶらぶらと思い入れのある場所や行ってみたいところを歩き回るだけである。あとは,とにかく食べること。それしかない。食べるといえば,京都で外せないのはラーメンである。京都でラーメンといえばすっかり「天下一品」が全国を席巻してしまったが,あれだけが京都のラーメンではない。もっと一癖も二癖もあるバリエーションのあるラーメンがそろっているからラーメン通を自称するならぜひ京都中をかけずり回ってみるとよろしい。一番名前の通っているのはやはり「新福菜館」で,やはりあの一見醤油からそうでその実滋味にあふれているラーメンはやはりうまい。私個人的に思い入れがあるのが堀川北山にあるラーメン「日本一」。まあ一度行かれて名物の「ど根性ラーメン」を試されるといい。ちなみに20分以内に2杯食べれば無料,30分以内に3倍食べれば永久無料の特典がある。ただし,一杯の量は半端じゃないから私はそもそも注文したことすらないが。ラーメンだけではという向きには,洋食がある。これもピンからキリまであるのだが,私の好みで選び出すなら,カレーなら京大病院近くにある「ビイヤント」。カレーの味もさることながらライスはサフランライス,カツカレーを注文したらその場で揚げてくれるという親切さ。しかも値段も手頃。下宿の近くだったのでよく通った。オムライスならば,かつて京都市役所の近くに「グリル・アローン」という手頃な値段とそれに反比例するようなボリュームの名店があった。そこのオムライスたるや,まさにUFOか坊さんの頭かという位の特大サイズ(そもそもあまりにもライスが多くて紡錘形に巻けない!)で有名だったのだが,残念ながら閉店になって幻のものとなったのは残念。しかし,平安神宮近くに「グリル小宝」という洋食の名店があり,そこはもうライスものの殿堂というべき名店だ。ランチかディナーなど頼むと相応の値段がするがライスものはお値打ち。お好み焼きもまた京都では捨てがたい。かつては寺町通りの裏手に「小はる」という安くてうまい名店があったのだが,これもまた残念ながら過去帳入りしてしまった。その代わりと行っては何だが,百万遍界隈に「もだん焼き フジ」というモダン焼き専門店がある。何といってもメニューの種類が半端じゃない。私は決まって「にんにくとベーコンのモダン」を注文していたのだが,そのにんにくの量がまた半端ではない。また一度行ってみたい店である。そうだ。京都といえばコーヒーだ。私は何といっても「イノダコーヒ」。コーヒーはともかく,ケーキも食事もうまい。今は年中あるわけではないようだが,あの特大のシュークリームの味は忘れがたい。が,イノダはいうまでもなく福屋広島駅前店に出店しているので,いつでも飲みに行けるといえばいける(残念ながらメニューは本店のようには行かないけれども)。むしろ,京大近くにある「学士堂」や「進々堂」でのんびりとした時間を過ごしながら,知恵もないくせに何となく哲学的な思索にふけっているような勘違いを起こさせてくれる名店も,また忘れがたい。さて,おやつは,そしてお土産(もちろん自分のね)は,とくると,もうだめだ。すでに私の口の中には唾液がたまりつつある。いや,書きたいことがいっぱいあって長くなりすぎてしまう。というわけで,別の機会に回したい。さて,なんで今日はカープのことをすっぽかしてこんなことを書いたかって?そりゃいうまでもないさ。「現実逃避」。失速の原因は昨日さんざんっぱら書いた。それに屋上屋を架すことをしても仕方がない。そして,ここまで矢尽き刀折れようとしても一向に変わろうとしないカープに対する諦観というかアホらしさというものが一方にある。明日の試合内容如何によっては,カープのことなどほったらかして,京都のおやつのことを書くかもしれぬ。たまにはこういうのもいいでしょ。BlogPeopleSIGMA People
2014/06/17
