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決戦の朝。
沢山いろんな事を考えたけど
どうしても金曜の夕方
二人をひっつかまえて
話をしなきゃならないと思っていた。
携帯メールの中には
会社の常務をなじる言葉等も入っていて
相談したら、常務も立ち会ってくれることになった。
旦那の携帯は
会社から買い与えられているもの。
本来なら夕方は事務所に戻して
夜間は持ち歩けないモノなのだ。
常務は携帯を全て読んで
怒り心頭
そりゃ、そうだろな--;
会話を記録する
カセットまで用意して決戦の時を待った。
夕方6時過ぎ。
別々の仕事に出てた二人が
示し合わせたように帰ってくる。
「ちょっと座ってくれる?」
常務が二人を呼んで
私の前に座らせた。
「あんたら、どう言う関係になってるの?」
そう聞く常務に対し彼女は
「・・・は?
何の事ですか??」
案の定、シラを切る。
「普通の関係じゃなかろぅ?」
「言ってる意味が分からないんですけど」
彼女は悪びれる風もなく
常務との会話を続けた。
その間、一度も私の顔を見ない。
目を合わせない。
それでも私は彼女の顔を見据え続けた。
常務は彼女に旦那さんの勤め先の
番号や、旦那さんの名前を書かせた。
彼女は応じて、書面にペンを走らす。
「どうしても白状せんか?
証拠は出てるんじゃがの・・・」
常務は机の上に
携帯をぼんっと置いた。
「全部見させてもらった。
これが何にもない男女の会話か?!
私は今まで一度も
社員にババァ呼ばわりされた事はない」
携帯を出された旦那はうなだれ
彼女の態度は激変した。
「みんな言ってますよ。
不満だらけですしね。メールはしましたよ。
でも普通のメールだけで、同僚としては
好きですよ?人間性とか・・・」
「マンズリしよかとか、
愛して×2とかが普通?!
ここの家庭はあんたのせいで崩壊したよ!!」
「・・・」
彼女は私を睨みつけ始めた。
私も彼女に問いたい事があったので
重い口を開いた。
「主人と結婚なさるおつもりなら
手順さえ踏んでいただければ差し上げますけど?」
「そぉんな気はさらさらなぃです(笑)」
彼女はそう言ってのけた。
「今回の件で、私たちの子供の未来が
大きく変わったことは事実です。
その事についてはどう・・・」
私がそう問いかけた時
「じゃぁ、子供さんに謝ったらいぃんです?
私にどうしろって言うんですっ?」
彼女の逆切れに
静かに話していた私も切れた。
「私があなたに問うてるのよ!」
机を叩いて怒鳴った私に
彼女はそっぽを向いた。
「仕事はどうするの?」
「こんな状態じゃこれませんね」
「これないよね
じゃ、結構です。お帰りください」
彼女は一言の謝罪もなく
荷物をまとめ
立ち去ろうとした。
ふと思い出した私は
「○○さん。
娘の携帯の履歴消しておいてちょうだい」
「はぁい」
彼女はそう言っていなくなった。
人間やったもん勝ちなんだな。
そんな事を学習した決戦であった。