連波のさざなみ

連波のさざなみ

2010/07/05
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カテゴリ: たびびと

低料金、語らい、非日常…

旅の醍醐味は知らない世界を見聞し、人との出会いにある。

こうした「一期一会」の旅をしたい人におすすめなのが、知らない者同士が寝泊まりする相部屋だ。

リーズナブルな料金に加え、一人旅の女性には癒しの場、中高年以上の旅人には若いころ泊まった山小屋感覚にも通じるのも魅力だ。


女性1人でも安心

北海道を中心に「男女別相部屋」の約70軒の宿を紹介する「とほネットワーク旅人宿の会」。

1泊2食付きで3千円から6千円台までと、低料金が最大の魅力だ。

最近は一人旅の女性客が増加。

希望者には個室に応じることもあるが、「語らい」を求めて相部屋指定の人もいるという。

女性1人でも安心して利用できるようにティータイムの場を設けるなど、旅を演出してくれる宿が少なくない。




1泊2食付きで5800円。

宿から約1キロの所には「銀河の森天文台」があり、天体観測が堪能できる。

運が良ければエゾフクロウやクマゲラにも遭遇できる。

都会では味わえない大自然に触れたり、野生生物を眼前で観察したり…。

定年を迎えた60代の利用者も増えているという。


北海道にドミトリー形式の宿が多い理由について、「とほネットワーク旅人宿の会」事務局の前川浩一さんは「北海道の人たちはもともと旅人に寛大。壮大な景観も手伝って多くの旅人が押し寄せ、廉価な相部屋が流行した。二段ベッドの8人部屋は当たり前。昔は食堂や廊下に布団を敷いて寝ることもしばしばあった」と説明する。


画廊だったビル改装

相部屋を中心とする宿泊施設を提供する「ユースホステル」は100年の歴史を持ち、昭和40年代に日本でも普及した。

「ユース」のネーミングから若者のイメージが強いが、ここ数年は中高年の利用が目立つ。

「若いころ利用した人が家族を持って戻ってきたり、定年退職した人が若者と話ができるユースホステルに魅力を感じたりしている」と日本ユースホステル協会。

全国で1千以上の体験プログラムを用意するなど、ほかの宿泊施設との差別化を図っている。


今春、広島市の原爆ドーム近くに開業した「レイノ・イン広島平和公園」は長年画廊だったビルを改装し、相部屋方式の宿泊施設に姿を変えた。



16人が宿泊できる二段ベッドの大部屋もある。


「欧州やオセアニアから長期休暇を取って宿泊施設として使うケースが多い。年齢層も幅広く、18歳の若者から高齢のカップルまでさまざま」と同ホテルの串井寧子さん。

地球に生きる者同士が心を通わせ、広島の地で一期一会の思い出をつくってもらうことがホテルの願いだ。


もちろん、日本人旅行者も歓迎だ。

低料金、国際交流、非日常体験と、まさに”一石三鳥”の宿といえそうだ。





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Last updated  2010/07/05 10:22:23 PM
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