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宮古島に移住して
真珠貝の試作
以前のブログでご紹介しましたが、那覇市の公設市場で買ってきた夜光貝関連の話題です。
既に紹介済みですが、夜光貝の表面を覆っている付着物は布やすりで概略削り落し済みです。
ただ細かいところが難しく、均一に削れずに放置したままです。
そのブログを見た「うみばたさん」から「酸で貝の表面を溶かす方法がある」と教えてもらいました。
なお、うみばたさんが創られた「ビーチグラスのランプシェード」を見て、ビーチグラスの素晴らしさを知った私にとっては、新しい世界を教えていただいた恩人です。
話を戻しますが、さらに詳しい方法が分からないかとインターネットで検索していると「edoさんの夜光貝磨き塾」(2008.11)に、貝の表面を塩酸で溶かし真珠層が見えるようにする詳細な方法が紹介されていました。
といっても、塩酸は取扱いが難しいですし、反応時の臭いやガスが発生して隣近所に迷惑にならないか、など問題も多いように思います。
そこで、試験的に小さい貝で実験をしてみる事としました。
浜辺で拾ってきたヒロセ貝(巻貝)とクロタイラギ(2枚貝)が試作対象です。
準備品は、トイレ用洗浄剤(塩酸10%配合)・厚手のゴム手袋・ポリバケツ・歯ブラシ・水です。
場所は、アパートのベランダ。
まず 1.ゴム手袋をして、2.ポリバケツに洗浄剤をそーっと入れ、3.洗浄剤の半分ほどの水を加えて薄めた後、4.貝を液に漬けます。
すると、すぐに泡が発生します。この泡は、塩酸が貝の表面や石灰質の付着物を溶かす時に発生するものです。
でも、心配していたほど多くの泡ではなく、異臭もほとんどしません。
しばらくすると、泡の量が少なくなってきます。
その段階で、貝を取り出して、表面についたヌルヌル膜を歯ブラシで落とします。
この時もゴシゴシせず、液がはねないようにゆっくりそーっとします。
この時に、貝の表面の溶け具合・真珠層の見え具合も確認しておきます。
表面をこすったら、貝を水洗いして又液につけると、泡が盛んに出てきます。
そのつど、ゴム手袋・歯ブラシも水洗いし、事故がないように気を付けておきます。
上記の作業を繰り返し行い、貝の表面全体に真珠層が見えれば完了です。
貝をよーく水洗いしてから乾かします。
その間に歯ブラシ・ゴム手も水洗いして、液は水を加え薄めてから下水に流し、バケツも洗っておきます。
ということで、今日の試作結果は下の写真のとおりとなりました。

(黒い表面がなくなっていますが小さな穴がいくつも)

(左が自然のまま、右が真珠層まで溶かした貝)
(てっぺんのピンクをあえて残してみました)
夜光貝はこれよりかなり大きいですが、なんとかできそうな目途がついてホッとした所です。
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