実技実習第4日目

実技講習第4日目

講習もとうとう折り返し地点です。
早いような長いような。

今日は食事の介護がテーマです。

食事の介助はもちろんのこと、
家事援助として、買い物、調理、片付けなどもあります。

家族にはもう10年以上も食事を作ってきたものの、
人様に食事を作るのは、
んんん・・・・自信ナシです。


でも、体位変換やオムツ交換なども難しいことですが、
この家事援助・・・という分野のものも、
ある意味難しいものと言えるようです。

というのも、身体介護については、回数を重ね、技術を磨くことによって、
上達するものであるのに対し、
家事援助は利用者さんが主体なので、
料理の技術があることがすなわち、よいことにはならないというのです。

これがおいしいに決まってる、このやり方がベストである・・・という考え方は通用せず、
ヘルパーの仕事は利用者さんの価値観によって決まります。

家事援助については技術よりも、利用者さんとのコミュニケーション、信頼感、親近感によるところが
大きいそうです。


午後からは食事の介護の練習になりました。

寝たままでの食事とはどんなものか、一回の口に運ぶ分量や、スピード、声かけなど
自分で食事ができないというのはなんとももどかしく、味気ないものでした。

それから、今度は視覚障害者として、アイマスクをしての食事です。
これも不安でした。

箸の長さ、茶碗の位置、どれも手探りで箸でつかめているのかどうかすらわからないで食べるの
なんともまどろっこしく感じてしまいます。やっぱり味気ないです。


そして、口腔ケア。
ギャラリーの注目する中、歯医者さんしてもらっているような気分。

寝ながら歯磨きをしてもらいましたが、
ベッドのうえで、口をゆすいで吐き出すというのは勇気がいりました。
口元に容器をあてがってくれているもののためらいが・・・。
そして、ヘルパー役では、初めてみる水のみ。どの程度水を口にいれてあげればよいのか・・・。
の感覚もわからず、思ったより難しく感じました。

その後は、緊急時の対応について。
誤嚥や呼吸停止時の対応についてのビデオをみて、
実技で三角巾の使い方を習いました。

ドンくさいわたしは何回教えてもらっても「真結び」ができない!
この結び方にすると、抜けばスルッと抜けるはずなのに、抜けない~~~!
やりすぎて、手がかさかさになりあかぎれから血が出てくるし。
またもや、汗だくになってしまいました。

これで、第4回目は終了ですが、正直、今回の講習でどういうわけか、随分自信をなくした私。
前回の講習からいろいろ考え、ヘルパーとして働きたい、という気負いの反面、
家事援助などの利用者との信頼感の築きなど、不安材料が・・・。
思ってるより、在宅のヘルパーさんというのは厳しいものだなぁ・・・とちょっと
マイナス思考になってしまいました。

「お宅のヘルパーどうなってるの~!」なんてクレームにいちいちめげてたらやっていけない。
でも私にそれを跳ね返すパワーはあるのか・・・。なんてまだはじめてもいない仕事を
想像してしまう私でした。

先輩ヘルパーさん曰く、「この仕事は人間修行みたいなものです。」と。
教えてくださる先輩ヘルパーさんはどの方もとてもあたりが柔らかく、
明るく、ステキだなぁと思う人ばかりです。
私はまだまだ未熟もんだしなぁ・・・なんて。

今回はどうやら心が筋肉痛になりそうです。



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