2010年01月11日
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 「影執事マルクの手違い」シリーズは、正体不明の強力な能力を持つ「蜃気楼の屋敷」の当主・エルミナお嬢様を主人公のマルクが守ることになるというストーリーです。影を操る殺し屋だったマルクは、ターゲットだったエルミナに簡単に敗北して(あまりにも実力差がありすぎてエルミナには「戦闘をした」という認識すらありませんでした)、エルミナに絶対服従を誓い執事として仕えることになります。蜃気楼の屋敷は「季節はずれの花が咲き乱れる」「壊れた物はひとりでに修復される」「目的を持って来た者にしか見ることができない」など奇妙な場所で、その当主・エルミナは無表情な人形めいた謎の美少女。そしてエルミナは「超越者」と恐れられる正体不明の能力を持っており、ギャングや異能者や宣教師たちはエルミナの能力を狙って刺客をドンドン送り込んでくるのです。執事となったマルクは仲間の使用人たちと一緒にエルミナお嬢様を守るため奮闘することになっていきます。
 「見たものを灰に変える」能力を持つ侍女のアイシャは何やら様子がおかしく、「心を読むことができる」心優しい大男の庭師アーロンはギャングや宣教師たちと秘密の相談、上司の家令ドミニクは相変わらずとらえ所がなく、エルミナお嬢様は何故か変態兄貴のクリスを気に入ってしまい、何が起ころうとしているのか?理解できないマルクは最近雇われた重症を負った剣の達人カナメにエルミナの護衛を頼むことになってしまいます。今回はマルクのお兄さんが登場するとともに仲間の使用人、ギャング、宣教師たちがそれぞれの考えに従い大騒動を巻き起こしていく展開でした。謎めいた仲間たちや知り合いの意外な過去や意外な一面、それぞれが抱えている事情が少しずつ明らかになっていく過程が大変面白かったです。それにしてもマルクの兄クリスはインパクト抜群でものすごい存在感でした。
 ジャンルは、不思議異能力陰謀アクション・ファンタジー。アクションやファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>


影執事マルクシリーズ









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最終更新日  2010年01月11日 17時40分52秒
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