研究者の独り言

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アフリカ旅行記~ボツワナ編

ボツワナ編

遠い!

ボツワナ北部の街マウンへ向けて出発。その日の夜に、ナミビアから来る友人と合流する予定でしたので、必死で車を走らせした。
国境まで数百キロを超えて入国したのは良かったのですが、ボツワナに入ってからは街と街の間が平気で300キロとかあるんです。街についたら、必ず給油しておかなければ、のたれ死ぬことになります。
道路は日本の道路みたいに掘り返した後がなく、きれいな舗装道路で、時速210キロで飛ばしていました。(制限速度は120キロですが、リミッター一杯まで飛ばしてました)
牛などの動物もかなり多く道路を横切っていて、ぶつかったらこっちが死んでしまうので、油断はできません。かなり気を遣いながらの運転でした。
行けども行けども何時間も景色が変わりません。地平線まで一直線に続く道をひた走りに走っていました。
やがて、日も沈みかけたところで、とても美しい日の入りをゆっくりと見学しました。空はオレンジから紫への綺麗なグラデーションでした。
日が沈んだ後はスピードを140キロ程度に落として進みました。途中で鳥がぶつかったり、虫がフロントガラスにベッタリと付いていて、スゴイ状況の中、ようやく辿り着いたのは夜中の12時でした。
1日で1250キロも運転したのは、人生の中でも最初で最後の経験になることでしょう。。。


オカバンゴサファリツアー

ボツワナ北部のオカバンゴ湿地帯にあるサファリツアーに行きました。
湿地の真ん中にある島にセスナで飛んでいき、動物見学などの様々なアクティビティが楽しめます。(費用は2泊3日で600ドルとバカ高いです)
セスナで飛んでいると、象やキリンが空の上から見えるんです!ワクワクしながら、ロッジに到着しました。
ここでは、とてつもなく優雅な生活が待っています。
朝はモーニングコーヒーで起きて、のんびりした後に朝ご飯を食べます。朝食後は準備をして朝のアクティビティに参加します。帰ってくるとお昼ご飯を食べます。その後はお昼寝。3時になると、ケーキとアフタヌーンティーが待っています。そして、午後のアクティビティに行ってサンセットを眺めて帰ってくると、晩ご飯が待っています。
晩ご飯の後は適当に冷蔵庫から飲み物(カクテルなど)を作ったりして、ステイしている宿泊客と木琴のような鳴き声の蛙の声を聞きながら、キャンプファイヤーを囲んで話をして、洗濯物をカゴに入れて21時頃には就寝します。
アクティビティはいくつかの中から選ぶことができ、ガイドに連れられて回ります。サファリツアー、ウォーキングサファリ、ナイトサファリはもちろん、ボートや小舟に乗って湿地帯を散策したり、フィッシングもできます。
動物は決まった位置にいるわけではないので、毎日見られる動物は違います。
私の行った時はラッキーな日で、たくさんの動物が見られました。


大きい!

ツアー2日目の朝、モーニングコーヒーを飲んでいると、テントの裏でバキバキと音がします。様子を見に行ってみると、そこには象の姿が。。。象が朝食を食べていたようです。
今までアジアの象しか見たことがありませんでしたが、アフリカの象は一回りも二回りも大きいです。ちなみに、アフリカ象は何でもなぎ倒して前に進んでいく性質があるらしく、周りの木々も途中からポッキリ折れてしまっているものがたくさんありました。
テントはなぎ倒されないのかと不安に思いながら、せっかくだからとカメラを持ち出して写真を撮りに行くと、鼻を高く上げて興奮した状態になりました。かなり怖かったです。。。
後から聞いた話では、象は25メートル以内には近づいてはいけないとのことでした。ちなみに、ライオンなどは50メートル以内に近づいてはいけないそうです。


ラッキー

ライオンは50メートル以内に近づいてはいけないとのことでしたが、メスのライオンが2匹寝ていたので、ガイドが車でゆっくりと近づいてくれました。しばらく写真を撮っていたのですが、車の中で立ち上がったりすると、睨まれたりします。かなり危ない状態でしたが、かなり間近(5メートルぐらい)で野生のライオンが見れて非常にラッキーでした。

パクられた…

ツアーから戻って、ジンバブエへの移動も兼ねて、少し移動しようと東へ向かって車を走らせました。街について宿を探していたのですが、よくわかりません。車を路肩に停めて、地図やガイドブックを見ながら調べていると、警察の車がやってきました。おー、何てラッキーなんだ!早速聞いてみよう!と思っていると、何とパクられてしまいました。。。汗
容疑は…は?路肩駐車?って感じです。
#その時に限って運転していたのは友人でした。
警察署に連れて行かれ、彼らが書類を書いていて、あまりにも腹立たしくてキレそうになりました(というか、キレてました)が、罰金が裁量で決められるようだったので、大人しく黙りました。
結局、20ドル程度の罰金は払わずに済みました。(書類送検?)
その日の宿は警察署から南へ行ったところのロッジに決めて、宿泊しました。


ダチョウかよ

ジンバブエへ向けて、いつものように超速で走っていると、何か背が高いモノが見えます。車を急停車させてよく見てみると、それはダチョウの群れでした。ダチョウは、近づくと全速力で逃げるのですが、急停車するとそこに立ち止まります。車よりも背の高いダチョウをしばらく見上げていました。
路肩に置かれた数多くのバースト(破裂)したタイヤを横目に見ながら走り続け、いよいよジンバブエに入国です。


番外編:ボツワナの物価

ボツワナの通貨はPula(プラ)です。10 Pulaはテンプラです。汗
入国の時に両替をしましたが、レートを言われても実勢の通貨価値はよくわかりません。
しかし、そこは日本よりも国債の格付けが高いボツワナ。土壁に藁の屋根の民家が建ち並ぶ国に日本の信用力が負けてしまうとは情けない。。。と嘆いていましたが、物価はとても高かったです!(観光客向け)
宿泊施設のロッジは1室1泊約1万円!ふざけてます。。。


ジンバブエ編に続く…


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