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このブログは上海・東京・藤沢等で太極拳を指導する陳氏太極拳養芯会の塚本がぶつぶつ書いているものです。いまさら、昔々の話を書く理由は?と養芯会(私が指導している伝統文化・陳氏太極拳の団体)の幹部に質問を受けましたが・・・・近年、日中関係のごちゃごちゃは別として、民間での交流は史上空前の層の厚みを見せ、良くも悪くも日本の各地に様々な階層の中国人が生活し、インターネットやケーブルテレビをはじめ、様々なメディアを通して中国の情報・中国武術について等も気軽に”目にする”事が出来るようになりました。ですが、現在も中国の伝統派で地道に練習をする職人タイプの古い先生やその一門の多くを探したり、教わったりするのは当時と変わらないと言う思いが私にはあるのです。また、文化を学ぶという事はその地域の生活や考え方等を学ぶ前に、現在の生活の中で地域の文化やマナーを学んでいると異文化と接する時に大変役に立つという云々・・・・さて!中国と関わってしまったのは25年前。そして、中国で仕事を始めたのは16年前。まだ、日本のインターネットが電話回線だった時代。中国がまだ、ポケベルが主流でまだ固定電話主流。携帯の普及が始まった頃。ネットの情報より、現地情報は紙媒体を探し、かつ、大手の書店でも中国語のテキストコーナーがその他外国語枠に数冊しかなかった頃。まったくの手探り、バックパック一つ・トランク一つで地方都市にわたってからの16年間のお話です。****************************「まあ、そこで同じことをするから見てなさい」と言われたのです。ああ、やっと終了に差し掛かったな。。。。と思ったのですが、構えた瞬間から、部屋の空気が一変しました。当然ゆっくり動きますし、バンバンとパンチキックを出すわけでもない。でも、ビリビリ来る殺気と言うか・・・・そう、このおばちゃん、もとい、先生のは武術で「殺ル」為に練習しているのだ!!と確信。これまで見学してきた太極拳はどれも 手術前の自分だったら全く怖くないなでした。今回、この人は違う。これは全く別物だ。と思いました。もう、◎○○先生はどうでもイイと。今目の前にある事が真実であると。「どうだい?だいぶん違うでしょう」「あのう、御月謝はいかほど」「自分が習いたい内容を考えて決めなさい。習うかどうかも含めてよく考えて。全てあんたが自分で考えるんだ」・・・・・・・・・・・・・・・・・・まじか?さて、帰りしな、劉君は「あのオバちゃん、言う事大げさだよ。別の先生を探した方がイイな」「いや、俺はもう決めた。あの先生がイイ。月謝いくらくらいかな?」「えー?。。。。1000円(当時の)くらいじゃない?」「それはいくら何でも失礼でしょ」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・もうほんとに、穴があったら入りたい。そもそも、教えを請うなら真剣に頼むべきで、諦め半分なら時間を頂く事自体失礼。しかも、他の先生を紹介してくれとは・・・・・。今の私がその場にいたら、問答無用でドロップキックです。ただ、今考えても特別な事は、鄭夫人が初見の私に動きを見せてくれた事。普通、部外者に動きは見せない。映像に取ったりする事はたまにあっても、あまり見せたがらないのが普通です。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・で、翌日、私は月初の御月謝を準備、金額にして当時の給料の2分の一強。更に、手製の咳止めシロップ(前日、鄭夫人は咳き込む事が多かった)を持参。昨日と同じ時間に呼び鈴を押し、インターフォンでその旨伝えると「え?もう決めたの?」「決めました。よろしくおねがいしまーす」・・・・・と言うのが、私が陳氏太極拳王雁洛陽派の門を叩いた最初のお話です。私の準備した御月謝、当時の洛陽人より少なく、後で鄭先生は夫人に相当注意を入れたそうです。 「外人だろ、日本人だろ、まったくもう!!」と、とは言えその後、鄭先生と私の関係は一門でも強固な師弟関係になったりと、いろいろな事が起きます。ここまでの文章で鄭先生・鄭夫人が鄭師父・沈師娘。私の育ての親になったという事。当時を振り返り、沈師娘曰く「ガリガリで猫背、肌の色が黄緑の目だけギラギラしていた。こいつはもう直ぐ死ぬだろうと思って少しの間は面倒を診てやろうと初めて来た日に思った」との事。縁って大事ですね!圧倒的な知識とわかりやすい指導。教えている時とオフの時の雰囲気が別人なのです。陳家伝統派の各位、各地の武術団体、文化団体、フランスの各位等等、多くのシンパを抱える沈師娘。 女侠(中国語の方、任侠じゃないです)と言う表現がピッタリです。2018年1月現在はフランスへ出張中。いまだに指導中、私にはとても厳しいです。はー。******************************太極拳に興味のある方は養芯会HPまで御連絡ください。東京・神奈川(藤沢)での指導を行っています。初心者・経験者とも問題なしです。様々な他の太極拳経験者にもこれまでの技術を更に生かす講座を用意しました。養芯会と私の太極拳の映像です。太極拳は老若男女、体力の弱い強い、運動能力に関わらず、誰でも練習できます。平たく言うと中国式の筋トレであり、健康体操です。練習するほど色々な事が出来るようになって楽しいですよ。
