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2026.05.29
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カテゴリ: 発達障がい

『気になる子の保育マニュアル』は、保育現場で「気になる子」と呼ばれる子どもへの理解と支援を、場面別に具体化した実践的な手引きです 。園での困りごとを「その子の性格」だけで片づけず、発達の特性や背景を踏まえて関わる視点を持てるように作られています 。

本書の特徴

本書は冨田久枝監修、成美堂出版から出ている保育書で、2025年2月6日発行、B5変160ページ、定価1,650円(税込)です 。園の一日の流れに沿って56の事例を取り上げ、登園から降園までの対応をまとめているのが大きな特徴です 。また、コピーして使えるカラー絵カードが巻末に収録されているため、現場でそのまま活用しやすい構成です 。

収録内容

第1章では、「気になる子」とはどんな子かを整理し、最初に何をするべきか、ふだんの「いつも」を知る大切さ、発達障害への理解などを扱っています 。第2章は実践編で、登園時、保育活動中、友だちとの関わり、ことばの問題、行動面、降園時まで、具体的な困りごとごとに対応例が示されています 。第3章では保護者対応、支援につなげる環境設定、連絡帳の書き方、絵カードの使い方まで扱い、園全体で支える視点を示しています 。

役立つ場面

たとえば「登園を嫌がって保護者から離れない」「活動に集中できない」「友だちを叩く」「帰りたがらない」といった、保育現場で起こりやすい場面に対し、子どもの特性や背景を考えた声かけとサポートの方向性が示されています 。園内での対応だけでなく、保護者への伝え方や連携の仕方まで含むので、担任一人の工夫にとどまらず、チームで支えるための材料として使いやすい内容です 。絵カードも、気持ち、体調、動き、1日の流れ、着替え、食事、トイレなどに分かれており、視覚的な支援が必要な子にも活かしやすい構成です 。

読みどころ

この本の価値は、抽象的な理念だけでなく、現場でそのまま使える具体例が多いことです 。保育者が「どう接したらよいか迷う場面」を、子どもの理解、関係づくり、環境調整、家庭との連携という複数の角度から整理しているため、経験の浅い人にもベテランにも役立ちます 。特に、連絡帳の書き方や絵カードの活用など、日々の実務に直結する点が実用的です 。

まとめ

『気になる子の保育マニュアル』は、保育の現場で起こる「困った」を、子ども理解と支援の工夫に変えていくための実践書です 。特性理解、対応例、保護者支援、視覚支援まで一冊で押さえられるので、気になる子への関わりを体系的に学びたい人に向いています 。


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気になる子の保育マニュアル [ 冨田 久枝 ]
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最終更新日  2026.05.29 08:44:31
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