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2007年03月30日
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日本野鳥の会会誌「野鳥」


世界各地で鳥が風車にぶつかって死傷しているようなので、野鳥の会としても放置できない問題と考えているようだ。鳥類の生態を踏まえた研究や、日本の風力発電立地調査の実態など具体的な記事が収録されている。

しかし、あくまで地球温暖化対策としての風力発電との共存という立場で作られているのであって、野鳥がいないところに作るのなら問題ないということらしい。

環境エネルギー政策研究所副所長大林ミカさんへの取材記事に2ページも割いていて、ドイツ並みに風力発電を導入したいと言わせている。それで、鳥類への影響調査などを国がやって、国策として風力発電を推進していくべきだということだ。

彼女は、風力発電は原発や太陽光発電に比べ、コストが安い・運転開始が早い・安全などの理由で優れていていると考えているようだ。私は、近藤邦明さんの試算などで、風力発電が石油浪費的であることがわかったので、コストの話は根本が間違っているように思う。

もっと根本はもちろんCO2が地球温暖化の原因ではないということだ。私はこれまで敢えて「野鳥と風力発電」に関して書かなかった。風力発電反対に野鳥問題を利用するようで違和感があったからだ。

しかし、この特集で鳥を愛する人たちの切ない気持ちは・・・温暖化で多くの鳥類が絶滅すると説明されているので、その対策の風力発電の羽根が、鳥の体を切断しても「風力発電」との共存としか言えないのだ。

私は、それまでモノクロのようだった世界がカラーで感じられるようになった時から、まわりの植物の色、触れる風、弾む光、転がる水音、虫も動物も、空の雲も、何もかもがそこにあることを確認していった。私にとってそれらがどんなに大切なものであったかが理解できるようになったのだ。その中で気づいたことの一つが、鳥の存在だ。どんな空にも気をつけて見れば、かなりの鳥が飛んでいる。地上を人が支配していても、空は彼らのものであるように思われた。人間が彼らに気づかないのが彼らの幸福だと感じた。

でも、この巨大風車は、今、その鳥たちを傷つけている。


大切なものはそれぞれ違う。
エコファシズムは、その違いを無視して、風車を愛でるように迫る。





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最終更新日  2007年03月31日 02時12分35秒
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