2018.01.24
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陳氏太極拳養芯会の塚本です。私は2001年? 陳氏太極拳の修行を洛陽で開始しました。良縁あって身体を治す事が得意な先生に巡り会い、癌でボコボコな身体から現在に至ります。訪中前の1年ほど、近所の公民館で「太極拳」を習っていました。二十四式、四十二式、剣等です。陳式に興味があったので、先生に個人レッスンを頼んで、最初の基本動作と言うものを習っていました。さて、私は二十四式、2日で覚えました。大体の動作を憶え、後は周りを見ながらなぞっていきます。ほんと、大体の動きを記憶して毎日少し動いては記憶の確認をして、二度目の参加で再度確認をして・・・・・です。何しろ、二十四式太極拳は全部の動作を音楽?に合わせてみんなで一緒に練習します。ある程度の形と流れを抑えていないと、時間が流れていくだけ。また、教室では48式太極拳、2種類の剣、八段錦、始める時の準備体操など、1時間の間に盛りだくさんの内容を憶え、動く事になります。私は二十四式と32式剣のみを憶えられましたが、48式は最初からあきらめました。一方、洛陽で師娘から陳氏太極拳を習い始めた時、というか、それからずっとなのですが。。。。。 起勢・金剛搗捶 の大まかな流れと注意点を教わったら、2時間、ずっとです。あまりに動きが酷いと、注意を受けたり、憶えられていなければ、一応流れを再度教えてくれます。細かいポイントは一切なし。間違っている動作であれば、当然身体が悪い方に反応します。腰が痛いとか、膝が痛いとか。それを話すと「姿勢が悪いから、こことここを注意しろ」で終わり。家でも朝晩練習しろ、と言われて、同じく2時間ずつ。慣れてくると、段々「意識やイメージ」「細かい動作要求」「内容の変更」が加わってきます。2か月くらい金剛搗捶 をして、やっと次の動作を大まかに教えてもらって、という繰り返し。調整しつつ5つの動作を一通り動けるようになったら、「最初からやり直し」・・・・・・・この様な流れで何度も何度もやり直しをしながら「動き方」を調整していきます。段々、動作法則を掴んでいくので、後の動作程楽に動けるし、イメージを見せてもらっただけで大体の動きを掴むことが出来ます(そこからまた調整なのですが)。*********ずばり簡化二十四式太極拳から始まる普及太極拳は「沢山の動作や型を学び、綺麗に動作が出来るようにする」「沢山動作を憶える事は楽しいし、やりがいを感じる」と言うイメージ。ですので、熟練者になると政府が規定した型以外に、陳式・楊式・呉式・武式等の太極拳の型も習得していく。すなわち、沢山の型を体験できる。陳氏太極拳はレベルに合った要求でもって動作法則を学ぶので、沢山の型は必要としない。最初から沢山の動作を憶えながら動作法則を学ぶと混乱するので、一つ一つ重ねながら身体づくりをしていく。すなわち、身体づくりをしながら身体操作の精度を上げていく。ざっくり言うと目標値と言うか、目指す方向がだいぶん違うと感じます。普及太極拳は沢山の型を憶えるには才能や身体能力が必要だし、普及した分、愛好者が増えれば大会が生まれるし、選手も育てば競技としての新しい「技術的要求」も増えるでしょう。身体能力と才能が重要になるし、競技として「一般の人達への解りやすいアプローチ」を研ぎ澄ます必要があります。従って、普及太極拳の精度を上げた競技で行われる技術はアクロバティックであり、カッコいい。一方、陳氏太極拳(あくまでも古式)の教え方や習い方は身体能力や才能にはあまり頼らない。一人一人の体調や体質や体力、そして理解力や段階に合わせた指導を受けて各々が鍛えていく。従って、「習得」や「マスターした」や「極めた」と言う明確なゴールが無い。せいぜい、「取りあえず老架一套の手順を一通り憶えた」「先生の要求通り、1時間に4回、2時間休憩なしで取りあえず動けた。疲れるけど」とかくらいしかない。才能関係なく(進み具合は変わるかもしれないけど)、確実に登って行けるのが古式の強みかもしれない。地味だけど。普及太極拳の強みは何と言っても沢山の動作を憶えての達成感だと思います。また、普及している分、どこの教室へ行ってもあまり違和感なく再開できると思います。古式だと、一人の先生に附いたら他の先生への移籍は中々難しい。普及太極拳と言うと軽く聞こえるかもしれませんが、沢山の型を学べる事、練習者が多い事、競技性があるので逐次達成感を確認できる事。また、大きな協会に所属する事で段位がもらえる事、大会がある事で様々な道具や衣装の調達が容易な事が挙げられます。何しろにぎやかで華やか。 このへんはチョッピリうらやましく感じます。養芯会では経験者が3割ほどいます。経験者が来たら最初は慣れるまで取りあえず一緒に練習して、気が向いたら指導を受ける、というくらいに慎重に接します。長く練習していれば当然プライドがあると思います。それはとても大事です。私が学んできた教え方を最初は受け入れられないとか、色々ありますので。この写真は伝統派の重鎮・故王長江大師と兄弟子ピエールとの記念写真です。陳家溝!!さて、次回は既存の知識に寄せる事について。
