猫旅に出る ~ある生物系学芸員の日記~

猫旅に出る ~ある生物系学芸員の日記~

2008.09.07
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カテゴリ: 研究
早いもので、ハンガリーでの学会が終わって1週間が経った。
初めてのヨーロッパの国際学会への参加だった。

今回参加した学会はイタチ科の学会。
参加者が約60人という小さなヨーロッパの学会だ。
アジアから来たのは僕だけで、他の参加者はヨーロッパ約20ヶ国から来ていた。

発表内容は生態、行動、生物地理、保全生物学など多岐にわたっていたが、口頭発表では保全生物学がダントツに多かった。
ポスターはもっと基礎的な生態学の発表が多かった。
研究対象で分けると、ムナジロテン Martes foina とユーラシアカワウソ Lutra lutra

僕はポスターで形態学の手法を使った生物地理の発表をした。
ポスター.JPG
右から2番目の派手なのが僕のポスター。
目立つように明るい色を使った。
その左のポスターはポスター賞で準優勝だった。
シンプルなポスターは見やすくて良い。

僕のポスターはたくさんの人に興味を持って見てもらえたようだった。
自分の研究をアピールするという目標はある程度達成できたと思う。

coffee break.JPG
コーヒーブレイクの光景。
参加者達は議論したり、ポスターを見たりしていた。
多くの人と議論をして、ヨーロッパ人は議論好きという印象を受けた。

ブランクやボキャブラリーの不足を感じながらも、英語で彼らと話すことを楽しんだ。

毎日英語を話す必要のある環境で英語力を鍛えたい。

今回の学会ではヨーロッパの哺乳類学、イタチ科の生物学を学ぶという目標は達成できた。
欲を言えば、せっかく日本から行ったのだから、日本の哺乳類学、イタチ科の生物学に関する情報をヨーロッパの人々に提供できたら良かったのだが…
自分の実力不足が悔やまれる。
次の機会にはもっと深い議論が出来るようにもっと勉強しなければと思い、意欲が湧いた。

Mustelid colloquium.JPG

都市部でゴミをあさるムナジロテンのイラスト…
このイラストを描いたのは一体誰なんだろう?
ブダペストやルクセンブルクなどではテンが人工的な環境を利用している。
日本では考えられないことだ!
日本だと大阪や京都の街中でシベリアイタチが出没するが…





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最終更新日  2008.09.07 07:43:50
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