宮古島から移住して・・・
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宮古島に移住して夜光貝を真珠色に・・・・昨日のブログで紹介しましたように、小さな巻貝と二枚貝の表面を塩酸(トイレ洗浄剤を薄めた液)で溶かして、真珠層が見えるようになるかどうか、試作してみました。 その経験を基に、夜光貝(既に手作業で石灰質の付着物は大体取り除いてある)に取り掛かる事にしました。具体的な手順は昨日のブログを参照してください。夜光貝はサザエを2周り以上大きくした大きさなので、安全メガネ(液跳ね時対策)も付けました。それと、液を入れる(貝の表面を溶かす)容器は大きめのポリバケツにしました。貝購入時からおさらいしますと、那覇の公設市場で買った貝はこんな感じでした。表面の白や茶色ぽい石灰質(付着物)を、布やすりで根気よく削っていった結果も以前紹介済みです。しばらく放置していましたが、いよいよ溶解液(塩酸6~7%)に浸して、何度か表面を歯ブラシでこすったり水洗いしてから、液に浸す事を繰り返していくと、 (青緑色層とその下の白色層が見えてきます)更に溶かしていくと、白色層が貝の平らな部分全体に見えだします。 (全体的に白色層が見え、平な所に一部真珠層も)曲がりくねったり凹凸のある箇所の際まで真珠層が見えるように、液が浸かる場所を変えたり、溶けすぎて穴が開いてしまわないようにチェックしたり。口の薄い部分が割れたり穴が開く心配があるので、液から引き揚げて歯ブラシで溶かしたい部分だけに液をつけたり。島内の工房・売店やインターネットで見ると、表面全部を銀色の真珠層にしてある事が多いですが、あえて緑色を一部残してアクセントにしてみました。 (先端部分他、一部にまだ白色層が残っています) (向きを変えてみました) (口の部分から見てみました)色が残っているのを中途半端と見るかどうかは個人の感覚だと思いますが、せっかく貝が持っている他の色を残したのもあっていいかなと思っています。今日はここで作業を終了(ゆっくり、注意深くしたので、所用時間約7時間)。この後、できれば先端部分など細かい部分に残っている白色層をきれいに取り除いてから、最後にカーワックスで微細な研磨とつやだしをしたいと思っています。なお、夜光貝は、ハート型・スプーン型・丸型など小さくくり抜いてから磨きあげ、真珠の光沢を持つペンダントなどに加工する事が多いです。 (edoさんのブログから転載させてもらいました)そうした加工技術を持っている方からすると、「貝の置き物にするなんて、なんともったいない事を・・・」と言われそうです。でも、初チャレンジなので、現時点の力量ではまあまあの出来具合だと自己満足しています。
Mar 5, 2009
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