2021.09.09
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このブログは上海浦東で日本人向けに太極拳の指導をしている私、通称:暗黒寺のブログです。教室名は浦東太極拳教室です。名前にひねりがないですが・・・・しばらく、太極拳を習い始めた頃の事を書いていましたが、ちょっと休憩して、太極拳の靴について紹介します。服装も大切ですが、靴の重要さも見落とせません。靴は、そこが薄くて、軽く、足首の動きを妨げない。これが基本になります。残りは、外で練習するか、室内か、で選択肢が出来ます。日本で有名どころの太極拳靴だと、フェイユエと言うブランドの様ですが、私の教室ではあまりお勧めできません。理由は靴底が彎曲していて、自然な動きと言うより、フェイユエ用のバランスを求められるからです。いわゆる、カンフーシューズは履きやすいですが、室内向きです。外では直ぐに傷んでしまうでしょう。室内で練習する場合いわゆる、体育館履とか、布製の靴とかがお勧めです。屋外で練習する場合地下足袋系の靴がお勧めです。靴底が平らで、尚且つ、層をなしていない、単純なものがいいです。と、言うのも、陳氏太極拳の歩方法からすると、靴の摩耗はとても早いです。室内練習でしたらそれ程影響はありませんが、外で練習していると、普通のスポーツシューズでは踵や爪先の方がドンドン摩耗していきますし、靴ぞこが二重・三重で作られている機能性のある靴だと、靴底が剥がれてしまいます。ただし、靴底があまりに薄くてペナペナだと、陳氏太極拳の特徴である動作 振脚 の時に足が痛いですので・・・私のお勧めは、回力社製の卓球シューズです。厚みも程良く、底が一直線で一枚で作っています。ちなみに、それでも、私が練習開始した当初は2週間で一足のペースで靴を買い替えていました。参考生徒さんNoさんの靴。上海の雑貨屋さんで30元くらいで買ったらしい靴。そこの厚みもちょうど良く、これなら室内でも室外でもいけそう。生徒さんNiさんの靴。ジョギングシューズの様です。軽くて履き心地はよさそうです。が、外では直ぐに傷んでしまいます。それと、靴底が少し丸みを持っているので、歩法の感覚がつかみにくいかもしれません。私と、その他生徒さん2名の靴。布の靴です。その辺の雑貨屋さんで買いました。当然ながら、外での練習には向きません。室内では、意外と踏ん張れるうえ、踵を滑らす動作がしやすいです。兄弟ブログ浦東太極拳倶楽部より別のアプローチで太極拳全般と言うか、太極拳に興味が出始めた人向けに書いてます。練習の時の気持のありようなど、参考になればと思います。
2010.01.25
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陳氏太極極拳養芯会! 陳家溝の鄭老師、沈老師ご夫妻と、師父の郷里陳家溝の王長江大師、李天祥老師達に鍛えられて現在各地で指導中。 陳氏太極拳で鍛える、老若男女、運動苦手な人も、誰でも鍛えられる技術を学び、段階を持って負荷を変えていく!と言うのがモットーです。 あと、私、ツイッターをやってます。https://twitter.com/tsukamototaiji ちょこちょこ修行時代の事、太極拳の豆知識、等等を呟いてます。 登録おねがいしまーす。**********************はい!実は家族に一大事があって、色々と動きの制限があったのです。だいぶん、落ち着いてきましたが、年始に立てた計画を大幅に帰ることになっちゃった。生徒達の教室も順調だし、生徒達の技術向上も満足してます。あ、引き続き、私自身の教室も生徒募集中なの。遠い人や、もっとライトな方が良い人は私の生徒の教室を訪ねてみて!ブログでちょこちょこっと書いて来た、私の中国に渡るきっかけとか、太極拳との関わりとか、日々の暮らしとか、太極拳の歴史とか、そう言うのを少しずつ、編集して書籍化を考えています。次、私が体験して来た武術の昔話を編集して発表子供から大人まで楽しめる物語にして発表します。既に、1冊は完成していて、何度か発表しています。かなりの手応えです。これを、武術団体や各イベントで使ってもらえるとイイな。。。。と思っています。技術の事より、心の事。想いや願いを伝えていきたいのです。いぇい。
2022.07.14
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