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やはり,悪口を言うとそれ相応の報いが帰ってくるものだ。昨日週刊ベースボール選手名鑑号の,カープの選手コーチの寸評を肴にして記事にしたのだが,それを書いた当の本人の記事に,誤字変換ミスの類が散らばっているのを,今朝読み返して見つけてしまった。一応慌てて治したがもう遅い。これでは人のことなど言えない。と,言うわけではないが,今日はこれでお茶を濁しておくとする。 第1回ろー・ふぁーむ・かるぴおオフ会 IN HIROSHIMA 日時 2月26日(土) 17:00ころ~ 場所 「カルビ屋大福 中筋店」(アストラムライン中筋駅及び高速バス中筋バスターミナル近く)場所は中筋駅を下りて北に向かえば大きな看板が出ているので,どなたでもおわかりになると思う。ちなみに,人数が読めないので,とりあえず10人で予約しておいた。なので,飛び入り大歓迎である。もっとも,事前に連絡先等を含めて弊ブログの私書箱にでも入れておいてくれれば,やはり助かる。問題のお値段だが,90分食べ飲み放題で一律3679円(ホットペッパー割引もあって)である。これで同店のメニューのほとんどが食べ放題で,アルコールもソフトドリンクも飲み放題,デザート取り放題サラダも取り放題,もちろんごはんも食べ放題で,ついでに言うならカレーもかけ放題,なぜかキャラメルポップコーンもあってこれも取り放題である。なんだか桂雀三郎みたいになってきたが,これで4000円を切るのだから,相当お買い得と言ってよいと思うのだが,どうだろう。とにかく,少しでも盛り上げたいので,新たな参加の意思表示を,心よりお願い申し上げる次第である。とにかく皆様よろしくお願いします。BlogPeople
2011/02/14
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心が病んでいるときには,世の中の森羅万象に突っ込むよりは,思考回路を停止して妄想の世界に遊ぶに限る。そうなると私の場合,どうしても京都になるのだ。予備校生として1年,そして学生(正確に言えば「高等遊民」だったかもしれぬ)として2年。まさに京都の空気こそ私にとっては母胎回帰のような妄想に駆られるのである。さて,今の私は当然広島市民であって,京都の空気に浸るには世捨て人になるか旅行者になるかいずれかしかない。前者も捨てがたいが何せ扶養家族がいるのでままならず,後者は後者で財務大臣折衝が必要となると,実際には難しいのだが,妄想なら簡単だ。京都に入るには,大多数がJR,それも新幹線,あるいは伊丹空港からシャトルバスというのが通例だろうが,かつては梅田から阪急特急,あるいは淀屋橋から京阪特急というのもなかなか通好みでよかった。しかし,かつてと違ってこまめに主要駅に停車するようになって時間を食うようになれば,あまり意味もあるまい。京都は,朝一から夜遅くまでかけずり回ってなんぼである。そのためには,何と言っても夜行バスか,うんと朝起きして始発の「のぞみ」に乗るのが一番,だと勝手に思っている。広島を例に取ると,夜行バスなら5;30ころ,「のぞみ」なら8:00前に着く。「そんな朝早くからどこへ行くんじゃ!」と言われそうだが,あるのである。京都駅の東側,通称「高橋」に並ぶ「新福菜館」と「第一旭」の両ラーメン店は早朝営業である。そして,7:00になれば,京都タワーの地下3階にある温泉浴場が開店する。夜行で疲れた体に温泉の湯がしみて,何とも言えない無我の境地になること請け合いである。さて,肝心の朝食だが,これには諸説あるだろうが,あえて私はその独断で,京都駅地下街ポルタにある「イノダコーヒ」の「京の朝食」を推す。モーニングと言うにはお値段が張るのだが,それ以上の満足感に浸れることは保証する。それがあまりにも高いというなら,京都市内あちこちにあるコーヒーチェーン店の「からふね屋」がいいだろう。朝から元気があるなら,いきなり百万遍に飛んで「進々堂」で京大生気分を味わうのも一興だろう。ノーベル賞学者気取りのアカデミズムに浸るというには大袈裟かもしれないが,少なくとも宇治原くらいの気分にはなれるだろう(←なんじゃその落差は)。そうこうしているうちに,時間はあっという間に経つ。