ブレインデッドのおきらくごくらく日記

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トイレに関するブログを集めてみた

2004/06/27

６枚のとんかつ　蘇部健一

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テーマ：今日どんな本をよみましたか?(100642)

カテゴリ：本（マンガ・小説）

この作品は１９９７年の第３回メフィスト賞受賞作です。
もうこれがくだらない作品が多くて素敵です。文庫本には１６の短編が収められてるのでお得になってます。

一番くだらないのは「オナニー連盟」でしょう。この短編で３つの依頼を主人公が解決するのですが、その中で女性の恥ずかしい写真を取り戻すというのがあった。恥ずかしい写真を隠す一番適した場所は？この話、最初の出版ではみあわせたというだけあって最低です。こんなにどうしようもないのを商業出版にしていいだろうか？オチは犯人がアマチュア水中カメラマンだったので、貝のアルバムに隠していた･･･。

「丸の内線七十秒の壁」
ホームで奥さんを見送る主人。そして奥さんは２つ先の駅に付く間際、何者かに車中で刺殺される。奥さんには多額の保険金が掛けられ受取人は主人だった。果たしてトリックは？

表題となっている「６枚のとんかつ」とトリックは同じだが事件はことなる「５枚のとんかつ」、「消えた黒いドレスの女」が本格推理として充分うならせるトリックだと思うのだけどおいらそんなには推理小説読んでないからなぁ。
「６枚」とその姉妹編の「５枚」は作者も島田荘司の作品からヒントを得ていると名言してるけど「消えた」もそうだとおいらは判断してる。

まったく肩の凝らない推理小説なので是非読んでいただきたい一冊です。

＜6/29追記＞

おいらが「消えた」の発想の元となった御手洗さんの出版が９５年なのでより確信を深めたぞ。

＜7/12追記＞
日記にも書き込んでくれたraruranaさんが、本を読まれ感想も書いてます。気にいってくれたようでなによりです。
http://plaza.rakuten.co.jp/beeeeeeeeeeeeeep/diary/200407110000/#2004-07-11

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