これは全てが幻と化した後、
しばらく現実逃避してた頃のある一日をつづったもの。。。
当時、ライコスの日記サイトに載せた日記の減筆修正版である。
02年9月21日
いつも楽しみにしている昼ドラが13時から始まるので、
目覚ましをセットして寝ていたのだが・・・・
ピンポーン。
ピンポーン。
家の呼び鈴が鳴る音で目が覚める。
誰だ?
時計を見れば12時半。目覚ましの鳴る30分前・・
・・・・非常に不愉快な目覚めだ・・・
だいたい昼のこんな時間の来客に、まともな奴などいるはずがない。
新聞屋かNHKか宗教くらいなもんだ。
とりあえず消音にしてテレビをつける。
ピンポーン。ピンポーン。
ピンポーン。ピンポーン。
無視する。
ドンドン。ドンドン。
今度はドアを叩いてやがる。ろくな奴じゃなさそうだ。
居留守を使う。
その直後だった・・・
バシン!!!
一気に家中の電気が落ちたのだ。
外に誰もいないのを確認してから、外に出てみたが停電はうちだけ。
なんで?
東京電力に電話して、猛然と抗議してやろう!
これじゃ~今一番楽しみにしている昼ドラが見られない!!!!
『もしもし!!!』
と東京電力に抗議!!
怒りと不満を丁寧に説明してやった!!
すると・・・
「お客様の場合は・・・料金のお支払いが滞っておりましたので~
大変申し訳ありませんが電力の供給を停止させて頂きました・・・(以下省略)」
返り討ちとはまさにこの事だ。
何も言い返せない。
そういえば確かに、最近支払った記憶がまったくない。
それから、急いで電力の復旧方法を聞き
(要は金を払うと係員がうちまで来て、なんかすると復活するらしい)
言う事を素直にきく。
キャッシングして支払いをすませ、再び電話し復旧を頼んだのだが~
少なくともあと一時間は電力が回復しない事が判明。
大変だ!!ドラマが見られない!!時計を見る。
13時だ!!始まってる!!
頭を抱え悩む。平日の13時にビデオの録画を頼める奴?
・・・いる訳がない。
諦めるしかないのか・・・
部屋は真っ暗(カーテンは年がら年中閉めっぱなしだから)
トイレに入っても暗すぎて 『便器どこだよ~』
状態。
なんとなく外出する気分にもなれず~
少しカーテンを開け窓の明かりで読書を始める・・・
まさか、この歳で電気を止められるとは。
そして一時間半後、外でガサゴソと音が聞こえて~ようやく電力回復!!
のどが渇いてたから牛乳を冷蔵庫から取り出して飲む。
ぬる~くなってるけど、気にせず飲む。
家中の電気機器が再び目を覚ました・・はずなのだが、ん?
ビデオデッキだけが目覚めない。
どういう事だ?取り外して色々と調べるが、
どうやらお亡くなりになってしまったようなのだ!!
なんてこった!もともと正常に動いてないのを騙し騙し使っていたのだが・・・
あ~・・何から何までついてない・・・
は~肩コリがすごいな~
マッサージに行く金もないから近所の大型電気店に行く。
平日昼間の電気店。ガラ隙だ。
マッサージチェアーのコーナーに行くと20台程置いてあった。
次々とマッサージチェアーに座り色々試す事によりコリを取る。
(いや~奥さん最近のマッサージチェアーはすごいですよ)
こうしてゆっくりとくつろいで融資解消、電力停止&ビデオ故障のショックを癒したあと、
外に出てみると・・・なんと日が暮れてた。
しかしこれで悲劇の一日(?)はまだ終わらない。
帰宅後、携帯に着信があった。友人からである。
携帯だと金かかるし、電波があまりよくなくて会話が聞き取り辛いから~
『今さ~、家にいるから家電にかけなよ。』
友人: 「お前んちの電話止まってるよ」
・・・・・・知らなかった・・・
パソコンはADSLだから電話が止まろうと使えるし、
普段は携帯を使うから気が付かなかったのだ。
そういえば確かに最近支払った記憶がない・・・
そして電話を切った後~
友人に借りたCDをコピーしようと、足元にあるデスクトップPCのCDトレイをOPEN!
その時、俺は不覚にも無意識に足を組替えてしまった。
ガコン!!!
足がトレイにおもいっきり当たる。
またもや嫌な予感が・・・
CDトレイが斜めに歪んでしまい、閉じなくなってしまったのだ!!
急いでパソコンを分解。
わかる範囲内で修理するも~やはり正常に動かない!
本日、ビデオデッキに続きPCのCDまで壊してしまった・・・
なんて日なんだ・・・
一難去ってはまた一難!
今度は腹痛が襲う!!
トイレに駆け込む。昼の牛乳のせいか?!
そして・・・腹までもが壊れてた・・・・・・・
つづく(涙)
こうして私は暗くなりがちな毎日をけなげに楽しく(?)生活してました。
絶望で真っ白になり何のやる気も失せてしまったので・・・
心が充電されるまで、
働く気力が沸いてくるまで、
うだうだ~だらだら~ぼ~っとしてました。
お金がなくなっても平気です。
だって、あの○コムとか○けふじとかにある機械にカードを入れればお金が出てくるんですから。
そんな風に思ってさえいました。感覚が麻痺してたんですね。
そして・・・
働かないといけないんだって気づけるまでに
二週間位かかりました。
しかし、 悪夢はまだ終わらない。
つづく


