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2006年11月18日
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カテゴリ: 映画

子供が誕生しない未来を変える少女の出現。

唯一の希望を失えば、人類に明日はない。



『トゥモロー・ワールド』
2006年 アメリカ / イギリス
監督・・・アルフォンソ・キュアロン
製作・・・マーク・エイブラハム
製作総指揮・・・アーミアン・バーンスタイン
原作・・・ P.D.ジェイムズ 「人類の子供たち」
脚本・・・アルフォンソ・キュアロン、ティモシー・J・セクストン
音楽・・・ジョン・タヴナー
出演・・・クライヴ・オーウェン、ジュリアン・ムーア、マイケル・ケイン、キウェテル・イジョフォー、ホープ・アシティ 他

                             【STORY】

西暦2027年、人類はすでに18年間も子供が誕生していなかった。
原因は分からず、人類滅亡の時が刻一刻と迫っていた。希望を失った世界には暴力と無秩序が拡まっていた。そんなある日、エネルギー省の官僚セオ(クライヴ・オーウェン)は、彼の元妻ジュリアン(ジュリアン・ムーア)率いる反政府組織“FISH”に拉致される。ジュリアンの目的は、ある少女キー(ホープ・アシティ)を“ヒューマン・プロジェクト”という組織に引き渡すために必要な「通行証」を手に入れることだった。
最初は拒否したものの、結局はジュリアンに協力するセオだったが・・・。

あまり深く考えずに、観に行ったのですが~
これはスゴイ映画を観てしまった・・・


子供の生まれない世界・・・それは「今」を引き継ぐ者がいないということ。
どんなに価値のある美術品も、装飾品も、お金も勿論~この地球も・・・「今」の人類がいなくなったら 守る者も、見るものも、誰もいない・・・何も残らない・・・
絶望からヤケになってしまうのも分かります。それは暴徒化もするでしょう~
そういう世界を描いているのですから~
すさまじい退廃感が画面全体から 伝わってきて、政府側~反体制側~様々な争いが繰り広げられ~ 簡単に人を殺すシーンが続きます。そんじょそこらの戦争映画より凄いです、悲惨です。

そんな中~ 少女が出産するのです。
唯一の「光」 このシーンは重要な意味を持つので~大変生々しいです。でも嫌なカンジではなく~赤ちゃんのぬくもりが伝わってくるようだと・・私は感じました。
思わず自分が出産した時の事を思い出し~ あの命の「重さ」「あたたかさ」が甦ってきたようでした。。。 涙が出ました~ 産まれたての赤ちゃんって、本当にあったかくて~~~(涙)


そうして、小さな命を守るための戦いが始まる訳ですが~
殺伐としてます。銃の音、爆発音・・・すごい迫力です。 辛いし~しんどくなります。

クライブ・オーウェンは~苦手な俳優さんだったのですが(エイドリアン・ブロディ、コリン・ファレル、ニコラス・ケイジと共に) 最近『インサイド・マン』辺りから~そうでもないかも?になって~
今回は全く嫌じゃなかったです。
未来もなく~絶望を生きている・・・という人物から、少女を守らなくては~という立場になってからは、とても逞しくなって~頼りがいのある男らしい人になって~その演技も涙を誘った程です。


ジュリアン・ムーアは好きな女優さんですが~
前回『フォー・ガットン』で、ぶっ飛んでくれて(笑) びっくりでしたが~ 今回の役もとってもよかったです。もっともっと見たかったな~ でもストーリーがあんなですから・・・仕方ないけど。


マイケル・ケインが泣かせてくれました。
いいなぁ~この人は・・・最近は『バットマン・ビギンズ』の執事さん? 私の中ではいつも『サイダーハウス・ルール』の先生ですが~
とても とても よかったです~


後、知ってる役者さんといえば~ キウェテル・イジョフォー・・・この人は『ラブ・アクチュアリー』でキーラの結婚相手さんでした。 今回はちょっと重要な役です~
印象に残るお顔なので~これからも注目ですね。


アルフォンソ・キュアロン監督作品は、意外と観ているのですが~
今回の映像は本当に凄かったです。
クライマックスの8分間~はノーカットです。
「観客はその場にいて、目撃者になるように撮影した」とのことです・・・
苦しかったぁ~~~~~

マリー的星評価・・・★★★+0.6

少子化の時代・・・もしかしたら~起こりえるかもしれない~背筋が冷たくなる思いです。
世界全体で~こんな風に暴動が起こったら・・・そう考えると他人事とはとても思えない。
「お話」ではすまされない~色々なことを考える作品でした。






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最終更新日  2006年11月18日 21時35分35秒


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