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2005年08月25日
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『全は一、一は全』
 コレ聞いてハガレンだー思うヒトは甘い!!この考え方は(出元はどこだか知んないけど)結構古くから色んなトコで言われていることです。バリエとして「個は全、全は個」とか「全ては、一にして全」とか「All for one, One for all」→みんなは一人のために、一人はみんなのためにと言う意味。恩師の好きな言葉(笑)とか色々あったりします。

 でもね、ここからが本題なのですが、実はこの言葉(というか考え方)にはでっっっかい落とし穴があるのです。それはね、『全は一を認識できず、一は全を認識できない』ということ。
 ここからがややこしいのだけど、まず、一つの集団があるとすると(学校の一クラスとかがわかりやすいかも)、全の側、つまり全体からその中の一、個体を認識しようとする。つまりそれは個体性を認識すると言うことなのだけれど、実はその集団の全数を把握した時点で、その集団内の個ひとつひとつの個体性が完全に把握できる→どの個体も等しく認識する、偏りなく認識する→個体性を認識する意義が失われる、と言った具合で認識できない。個体の各要素のパラメータによって(たとえば身長やら体重やら)定めた尺度で認識するという方法もあるけど、コレは逆に全体の共通事項から認識することが出来ないため、こっちも厳密には個を認識していることにはならない。
 逆に一の側、個体の側から全体を把握しようとすると、今度はその個体が集団に属している限り、自身の主観を排除できないのでどうしても性格には全体を把握できないのです。

 えーそんなことないじゃんと思うヒトがたくさんいると思いますが、ここでミソなのは、ここで言う『全』と『一』の関係は、定義された集団の全数の把握が完全である場合の話である、と言うことなのです。例えばニンゲンの全と一の関係がコレに当てはまるには、ホントにニンゲンをひとり残らずかき集めてこなきゃなんないのです。コレはぶっちゃけムリです。だから普段認識している『全』と『一』ははじめから不完全なものなので私の言うようなこと誰も普段思わないわけです。
 それからこんなこと言ったからって『全は一、一は全』って考え方が間違ってるとか悪いとか思ってんじゃないですの事よ。むしろイイよと思ってるくらいなんだけど。説得力ないか。





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最終更新日  2005年08月25日 21時15分37秒
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