デニムデザインの虜です!

デニムデザインの虜です!

2012.01.16
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運よく世間では知らない人がいない「一流?」と呼ばれる会社に就職できたラッキー組でもある。
聞く処に寄ると同級生の中では一番給料も良く、ボーナスも友人達の2倍近くの差があったらしい。
だが実際は過酷な「労働」との引き換えに他ならない。

新人なので、朝一番に出社して支社のカギを開ける。それがだいたい午前7時半前後らしい。
そして、仕事が終わり通常の一般社員は残業して遅くとも「8時には帰らなければならない」と言うルールがあり、50人以上いる一般社員達はその時間あたりで退社する。
しかし3人の「管理職?」には表向きの時間制限は無く、最後に長男が会社のカギをロックして帰宅するらしいのだがそれは大体午後11時前後。
また、昼食にしても毎日この3人の内一人を会社に残して2人で食事をしているらしく、若い女性が多い一般社員達と食べに行く事も少なく、若者好みではない?しかも高い高級なお店であっても2名の「上司」に気を使い、嫌とも言えず好きな物も食べに行けないらしい。・・・と言うストレス。

たまに金曜日に早く終わると上司や一般社員達から「飲み会」に誘われて夜中まで付き合わされる。
そのうち数名は酔いつぶれて彼のマンションに転げこみ宿泊して行く事も多いとの事。
先日も女子社員が4人も終電に乗れず彼のマンションに泊まって行ったと嘆いていた。
ベッドもソファーも占領されて、ダウンジャケットを布団代わりに床に寝て、ここでも気を使う。
・・・で、翌日、通常の定休日である土曜日や祭日にも出社して自分の個人残務を整理したりしている。
そんな場合、酔っ払った女子社員達を自宅のマンションに残し、自分一人で会社に向かうとの事。

これだけ働けば残業手当も相当に貯まり、毎月の給料もホクホクだろうと思いきや・・・。
入社後半年、すでに残業手当の支払いを受けられない立場にされている。
・・・そうなのだ。
体よく?自動的に管理職に格上げされているので、残業手当支払いの対象外なのである。

そんな話を聞いて心配していた家内が先日の土曜日に、そっと彼のマンションに行って来た。
彼のマンションは思いのほか綺麗にされており、カーテンを含めて焦げ茶とベージュでまとめられた室内。
17畳の部屋にモダンなセミダブルベッドと、いつの間にか買っていたのか?黒の豪華な革製コーナータイプの大型リビングソファーセットが中央にあり、さらに洒落たスタンド照明などのインテリア小物の室内配置は「まるで都内の一流シティーホテルのようだった」と家内は言っていた。
駐車場も付いていてマンションの最上階角部屋。これで自己負担家賃は1万円ポッキリ。

これだけの生活スタイルを見たら、家内だって「呆れた、こんなに贅沢していて何文句言ってるのよ」と最初は思ったらしい。
ところが、休日である土曜日にその部屋で待っていると夕方に帰宅して「ああ来ていたの?」と言いながらスーツのまま、その真新しいソファーに倒れ込むように転がった。
・・・で、数分後家内が「スーツが皺になるから着替えなさい」と声をかけると、彼はすでに鼾をかきながらもう熟睡していたと言っていた。
家内は「こんな高そうなソファーを買ったり、インテリアに凝り金を使い過ぎる事の注意をしよう」と思っていたが、死んだように熟睡している長男を見ていたら「気の毒で涙が出て言えなかった」そうだ。
思わず奮発して美味しいモノをご馳走してしまった。・・・らしい。
まあ、「親バカ」と言えばその通りだが、彼の業界では30代で体の変調をきたす人も多く悩みを抱えながら働く人間も結構多いのである。
いかに「図太く生きるか?」、何を言われても「気にしない図々しさ?」など、したたかな人間でないとやっていけないのかもしれない。
彼の同級生や友人の多くは官僚を含めて公務員になった。
公務員の場合「新人」は意外と「する事」が少なく「早帰りが多い」と聞く。ある親御さんは「6時には帰宅して家族全員で食事してますよ」と言っていたが、公務員はアフター5に自分の目的を持つ人が多いので「飲み会も少なく余り金を使わない」そうだ。
しかも自宅通勤なので、我家の長男のように給料が多く無い公務員の給与でも結果として手元に残るお金は変わらないと言う事だった。
ならば人間らしく楽しく暮らした方が良いだろう。
今から一年前は「良い会社に就職できた」と夫婦で喜んだが、今にして見ると確かに彼は気の毒で仕方が無い。
私からしてみればすべてにおいて「苦労」とは思わないので、どちらかと言うと冷静なのだが、今の彼ら軟弱な世代では耐えようの無い苦痛と見えるだろうか?

さらに母親はもっと大変だ、先ず「男の子」との子離れ?ができていない。
例えば昔の戦争中でも「お母さん!私は見事散ってきます」なんてセリフを残して「特攻隊」で出撃したり、というシーンがあるが・・・中心は「お母さん」だ。
靖国神社の隣の展示館に並ぶ当時の若い兵士の手紙も「お母さん宛て」が殆どで「お父さん!」と言うセリフはあまり出て来ない。

まあ、この頃の時代は「お父さんはすでに戦死」というパターンが多かったからなのだろうが、TVドラマでも映画でも?どうしても「お母さん」が主役になるし、またそれが絵になる・・・。

つまり、今の家内の気持ちはこの「特攻隊」に取られた「息子」を思う母親の気持ちと通じる物があるのかもしれないなあ・・・。
そして今度は「嫁さん」候補が見つかると、その女性に対しての「ライバル視」が始まるのだろうか?
早く子離れして、夫婦の老後を考えてみないかい?
と言うか、もう私は眼中にないのかもしれないが・・・。







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Last updated  2012.01.17 03:31:47
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