2005年04月29日
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【楽天ブックス】しずるさんと底無し密室たち

 ジャンルはミステリーです。前巻に「しずるさんと偏屈な死者たち」がありますが、続きものではなく短編集なので前巻を読んでいなくてもこの2巻から読んでいただいて問題ないと思います。今回のテーマは、密室ということになっていますが、人の血を吸ってミイラにしてしまう吸血植物だとか鳥のように空飛ぶ怪人の話のように怪事件ばかりで、扉も壁も鍵も部屋そのものすらない普通は密室殺人とは言えないもののように思います。
 密室殺人といった場合、大きく分けて二種類のケースがあります。ひとつは完全な密室で殺人がおきたケースです。この場合、毒などの道具を使って遠隔地からでも人を殺すことが可能だったり、最初から犯人が密室にいて殺人後も部屋にひそんでいたり、実は殺人に見えているだけで自殺であったりします。もう一つは、密室に見えているだけで実際には密室でないケースがあります。部屋の中に思わぬ抜け道があったり、鍵がかけられていないのに犯人が鍵がかかっているかのように誘導していたりする場合のように「ごまかし」によって密室に見せかけている場合です
密室殺人は、ミステリーの中では古くからあるテーマで今でもたくさんの作家がこのテーマに取り組んでいます。基本的に密室の中では殺人はおきない、不可能犯罪であるということで逮捕をまぬがれようと犯人が画策しますが、それを見破るのが
醍醐味であると思います。こうした不思議な密室殺人事件をしずるさんやよーちゃんと一緒に考えるのはなかなか面白いです。また、章ごとに付いてくる「はりねずみチクタ」の話も殺人事件を読んだ後で読むとほっとした感じになって良かったです。<終>


























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最終更新日  2005年04月29日 13時07分29秒
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