与乃登の霊障日記

与乃登の霊障日記

2008年05月11日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
与乃登へご相談をされた方の中にはこんな方がおられました。

与乃登は、とある都市に清祓いで呼ばれていた。

与乃登「さぁ、これで大丈夫だと思います。」

祭壇の前で、若い奥さんに懸かった亡霊をあの世に送り、一段落したときだった。

なごやいだ雰囲気を壊す、しわがれた声が響き渡った。

奥さん「俺はこいつの亭主に殺されたっ!」

これは穏やかではないな。
何が懸かった。

与乃登「そなたは誰だっ!」



与乃登「殺されたのか。」

奥さん「そうだ。俺はキリストを信じることが出来なかったんだ。判るかこの気持ちが?」

そうか、クリスチャンか。何時の時代の御霊か?

与乃登「ならば、キリストの元に帰ったらどうだ。」

奥さん「いや、キリストは許してくれまい。」

与乃登「聖書にはそうは書いてはいない。帰るのなら、送ろう。」

奥さん「いや、俺はキリストに会ったんだ。だから判るんだ。」

なに?会った?霊界でか?なら何故此処にいる?

奥さん「俺はキリストに直接、予言を受けていたんだよ。お前に判るか?」

なにー?会ったのは直接って事かい?何年前の話だよ。ヨタ吹いてんじゃじゃねぇよ。まったく。
どこのタヌキだよ。



そういって、さめざめと泣き出した。

奥さん「お前は俺が嘘をついていると思っているな。予言を当ててみろよ。俺は直接キリストに会ったんだよ。」

与乃登は半信半疑だった。そんな昔の御霊がこの目の前にいるはずがない。しかし、きちんと正体を暴いてやらないと帰りそうにもない。

与乃登「わかった、視てみよう。」

祭壇の前に座り直した。そうして、霊視を始めた。



ほう、これが、この男か。
その横に立つ男が、殺した男なのか。
なるほど。
そういうことか。
この二人は仕事仲間だったのだ。
裏切られて殺された。
そのことを前もって忠告を受けていたのだな。
そして、恨んで祟ることも。
この男は仲間を信じて、忠告に耳を貸そうとしなかった。
ましてや、自分自身が祟るなんて事も。
そうか、だから、信じることが出来なかったから、許してもらえないと思いこんでいるのか。
さて、どうしたものか。
異国の神の元へどうやって送ればよいのか。

与乃登「長く、苦しまれましたね。もう、お帰りになったら如何ですか。」

奥さん「いや、俺は許されない。」

はて、困ったな。

与乃登「あなたは天使の存在を信じますか?」

奥さん「あぁ、信じるよ。」

与乃登「では、あなたの元へ天使をお呼びしましょう。直接聞いてみたら如何ですか。」

奥さん「あぁ、赦されるのならそうしてくれ。」

さて、簡単に言ってしまったが、天使はどうやって呼べばよいのだろう。
与乃登は呼んだことはなかったが、目の前に天使の存在を信じる人の元へ降りてくれるであろうと考え、神道式で呼んでみることにした。

与乃登「異国の神の使い、ガブリエル天降りませ、おぉー。」

奥さんが急に泣き出した。

与乃登「天使は降りましたか?」

この続きは明日と言うことで。









お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2008年05月11日 16時55分57秒
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

zuihou10

zuihou10

お気に入りブログ

そして人生はつづく… ドルジェさん
月つきカフェ ピンクの紙の伝道師さん
お取り寄せ・通販 先生1981さん

コメント新着

ドリームマスターバク(^ω^) @ Re:続・繰り返す記憶を書き換える(01/10) とても興味深い内容です。 とても良い参…
勇者カカキキ @ なるほど… やはり元ある物を動かすのはよくないって…
マサケイ@ Re:続・忘れられた龍の珠(06/15) 龍の珠凄い内容でした。 僕は左腕に青龍…
arionn@ Re:忘れられた龍の珠 何だか、今迄とスケールが違う感じで 明日…
勇者カカキキ @ 面白いですね^^ お久しぶりです。 た、確かに日本の神主…

フリーページ


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: