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世のなかとんとん
軽減税率を約束した
●今回の消費増税延期は曲がりなりにも決めた法律の補足条項を政府に認めさせたということで国民大衆側の良識が通ったことと、これを仮にも経済条項の好転への期待も込めてどうやら 1 年半の先まで延長するという前代未聞の展開にどうやら落ち着きそうだ。 加えて大きいのはこれによって増税派が反対していた軽減税率を準備期限がないとして渋っていた理由が成り立たなくなって
10% になるときに同時にこれが初めて実施されることになりそうだということの心理的波及効果は計り知れない。 これは増税の総本山の財務省の狙いを
潰しただけでなく、財務省ももっと知恵をだして使わせてもらう側にも使い方の効率化を当然のことながら迫る意味からも横着横柄ないままでのままの取る側の論理の横行思想の変換を認めさせたのが大きい。 これは政治主導の勝利である。 この軽減税率で 5000 億円の減少らしいが、総税収の 1% にも満たないといえば取る側は憮然とするが、毎年の会計院の報告によるだけの粗いものだけでも、そんな金額で収まらないじつに腹立たしい国家のムダから考えれば
軽減税率を倍にして 1 兆円くらいを国民に還元してもなにもおかしくはないのだ。
今回のことで民主の野田が、金切り声をあげて、三党合意に基づいて粛々と
実行と言ったが、肝心の党は延長を認めているのだ。 法が先にあって国民があとというとんでもない間違った法治主義で自分らが作った補足条項無視の態度はただ単に己らのメンツが潰されただけにしか過ぎない低俗さにはこの人物の本音が表れている。 それにもうひとつ自民の税制調査会の一方の野田だ。
顔も傲岸な税収吏みたいなブルドッグ面をさらけ出している財務省の犬だ。 今回の突風解散でその低い鼻がへし折られたのには喜んだ国民大衆も多いと思う。 とにもかくにも安倍首相は今回の増税延長で政権寿命は確実に伸びたと思う。 たぶんこの選挙で自民党は大きな痛手を受ける前の早めのパブロンで大事を避けた予防効果で乗り切ると思う。加えて中味の体脂肪はいまよりは筋肉質になって身軽になれかもしれない。
もしこのまま政権をつづけていて来年の秋ごろにまで伸びてアベノミクスの混乱で追い詰められればまたまたのどんでん返しの修羅場であったはずだ。 その意味で石原は安倍首相が知識・教養のないとバカにするがいつも血刀をぶら下げて相手かまわず論難、威嚇する石原よりはずうっとそれなりに聞く耳をまだしも持っているのかもしれない。 ただ安全保障のことでは両者は交わらないがそう遠くない位置にあることはある。
いずれにしても野党の姿はいまも与党に対する対立軸が見当たらない。 珍しい選挙である。 経済・外交の大きな括りでも野党の声が聞こえない。 あるのはとくにさいきんの政治とカネにまつわる地方と国会のさざ波くらいである。
まあ安倍さんにとれば、福は内、鬼は外の存外うまく乗り気った選挙になるかもしれない。 さすれば来年も異次元の世界はもう少し続くかもしれない。