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Mar 11, 2005
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テーマ: ココロ(1508)
カテゴリ: ココロ
こんばんは。
息詰まるこの数週間が終わろうとしています。
本当に忙しくバタバタな日々でした...といいながら、明日も休日出勤なのですが。

そんな忙しい日々の到来を知りながら、2月20日と、3月8日に無理やり組んだライヴスケジュールは、期待していたものとは違いながら、それなりに意味ありげなものでした。

一つは、こないだの日記に書いた「再会」劇。
そしてもう一つは、また歌いたいなぁ...と思ったこと。

路上で歌いながらの生活は、かれこれもう7年も前のこと。
歌うために寝て、歌うために食べる、歌のために思いを巡らせ、へとへとになるまで歌って帰る...食べるもの飲むもの見るもの聞くものみんな「歌」のため...そんな不器用すぎたあの頃の生活が、今ではやっと懐かしく愛おしく思えるようになってきた。
結果としては、路上での活動は1年半で終止符を打った。


「君は自分の歌をうたっているの?」
「はい」
「ちょっと時間あるかな。何か食べに行かないかい?」

いわゆる逆ナンというやつか(笑) 違うっつーの!

ススキノの外れ、古めかしい焼き鳥屋さんに連れていってもらった。
ちょっと遅れての自己紹介で、僕はおじさんが誰なのかがやっとわかった。
地元では今でもラジオ番組のパーソナリティをしていて、僕でも口ずさめるような「ヒット曲」のある人だった。しかしあまり露出するのが好きでないらしく、実際に顔を見るのははじめてだった。
遠慮しながらも2、3本串をつまむ。
楽しく会話がはずむわけでもない。とても落ち着いた気分だった。
「君はどうして夜のススキノなんかで歌ってるんだい?君は昼の大通(札幌中心部 大通公園)で歌ったほうがいいんじゃないか」
たしかに、なぜススキノなのか?と訊かれても、まともな理由があったわけじゃない。


聞けば、ニューヨークの地下鉄構内は、非公式のようだがミュージシャンのために
実質「開放」されているらしい。キップ一枚がエントリー料がわりなんだとか。
その後、他にお客さんがいなく、お店の方の好意もあって、お互いに一曲ずつ披露することに。
いやぁあ、緊張したなー。そしておじさんの歌がとてつもなく良かった。「あぁ、歌ってこういうもんか」はっきりと説明できないが、深く感じ入るものがあった。おじさんの歌に圧倒され、僕はすっかり「やめようと思ってる」その一言をいいそびれてしまった。

それから程なく、やはり僕はやめる決意をした。

たしかに自分のことを歌おうと思えばできたはず。
でも、誰かに聴かせたい、聴いてもらいたいことが自分の生活の中にはもうないと思った。普通に生きていく中で感じるはずの感情が、僕の「つめた」生活にはなかった。自分のためだけに集中していた生活には、伝えたいメッセージが生まれる余裕やすき間がなかったのかも。ホントに空しいキモチしかなかったな。

実質1年半という短い時間の中で、それでもいくつかの歌が生まれて、今もふとした時に頭の中を流れてくる。
これは「歌」に限った話ではないだろうけど、生まれた瞬間に歌の中の時間は止まってしまう。生まれた瞬間に死んでしまう。僕にとって「歌」とはそういうものだった。それは一つ一つが過去の思い出のようなもの。だから、その「歌たち」を路上でうたうことは、変な表現かもしれないが、過去の自分に成仏してもらうための作業だったと言ってもいい。    ってか書いてみるとホントに変な表現だな^^

でも中には、生まれ変わったり、生き続けているのもあったりする☆
そんな歌がいくつかあって、今では「本当に自分が作ったんだっけこれ??」みたいな感覚になる。現在の自分をズバリ見透かしていたり、やさしく癒してくれたり......なんか不思議だのう。

そう。そんないくつかの歌を、また歌ってみたいなぁと、密かに思い始めているのですよ。とても恥ずかしいんだけど☆
今なら、あの頃よりもっともっと「よく」「深く」「理解しあって」歌うことができるんじゃないだろうか...
いろんなカタチの表現や創作物がある中で、歌が持っている独特の面白さや奥深さって、もしかするとそんなところにあるのかもねぇ。10年後も20年後も、その時の自分が歌うことに意味があるのかもね。

あの頃の僕は、
一生懸命、そのときその場の出来る限りで作った(生まれた)歌を、他のものと比較しては、平気で「ダメ」だの「カッコ悪い」だのと決めつけていたように思う。

でも今なら、それがどんなに平凡でありふれたメロディーや詩であっても、それを作った自分、生まれてきた歌を、照れながらでも「いいな」「好きだな」って言えそうだ。せっかくなので、1曲ここに「カミングアウト」させていただきます。


 『おあいそ』

 真夜中を すこし過ぎて
 生まれ変わる 予感を 
 かすりもしないで
 恥かしく 星をながめ
 なにも 言えなくなるさ...

 溜息の ベルを聞いて
 いつか うなされるよな
 長いセリフのあとで
 ひと呼吸 眠りを聞いて
 なにも 見えなくなれば
 全てが とてもキレイだ...


おー!恥かしいゾー^^何がイイって、このタイトル(笑)
この詩もそうだし、メロディーもホントに自分が作ったのかなぁってカンジなのよ。さぁ、どんどんカミングアウトするゾー ウヒィーッ^^ 





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Last updated  Mar 12, 2005 12:32:50 AM
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