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2017/8/22 ( 敬称は省略します )
軽佻浮薄なインバウンド風潮では訪日客は定着し難い
●昔、唐の長安にはイランイラクの女性がいる飲み屋があったという。 もうぞくぞくするような胡女の異人の雰囲気に唐人も酔ったに違いない。 それに比べて平成日本のつい最近の訪日ブームはそんなぞくぞくするような異国ブームとは程遠いおもてなしなんていう食い物や伝統的東洋文化と今日的ハイテクの混ざり合いの中で、もうまさに雑多な短時日の出会いの落差を物珍しく東洋的混沌に猫だましのようにして経験しているものと思う。 それで 3000 万人でフランス、イタリアの 8000 万人とはもう歴史と厚みが違うのは仕方がない。 いずれ 30 年もして日本の訪日客がそれでも 5000 万人を維持しているならばそれは大したものだと評価したい。
その訪日客の中からいずれ日本に移住したいと思う人々が出てくれば本物だ。 いまは労働者として日本の少子化の補完として来日している人がかなりいて、滞在ビザが切れている潜り外人が何十万人もいるそうだ。 中には物騒なのもいて治安上揺るがせに出来ないようで反面不安でもある。 しかしどの国も
移民問題には苦労している。 欧州のそれを見ると日本の場合も馴れていないだけに不安でもある。
しかしひとも国も混ざり合うことで耐性を得るということも半面の事実だ。
いまアメリカの白人至上主義への反発はアメリカの影の真実である。 その裏には白人の人種的数の比較劣勢による将来不安が底流している。 古来、どうにも人種の格闘は文化の衝突と一緒で避けられない。 その軋轢のエネルギーが人類進歩のエンジンともなる。 その意味で日本列島もべつの意味でアメリカや欧州と同じ問題を底辺に抱えている。 間違いなく人口減少というのはその国のエネルギー資源の枯渇に繋がる。 ただその為にもナダラカナ人口定着の素地だけは失ってはならぬというのが大原則である。 一時的なものでなく、長期的に人間が安定してその国になじみ定着できる安心要素が求められる。
とくに大切なのはそうなる現実の前にその事態を避けるいろいろの事前準備を
丁寧にしておくというのが断然肝要だが、ほとんどの場合出来ていないのが問題である。
いずれ少子化が止まってもそれで GDP が激減して国が衰えても駄目である。 そこらの塩梅が非常に大事だ。 それには日本の官僚制度がもっとしなやかになる必要があると思うが果たしてこれから先日本の彼らはどう変わりゆくのか。
これは古くして新しい喫緊の問題である。