令和元年司法試験合格者のブログ

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2019.09.19
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テーマ: 司法試験(136)
合格発表前の一カ月くらいは居ても立っても居られないという言葉通り、落ち着きのない生活を送っていました。さいわいにして、司法浪人中は早朝のスーパーでアルバイトをするという日課があったので、心身ともに健康ではありましたが。
 それから、同期の友人らと共にゼミを組んでいたこともあって、受験後もなんだかんだ連絡を取ったりしていたので、精神的にも支えられていました。趣味の話とかいろいろ交流しておくのは大事なことと思います。

 合格発表一週間くらい前になるといよいよ落ち着きがなくなり、自分としても若干これは精神衛生上危ないと感じていたので、趣味に興じてみたり、部屋の模様替えをしたり、合格した後の流れを確認したりしていました。冷静にそういう行動に出られた点では、意外とタフだったんでしょうか。

 合格発表当日は、ふと気づくと何やら独り言を言っている自分がいて、歩いている姿は明らかに異常者のそれだったと思います。また、間の悪いことに発表数日前に携帯を機種変する都合上SIMのサイズ変更を申請してしまったがために、発表当日誰とも連絡が取れないという、なんとも過酷な追い詰め方をしてしまったのが余計につらかった。
 私は毎年、落ちていても行こうと決断し法務省まで行っていたので、今年も掲示板まで見に行きました。後で知ったことなんですが、掲示板まで見に行くにしても、先に合否を法務省HPで確認していくのが主流ともいわれていますね。つくづく私の心はタフかもしれません。
 結果は無事合格。自分の番号を掲示板で見たときには、心臓が妙な拍動をしているような、不思議な感覚に包まれました。いそいでスマホで数字の写真を撮り、頭のくらくらするのを感じながら、道の両脇に立つ予備校関係者の配る冊子を丁重にお断りし、東京駅まで早歩きで戻りました。

 そしてそのあとも自分が冷静でよかったと思っていたのですが、私は合格発表を見たのち、まず真っ先に家に帰り、とどいていたSIMカードを携帯に差し、オンラインで健康診断の予約を入れていました。司法修習の申し込みのための書類の中に、発表から一週間以内に必ず送付しなければならない書類があり、その一つが健康診断書なのです。
 さいわいにして、健康診断書を即日発行してくれる病院をあらかじめ検索しておいたので、予約から手に入れるまでスムーズにいきました。これをバタバタと進めていると、他にも必要なものが数点あるにもかかわらず、締め切りを渡過する可能性が否定できず非常に危険です。

 発表から一週間、当日消印有効の書類をすべて発送したところで、ようやく少し胸をなでおろしたのでした。





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最終更新日  2019.09.19 18:11:05
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