2007年06月30日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類


 「流血女神伝」シリーズは、流血女神ザカリアに呪縛され激動の運命に翻弄され続ける主人公の少女カリエが女神のもたらすあらゆる困難と試練に打ち勝つため自らの運命と戦うことになるというストーリーです。流血女神ザカリアは自らが復活するために「女神の化身」(ザカルエフィ)であるカリエを絶望させ屈服させようとしています。そのためザカリアはカリエの運命に干渉し、次々とカリエに試練を与えることになるのです。しかし、王子の身代わりとなったり、奴隷になったり、海賊になったり、正妃になったり、子どもと引き離されて幽閉されたり、普通の人間では耐えられないほどの試練に襲われるカリエですが、その度ごとに過酷な環境に適応し仲間たちの力も借りて試練を乗り越えていくことになります。今回、カリエはユリ・スカナから脱出し娘セーディラに再会するため奮闘することになり、ごたごたが続くルトヴィアでは皇帝ドミトリアスが流血女神ザカリアによって苦しめられます。
 流血女神ザカリアを深く信仰し、ザカリアに生贄を捧げることで国を動かす女王ネフィシカから逃れるためカリエは「古くからザカリアを信仰する民族ザカール人を味方につける方が良い」という無茶な助言に従い行動することになります。一方、カリエから赤ちゃんのセーディラを託されたエディアルドは深い森の中で孤軍奮闘の子育てをしていましたがラクリゼとリリアンに再会し、カリエ救出のため動き出します。そして、ルトヴィアではザカリアがドミトリアスの魂を手に入れるために様々な悪夢を見せ「命の次に大切なものと引き替えに願いを叶えてやる。皇帝として民を救うため決断せよ」と恐ろしい誘惑をするのです。皇帝、女王、皇后、貴族から一般庶民までいろんな人々がそれぞれの立場で悩んだり苦しんだりしていますが、そんな中でどんな立場になってもその試練を乗り越えてしまうカリエのすごさを感じました。幽閉生活の中でも決してあきらめないカリエの奮闘ぶりが大変面白かったです。また、久しぶりに登場したラクリゼとリリアンが元気だったので良かったです。
 ジャンルは、サバイバル・ファンタジー。ファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>

(帝国の娘は全2巻です)

(一部紹介 砂の覇王は全9巻です)

(一部紹介 女神の花嫁は全3巻です)

(一部紹介 暗き神の鎖は全3巻です)


流血女神伝シリーズ












お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2007年06月30日 17時32分36秒
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

バルディッシュ

バルディッシュ

バックナンバー

・2025年11月
・2025年10月
・2025年09月
・2025年08月
・2025年07月

コメント新着

わかりません@ 見るな レスありがとう。詳細はこれです(´-ω-)☆ h…
博多の旅人 @ Re:さよならピアノソナタ4を読んで(12/29) 更新されるたびに、チョコチョコ見に来て…
masashi25 @ コメント失礼します☆ ブログ覗かせてもらいましたm(__)m もし…
佐藤YUKI @ 寮なので夜ヒマで… 寮生活なので、夜がヒマで辛いです(汗)…
q(*^O^*)p v(*^o^*)v @ 環境貢献型ツールバーサービス ◆◇=====================================…

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: