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一週間ちょっと前から、酷い風邪を引いてしまい大変なことになってました。注射のおかげで熱が引いたあとも扁桃腺と咳がなくならなくてね。扁桃腺用の座薬などというもののお世話になったり。とにかくビタミンCを摂取しようにも喉にしみて、甘い蜜柑ひとつ食べられなかったり。病院の帰りには必ずカフェでアイスクリームを食べたり。ようやく回復してきて、残っているのはもう咳と軽い頭痛くらい。オレンジジュースを飲んでも大丈夫だし。我が家はシャワーしかないので、ずっと清拭だけにしていたのだけど、今日は一週間ぶりにシャワーを浴びて髪も洗ってさっぱり!アイスクリームとかゼリーとか甘いものばっかり食べてたけど、ジーンズが緩くなってた。なんだかんだで体力を消耗するのでしょう。咳が止まらないと胸筋と腹筋が痛くなるしね。とりあえず、咳が収まってくれないと、映画を見に行けないのが辛い。観に行きたいの、たくさんあるのに。それから、風邪の予防には、蜂蜜生姜シナモン紅茶がおすすめ。
January 25, 2005
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公開初日におそるおそる観賞。何故、”おそるおそる”なのかというと、出演しているのが嫌いな俳優ばかりだから。コリン・ファレルもアンジェリーナ・ジョリーも駄目だし、ジャレッド・レトなんて問題外。アンソニー・ホプキンスも、最近は苦手だし(ハンニバルの辺りから……)。ヴァル・キルマーだけ、わりと好きだけど。上手いし。そんな感じで、怖々観に行ったのだけど、いやはや、良かった!アメリカでは随分不評だったようですが、かなり良いではないの。確かに、観る側にとって親切な映画ではないし、感情移入というものが、全くと言っていいほどできない。そもそも、アレキサンダー、オリュンピアス、フィリポス以外の人物は大して描写もされてない。特にヘファイスティオンは酷い。アレキサンダーが唯一愛した相手なのに、それを台詞で説明するだけでしっかりと描かれていないので、事前の知識のない人には、かなり唐突に見えると思う。アンソニー・ホプキンス演じるプトレマイオスによる回想という形で物語が進むのは、わかりやすいかもしれないけど、そのシーンが冗長でだれる。冒頭は長すぎるし、途中で挿入されるシーンは映画の勢いを止めてしまうし、ラストは喋りすぎ。この作品の持つ、アレキサンダーの人生とリンクするかのような怒濤の勢いが削がれてしまうし、回想という形を取ることで、これはすでに終わった物語なのだ、と先に言われてしまった感があって、勿体ない。良かった、といいつつ、不満もたくさん書いてしまったけど。予告を観た時は絶対無理!と思ったコリン・ファレルの金髪も、違和感はあったものの、吹き出すほどではなかったし、アンジェリーナ・ジョリーも、相変わらずメイクは怖いし、台詞ももったりべったりしてるけどこの作品の役どころでは悪くなかった。とにかく絶賛したいのは、フィリポスを演じるヴァル・キルマー(圧巻!)と、クレイトスを演じるゲイリー・ストレッチ。ゲイリー・ストレッチは、この作品で初めて知ったけど、イングランド出身の元ボクサーとのこと。シーンを浚うこと、浚うこと。クレイトスという役柄が非常に美味しいのも一因だとは思うけど、いやもう、格好良かった。そういう意味ではジャレット・ぎょろ目・レトは可哀相だったかも。ヘファイスティオンって、自身がどんな人物かということは全く描かれていなくて、最初から最後までアレキサンダーの愛情の対象でしかない感じ。アレキサンダー自身わからなかったのかもしれないけど、何故ヘファイスティオンだけが特別なのかがわからないと、やっぱり感情移入できない。ある場面で、画面が真っ赤になるのが、とても美しかった。『ナチュラル・ボーン・キラーズ』でもあったような。北米の批評を読んでいたら、このシーンも「訳がわからない演出」に上げられてたけど(笑)。いや、わたしも演出意図なんてわかりませんけど、でも、絶望的に美しくて、それでいいじゃないの。いろいろ見て回って思ったのは、北米人はなんだかんだ言って、ピュアというかイノセントなんだなってこと。潔癖というか。ヨーロピアンとかアジアンとかが当たり前に許容する曖昧さや混沌や矛盾が許せないのかな、と。若いな~、とか言ったりして。もちろん、北米のサイトでも好意的なレビューを書いている人もいるんだけど、その人達が「これは北米向きじゃない」と言っているのがなんだか可笑しかった。まあ、ドイツ資本が入っているし、フランス政府の助成も受けているし、主演もアイルランド人だし、ヨーロッパ映画ってことにしとけば?というかんじ。アレキサンダーが無敵のマッチョじゃないことに怒り狂っているレビューには呆然としちゃったり。強さと弱さって、対局にあるものでもあるし、紙一重でもあるし、同じ根から生まれてることもあるし、そういう複雑さが面白いと思うんだけどね。とりあえず、もう一回は観る予定。この辺りの事情に詳しくないので、いろいろお勉強してから。観る側を甘やかしてはくれないタイプの映画なので。
January 5, 2005
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