2007年04月11日
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 「シュバルツ・ヘルツ」シリーズは、心臓移植を受けた主人公の少年・嘉手納奏が謎の美女ウルテアから「ラーの護身術」という不思議な術をかけられたり、姿を変えることができる刺客ケヴァンに命を狙われたり、移植コーディネーターのアイザックにボディガードされることになったり、移植手術に関わった人たちが次々と殺されたり、奇妙な事件に巻き込まれることになるというストーリーです。事件に巻き込まれる原因が移植された心臓であることを聞かされた奏は、命を狙われながら移植手術で手に入れた健康な体で生き続けるべきなのか?自分が死んで生きている本来の心臓の持ち主ドナーに心臓を返すべきなのか?苦悩することになるのです。さらに信頼していたアイザックが奏を殺そうとしていることを知り、奏は誰を信じれば良いのか分からなくなってしまいます。そんな中、奏は自分の身を守る方法を見つけるため御岳へ登ることになり、奏を狙うアイザックやケヴァンなどの刺客たちもまた決着をつけようと御岳を目指すことになります。
 御岳へやって来た奏は「生まれながらの暗殺者」と呼ばれるギドという新たな刺客に襲われます。そして、自分の身を守ろうとする奏、奏から心臓を取り出そうとするアイザック、毒や魔物を使って奏を殺そうとするギド、奏を殺すべきなのか守るべきなのか迷っているケヴァンたちは心臓をどうするのかをめぐり争うことになっていきます。今回、ついに心臓の本来の持ち主であるアドルフのことやアイザックの事情が明らかになります。そうした中で奏、アイザック、ケヴァンたちは自分がどうするべきなのか決断を下すことになるのです。まだまだ問題はありますが、困難な状況の中で迷ったり戦ったりしながら自分がどうしたいのか見つけていく奏たちがとても面白かったです。
 ジャンルは、心臓サスペンス・アクション・ファンタジー。サスペンスやアクションが好きな人にお薦めです。<終>

シュバルツ・ヘルツシリーズ








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最終更新日  2007年04月11日 17時06分24秒
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