時計を見て10:00を過ぎているのを見て急に慌て出すお上りさんも多いのだが,田舎根性丸出しだからやめとくんなはれというほかない。京都というのは,決して国宝や神社仏閣をダイジェストで見て回るところではない。ふらりと街を歩き,それが有名なところだろうがそうじゃなかろうが,自分の嗅覚で興味を持ったところを歩き回るのがよい。そんなこと言ってたら一日じゃ済まんぞと言われそうだが,事実そうなのである。私だって京都に通算3年近く住んでいたが,いまだに足を運んだことのないところなど山ほどある。逆に,酢豆腐的半可通ぶって清水さんやら北野さんやら金閣銀閣を軽蔑するような奴はもっとバカだ。こっちが生きているのは私でたかだか40年,相手は千年の都なのである。さてさて,昼飯ともなると,これまたいかにも京都らしいものを食いたいというお上りさん根性を見事に見透かされて味ばかり薄い「京風○○」に引っ掛かって痛い思いをされた方も多いかもしれぬ。あるいは,女性客向けのガイドブックで彼女らの虚栄心を満たすためだけの値の高い(味は確かに素晴らしいところもあるだろうが)店で涙を呑んだ方も多かろう。そういう方には,今後覚えておいていただきたい。京都で食らうべきものは,1に洋食,2にラーメン,3にお好み焼きである。しかも,安くてうまい店を狙うのが鉄則である。これだけを書き連ねても字数制限にかかりそうなので,追い追い書くことにして,「洋食」という点では落とせない店をひとつ。京都市役所近くのグリル・アローンである。といっても,店が奥まったところにあるのでうっかりすると見逃しかねないのだが。とにかく,安くて量が多くてうまい。特筆すべきはオムライスである。通常のオムライスの1.5倍から2倍の料を誇り,形状も紡錘条ではなく坊主の頭かUFOかという状態である。今の私では,とても食べきれない。しかしうまい。かつて妻と連れだって来店した際には「ここはオムライスが有名だから」といって騙して注文させたが,さすがに食べきれなかったようだ(でもおいしいとは言っていた)。ぜひ近々上洛の予定のある方には行ってみることをお勧めする。ああ,結構書いてみると楽しい。カープを愚痴るよりも遙かに精神衛生上いいかもしれぬ。この続きは,きっと近々書きたい。まだ書きたいことの3分の1も書いてないから。次回以降乞うご期待。にほんブログ村↑ポチッと,クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。
2009/02/09
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セットされたツアーの名所巡りもよいけれど,地図ひとつ持って,自分の足で歩き回ってみてこそ,京都の奥深さが分かると思う。私自身,京都を歩いてみて,そして京都に住んでみて,京都の道の狭さや,自転車でも苦しいくらい坂が多いことを,身にしみて実感した,そして京都に漂う空気に,地べたに潜んでいる息づかいに,魅せられてしまった一人。異論は多いかもしれないけれど,京都はやはり冬だと思う。東山颪の冷たさ,足下らわき上がってくる寒さ,そして間断ない時雨とみぞれ・・・丸太町から北は,本当に北国だと思う。でも,だからこそ暖かさにふれると,何倍にも心にしみる,そんな気がする。思い出の店,絶対に立ち寄る店や場所は数多くて,その妄想だけで1週間は持つので,それはおいおい小出しに。まずはやっぱり,京都と言えばイノダコーヒ。普段はブラックしか飲まなくても,ここでは絶対にミルク砂糖入りなのは,やっぱりお上りさんモードなんでしょうか。冬ならば名物の巨大なシュークリームもはずせません。まずは京都ビギナーの方に。そして京都への思いを募らせる元京都人の方にも。歩きたくなる京都地図本イノダコーヒと共同開発のエスプレッソ!ESPRESSO cafe pour annickおまけ。そうだ,京都,行こう・・・
2006/12/27
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