rainywoods2001

rainywoods2001

2010.01.30
XML
乱読斜め読みの年明け。
自分の関心がぼんやりしたまま
連想法のようにしていろんな本を探していた。
ふりかえると
生命論関係が多かったみたいです。
結局 自分の関心をだんだん明確にしていくのは
自分自身を読んでいる ということでもあるけど、
まさに そのことに重なるようなテーマを
追っかけていたようです。

理系音痴なので 最近の科学はどーなっておるのか
というのをみると、
特にに生命を探求する複雑系以降の科学のあり方は
みていると とっくに科学的対象を探求するということが
同時に己事究明になりつつあるらしい。
すでに物理学の観測者問題あたりからはじまって
もはや 科学の対象が 探求者から独立してある
客観実在ではなくなっていた。

世界は探求者の関心と方法によってあらわれてくる。
とすると 
結局 探求者は いったい自分は何をやっておるのか?

と問うことになるんでしょう。

とりわけ生命を問う とは なにをしている事になるのか。
まさか生命を論文におきかえることが目的ではないだろう
生きているとはどういうことか というと

ということになりはしないか。

去年亡くなった 生物学者、日高敏隆さんのエッセイ 「生きものの流儀 」
虫取り大好き少年が それを大人になっても続けたくて
口実として学者をやってたような日高さんであったけど
ある蛾の繁殖生態の研究を依頼されて これ幸いと、
夢中で蛾を追い掛け回した日々を回想して
そうやって彼らの命をみていたこと それ自体が 僕の命だったんだ 
というようなことを書いておられた。
わー やっぱ そーゆーことになるんだなあ。

本を漁るのも 昆虫採集とかに似てるのかも。
背後の著者たちの生態を追っかけてるのか。
斜め読みでは惜しい。じっくり再読したい本をすこし紹介。

デザイン学 (思索のコンステレーション) 向井周太郎
  ムサ美の先生が書いたデザインの本。と思いきや
  中身は極上生命哲学のちらし寿司的エッセイ。  
  「「デザイン」というコンセプトも極めれば生命。 

物質をめぐる冒険―万有引力からホーキングまで (NHKブックス) 竹内 薫
  著者が大森荘蔵の弟子筋とは知らなかった モノからコトへ。色即是空。

「生命」で読む日本近代―大正生命主義の誕生と展開 (NHKブックス) 鈴木 貞
  「生命」コンセプトは すでに大正期にはじまっていたのです。

言葉と在るものの声 前田 英樹
  意味分節という言葉の根本欲動の諸相を探る著者は武道家でもある
  ソシュール パース ベルクソン そして空海へ肉薄

物語の哲学 (岩波現代文庫) 野家 啓一
  もともと科学哲学の著者が 科学の方法として 物語行為を説く。
  人文と理系の区別が なくなっていくのかも。
  複雑系の科学者がよく推薦している。 
生命誌の扉をひらく―科学に拠って科学を超える 中村 桂子  
自己組織化する宇宙―自然・生命・社会の創発的パラダイム エリッヒ・ヤンツ
  やっぱ一度は 宇宙、地球、生命、人類の歴史の最後に自分がいる
  ということを大風呂敷をひろげて統一的にふりかえってみたい。

西田幾多郎の生命哲学 (講談社現代新書) 檜垣 立哉
  複雑系の科学者たちからも あらためて思い起こされている和製哲人西田。

生命のかたち/かたちの生命 木村 敏
  患者をモノとしては扱えない精神医学者による生命探求





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2010.01.30 21:36:31
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: