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とうとう今年もやってきました。恒例のキャンプも3年目を迎える。今年はポリスの予定が合わず、年越しキャンプに変更。ロシア人は結婚をいいわけに不参加なのが残念だ。彼は常に凍死寸前なので、見ているほうは心が温まる。前日の酒が残ったままポリスが車で迎えに来る。向かう先は西伊豆。なんでもキャンプ場から星空やら夜景やらが見えるようだ。ロマンティックな僕達にはぴったりな場所だ。車内では国語教師の女性話に花が咲く。女難の相がある彼は、今回はあまり話したくないようだが、豚が嗾けしぶしぶ語りだす。後悔のあまり大根をかじるポリスは最近幸せなので、おとなしい。運び屋として任務を遂行するマッドポリス姫路から駆けつけた豚丸は、愛人の女性と終わったようだ。彼にはこの先出会いはあるのか?この数時間後に鍋を引っくり返す愚行を行うまぁなんだかんだいって相変わらずの4人は車内ではしゃぎ、スーパーで食材を仕入れ、キャンプ場へ。途中の富士山は雄大そのものだった。キャンプ場へ向かう最後の3キロは狭いダートでかなり揺れるため、二日酔いの胃が持っていかれそうになった。キャンプ場は急坂だ。坂を上っていくと、所々にログキャビンがある。上に行くほど下の炊事場やトイレから遠ざかるため、なるべく下の方が好ましかったが、不幸にも一番上になった。富士山と国語教師まずは火起こし班と調理班に分かれる。俺と国語は下の炊事場へ。なんとお湯が出るではないか。もはや極寒では無くぬくぬく?今夜のメニューはバーベキューとちゃんこ鍋だ。ポリスが大根を6本持ってきており、さらに白菜、きのこ類、ネギなど今までに無いくらいヘルシーな食事ができそうだ。様々な大根下ごしらえをして上に上がると火が燃え盛っていた。さすが危険な火を好む男達だ。米をたき、鍋に火をかける。できあがりを待ちながら、薪がなくなりそうなので、ポリス、国語と三人で山の中へ。真っ暗で何も見えず。帰ってくると悲劇が起こっていた。ちゃんこが全部下にぶちまけてあった。なんでも下に敷いてあった木が折れ、バランスをくずしてしまったようだ。冷静なフリをしていた豚丸は動揺が丸見えだ。まぁ仕方ないで下に落ちた野菜を広い、米を研ぐように洗う。そして楽しい晩餐会が始まった。1年の疲れを癒すように食材と酒が胃におさまる。宴の始まりとにかくみんな狂ったように食べた。ちゃんこのシメジを食べた豚の口からは「ジャリ」という音がしていた。洗いが足りなかったか?俺はとにかく酒を飲んでいた。かなり酔いがまわった頃に、他の3人が教育やらなんやらの話をしていたが、それどころではないくらい意識が朦朧としていた。終盤に恒例のポリス対国語教師の異種格闘技戦が始まった。お互い牽制していたが、最後は「ギャー」という叫び声とともにポリスが腕を締め上げ幕を閉じた。国語はしばらく立ち上がらなかった。満点の星空の下で心を浄化する。1年の締めくくりにふさわしい。
2008.12.31
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