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私の大好きな王子。私が人生を捨ててしまおうとしたときに、救ってくれた王子。優しくて、我慢強くて。私がどんなにイライラしていても、ニコニコと笑ってくれる最愛の息子。それなのに。どうしてママは、笑ってあげられないんだろう。どうして、目をあわせられなくなってしまったんだろう。「毎日ごめんね。ありがとうね」って笑ってあげたいのに、どうしてなんだろう。自分の身体がしんどいからって、精神的にも勝手に参ってるからって、王子に罪はないのに最低なママだね。ごめんね。
2009年06月18日
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王子の手術は午前中の二番目。早く終わってくれたほうが、まだかまだかと待つよりいい。でも、落ち着かない。手術室にいくときに親と離されることを察知し怖がらないために麻酔の弱いような薬を飲ませる。苦いので飲めたらでいいと言われていたが、朝早くから飲み物を止められていた王子はすんなりごっくん。少しすると、遊びながら朦朧とし始め、ちゃんと座っていられないくらいに。それを見ているだけでもなんともいえない気持ちだった。大きなワゴンに乗せられ、私とパパが付き添い、看護婦さんたちと手術室に向かう。王子は薬のおかげで半分なんだかわけがわかっていないようだ。手術室に待機していた看護婦さんと先生を見て、私達から離れていくとき、少し泣きそうになっていた王子。見てられなかった。30~40分の手術。でも、全身麻酔。40分経った頃、「もういい加減終わってもいいんじゃないか」と手術室が見えるところで待つと出て行ったパパ。それを入れ替わりくらいに看護婦さんが来た。「今オペ室から連絡があり、無事終了したのでまもなく戻ります。 病室でご両親はお待ちください。 前日お話したとおり、本人は麻酔からさめると意識が混濁していて たいがい暴れたりしますので、頑張ってください。」戻ってきた王子を見た瞬間、泣きそうになったのもつかの間、ぼーっと私を薄目で見ていたような気がした王子が我に帰り、聞いたこともないような声で泣き叫び、暴れだした。点滴をちぎろうとし、ベッドから降りようとし、ゴロゴロとひっくり返る。慌てて私がベッドに飛び乗り、押さえつける。お腹が痛かったけど、気にしていられない。心配したパパが代わってくれようとしても、ダメ。誰の声も半分理解できていない。訳のわからない状態でただただ泣き叫び、少し落ち着いてはまた暴れだす。「頑張って。頑張って」それしか言えずに必死に王子を押さえる。2歳児のものすごい力に負けそうになりながら、お腹を蹴られながら必死に押さえること1時間。泣きつかれ、暴れ疲れた王子が少し落ち着いた。パパやおばあちゃんの話しかける言葉に少し答えるようになった。でも点滴のエラーが鳴るたびに、点滴を見ると思い出すのか泣き叫ぶ。看護婦さんが来ても同じ。それからさらに1時間くらい経った頃。やっと笑顔を見せてくれるようになった。おしゃべりな王子の普段の声でしゃべってくれるようになった。そして念願の最初の水分補給。ごくごくと飲んでくれた。それを見て看護婦さんが褒めてくれた。「同じ手術をしたお子さんより快復が早いです。びっくりしました。」その後30分くらい経って、麻酔医の先生が様子を見に来て眼を丸くしてた。「え・・・・ものすごい普通になってる!!えらいね!! すごいよ!!頑張ったね。」暴れるのは麻酔から覚醒しようとしている状態なのでむしろ全然暴れずいつまでも眠っているほうが心配とのこと。でもたいがいはぼーっとしていたり、吐いたりすることも多く、王子のように落ち着くのが早い子はあまりいないんだそうだ。点滴が抜いてもらえた頃、遅い昼ごはんを一人で食べた。お腹は張ってカチカチ。なんとも言えないだるさ。でもよかった。無事終わってほんとよかった。そう思ったら、張りつめていたものがぷつんと切れた気がしてなんとなく泣けてきた。王子、ほんとに頑張ったね。ママのこと気遣って、頑張って早く落ち着いてくれたのかな。ありがとう。王子は強かったね。偉い子だったね。いっぱい看護婦さんにも褒められてたよ。明日は帰れるからね。一緒に帰ろう。
2009年06月03日
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この日、王子は入院の日。朝一番に入院の受付。看護婦さんに言われたとおり、入院のことや手術のことをそれとなく話していたけれど、逆効果だったのか前夜は夜泣きして、私も寝不足。病院に着いて、受付をし、熱を測り、バンドを付ける。おかしいなあ、って顔をしながらもパパと遊んでる王子。病棟に行くと、うちだけ少し待ってくださいとのこと。限られているので個室を希望しても、運が良くなければ入れないと聞いていたけど、私が妊婦なのもあり、お願いしてあった。それが運よく一つだけ空いたから、片づけをしてくれているとのこと。よかった。それだけでも救われた。大部屋を覗いてみると、付き添いのベッドすら入れない感じ。神経質な王子はきっと寝てくれないだろう。そしてあの狭いベッドに、このお腹を抱えて添い寝は無理。入れ替わり立ち代わり看護婦さんが説明や検査に来る。その間に両方のじいちゃんばあちゃんもお見舞いに。パパと私はそれだけでも助かった。それに最初は病室の高い柵のついたベッドを見ただけで怖がり、どうしようかと思ったが、この日のために内緒で買ったおもちゃが功を奏し、なんとかベッドにあがってくれた。麻酔医の説明を夕方聞いていたら、夜眠れなかった。王子も最初は「おうちに帰る」とぐずったけれど、一日いろんな診察を受けたり慣れない場所で疲れたらしく、少ししたら寝てしまった。いよいよ明日だね。頑張ろうね。
2009年06月02日
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