紫燕飛舞

June 10, 2006
XML
カテゴリ: music
ツィメルマン、横浜コンサートを今晩は聴いてきました。

不思議な、エキゾチックな感じでした。

憧れの銀髪の君は、黒のタキシードで開演五分遅れで登場。。
モーツアルトソナタは限りなく甘く優美、まろやかな音で。
ベートーベン悲愴は、猛々しいくらいに情熱的に。
圧巻は、やはりショパンバラード四番でした。
彼のCDのこの曲を聴きこんで行きましたが、

あたりまえですが、音の広がりと、繊細さが、格段に違った!
ショパンですら、ここまで美しくこの曲を弾いたのだろうか、と思うほど。。

高いチケットでしたが、この時点で、「元は取った」と思いました。
人生で、そうそう何度も聴けるものではないショパンでした。



サイズ変更回転IMG_0888.JPG




1956年生まれというので、今年ちょうど50歳。
18歳でショパンコンクールに優勝して以来、
ずっと世界の第一線できたピアニストの、
円熟期の演奏を聴けたのは、本当に至福でした。
ブレンデルを聴いたときも感じましたが、
稀有の天賦の才を持った人が、男の一生を賭けて弾くピアノ、というのは、
聞くものにとっては、本当に恩寵ですね。




即興的な荒々しさがもたらすカタルシスや、ベルカント的ななまめかしさが不足している、
というコラムがありました。
今日の演奏を聴く限り、僭越ですが、まったくそうは私には感じられませんでした。
歌うように、時々微笑みながら、完璧な音楽の世界を、垣間見せてくれた。
明日の所沢で日本での日程は終わりのようで、


華麗なラヴェル、
少々難解な、祖国ポーランドの作曲家パツェヴィチのソナタのあと、
アンコールは、すっと原点に帰る感じで、バッハのパルティータ一番。
心が洗われるようでした。
そのあと、ガーシュウィンの三つのプレリュード。
立って拍手しておられる方も多かったです。



今回、チケット取得は出遅れ、実はヤフオクを初めて利用。(^^;)
おそるおそる、定価より低い金額で入札すると、
なんと最後まで、私以外誰ひとり入札せず。。
気がつくと、前から八列目のS席チケットが一枚、手に入っておりました。
やはり、彼とは赤い糸の縁があったのか??
アンコールのあと、目があったような気がしたとき、
彼は、乾杯っというようなジェスチャーで左手をあげてくれたんですぅ。
(ファン心理です。読み飛ばしてくださいませ)


そんなわけで、今回生まれて初めて、「ひとりでコンサート」に挑戦したわけですが、
かえって、非日常的な昂揚感、みたいなものが味わえた気がします。
会場の半分近くが、今日はお一人様、だったのでは、というくらい。
ちょうど、私のような年配の女性
(高2で、悲愴三楽章を最後の発表会で弾いて、ちょうど三十年。。)
多かったです。
あえてひとりでも、聴く価値のあるコンサートだった、ということでしょうね。

美しいものが、この世には確かにある、ということ。
素晴らしい芸術に触れると、生きるエネルギーを充電できる気がします。
人によって、それは、ドイツまでサッカーを応援に行くことだったり、
いろいろなんでしょうけどね。
ああぁ、これから数日は?周りにも少し優しくできそうな気がする。





興奮冷めやらぬ今晩のうちに。オソマツ。












お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  June 11, 2006 12:32:31 AM
コメント(14) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

カレンダー

キーワードサーチ

▼キーワード検索

バックナンバー

July , 2026
June , 2026
May , 2026
April , 2026
March , 2026

プロフィール

レオニダス4519

レオニダス4519


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: