Japonais -albums-

*Visionary*  Tei Towa

元Deee-LiteのTei Towa(吉本所属)の企画ものCDです。
これは世界で一番かっこいい雑誌Visionaireとのコラボのものです。Visonaire18の「Visionary」は幻想をテーマにした号でいろいろなクリエイター達が競って様々な手法で「幻想」を表現しています。

このTei Towa版のisonaryは2枚のCDに分かれていて1枚目は「yakushima」と名付けられていて屋久島の自然音が60分録音されています。2枚めは「Insense」と名付けられていて、ぽわーんぽわーんとしたシンセサイザーの音が録音されています。(Visionaire版はこれが同時録音されて1枚になっています。)Tei Towa版の方は1枚で聴いても2枚で聴いてもいいように、とのことで分けたそうです。

これが今まで聴いた中では一番の癒し音楽なのです。最近、ブームにのって押し付けがましいヒーリングミュージックがたくさん出ていますが、なんかあざとくて・・・。それらにくらべてこれは素晴らしい。
ぼくのイメージとしては「ナウシカにでてくる森の中でゼンマイ状の植物が胞子を飛ばしている。」感じです。

あまり寝る時に音楽をつけないのですがこれは心地よく眠りに誘ってくれます。

ちなみにこのCDのヴィジュアルワークもいい感じです。(でかい。)

Tei Towaの公式ホームページは
www.towatei.com
です。

*玉姫様*  戸川 純

・・・・・。これを書いていいのだろうか?
戸川純と言うと、彼女のことが好きって言うだけでものすごい勢いの情報や記号が読まれてしまうから。でも、いいものはいいのだ。
その昔、ニューウェーブというものが全盛だった頃の戸川純が出したソロ・ファーストアルバムです。(たぶんゲルニカの「改造への躍動」が彼女の歌人生の始まりだと思います。)

とにかく情念とはなんぞやという言葉に尽きるこのアルバムはぼくに黒いリボンでできたメビウスの輪を思い起こさせます。1曲目「怒濤の恋愛」の「その人の声を聞くだけで失神しそうな怒濤の恋愛」と言う言葉が重く重くのっけからおそってきます。その後も情念は続きます。

ただ、最後の「蛹化の女」でメビウスの輪がゆるやかに断ち切られすべてが浄化させられていくような気がします。(原曲はパッケルベルのカノン)

椎名林檎嬢もこのアルバムを聴いているはず。ああ、聴いているさ。

戸川純が歌がうまいかはなんともいえないところですが、こわいくらいに声の使い方がうまい。歌うと言うより演じていると言った方が正しいのかも。

お薦めは「怒濤の恋愛」「諦念プシガンガ」「蛹化の女」です。

応援ページはここです。
http://home4.highway.ne.jp/tech/jun/index.html

*I am a kitten*  Kahimi Karie

カヒミカリイのセカンド・ミニ・アルバムです。
むかしむかし、渋谷のセンター外を抜けた角にHMVがあったとさ。そこで発信されるおしゃれポップスは渋谷系と呼ばれていたそうな・・・。
そんなこともあったねー。そんな当時に発売されたものです。
ぼくはどこのCDshopが忘れたけどカヒミカリイのファーストアルバム「Mike alway’s diary」を聴いてそれ以来すっかりとりこになってしまったのです。
このアルバムはカヒミカリイのいままでのアルバムの中でも傑作。いろいろな言語(英語、フランス語、イタリア語)で歌っていて海外の友達にもよく聴かせました。大好評。とくにイタリア人には。(なぜかと言うと「Giapponese a Roma」にででくる言葉の中に「!!」ってなものがあるから。)
ぼくはなんだかんだいっても彼女の声質が好きです。いまでは珍しくなくなったウイスパーヴォイスも彼女が日本人の中では先駆者でしょう。
同時発売された「My First Karie」よりこっちのほうが、・・・、なんていうか、きゅってしてて好きです。どこかなつかしい言葉のわからない古いファッション雑誌をぱらぱらめくっているような感じ。

お薦めは「I am a kitten」「Vogue Bambini」「Giapponese a Roma」です。

公式ページはここです。
http://www.jvcmusic.co.jp/a_list/artist_j/kahimi_k/

*echo de MIHARU*  コシミハル

コシミハルさんの大傑作!!もう何回聴いたかわからないくらい聴いています。ので、ジャケットやライナーノーツもぼろぼろ。装丁は金子國義さんのデカダンスで耽美な世界。ちなみにカバーのカプリーヌはAtsuki Ohnishiのもの。この頃、金子さんはAtsuki Ohnishiのポスターを書いていました。ちなみにコシミハルさんはCM曲の女王なのです。「ドイツワイン・マドンナ - マドンナ」「カレーマルシェ - ボンジュール・クク」「ディズニー - 星に願いを」など聞き覚えのある曲を多く手掛けています。

過去の曲のカバーアルバムなのですが(「天使に寄す」のみオリジナル。)とにかくかわいいの一言。当時の雰囲気を出すために真空管マイクを使ったりとレコーディングにも凝っています。

ぼくがこのアルバムを初めて聴いたのは学生時代の時。友達の留守電に「マルセリーノの歌」が使われていて「!!!」と思ってさっそく購入しました。とにかく「あまくてかわいい。」の一言。クラシック音楽の中で育った彼女の(父親はファゴット奏者)古典の解釈の仕方は、彼女の甘さと、YMOなどとの交流に影響されたポップさが融合したものとなっています。(このアルバムには細野正臣さんが参加しています。)
オペラありスタンダードジャズあり賛美歌ありのアルバムですがとにかく「ミハルちゃん」づくし。犬好きの皆様には「ワンワン・ワルツ」を聴いて頂きたい。

一回コンサートにいったことがあるのですが、席につくと紅茶とビスケットが配られました。うー、かわいいのだ。

お薦めは全部なのですが「マルセリーノの歌」「サティリコン」「ディガ・ディガ・ドゥ」「天使に寄す」です。

コシ ミハルのホームページはここです。
http://www.daisyworld.co.jp/miharu/index.html

*Sweet Pizzicato Five*  Pizzicato Five

オレンジと赤の水玉がポップでかわいいこのアルバムはぼくがPizzicato Fiveの中で最も好きなものです。
Pizzicato Fiveが野宮真貴に変わってからは「最新型のピチカートファイブ」からはじまり、ほとんどのアルバムを買いましたがそのなかでもこれが一番のっている時のピチカートではないでしょうか?(そのあとはどんどんマニア受けに走り、なんだかわけがわからなくなったまま失速で撃沈。さみしい限り。)

とにかくポップでスイートで楽しいアルバムです。なんかこのアルバムを聴くとなぜか友達と毎週クラブに行っていた時のことを思い出します。友達が運転する車の中でかけていたような気もするし、1曲めの「万事快調」がそんな気分にさせるのかもしれないし。

小西さんはかなりの音楽マニアなのでやっぱり音の作り方がかわいくてすきです。シロウト受けを入れつつマニアにも喜んでもらえるような音の作り方がほんと上手。

かなりクラブの音を意識したこのアルバムはスローな曲も入れつつフル稼動で最後までいききってしまいます。最後の「コスミック・ブルース」を聴くとこれまた明け方のクラブのちょっとさみしくなる瞬間がフィードバックします。

お薦めは「万事快調」「キャッチー」「パリコレ」です。

Pizzicato Fiveのホームページはここです。
http://columbia.jp/~pizzicato/

*No17* 小泉今日子

タイトルは「じゅうななばん」と読みます。
初回プレス版は麻のクロス張りの本のような感じのジャケットです。
小泉今日子がいろいろなクラブシーンの人たちやミュージシャン系と付き合いが多かった時期に作られたアルバムです。このアルバムのテーマは「クラブにいるような音楽」だったと思います。が、全くクラブサウンドとは違った内容で「クラブにいるような」は「音のつなぎがいい」と解釈していいと思います。実際の音はアンビエント系やスカ、ポップなどいろいろです。

ぼくがこのアルバムをかなりたくさん聞いているのはやはり音のつなぎのよさでしょう。Interrudeなどを含めてけっこう曲数が多いのになんとなく飽きさせないでするーっと聴けてしまいます。最近は全体のバランスよりシングルの寄せ集めといったアルバムがものが多いですよね。

彼女は歌は決してうまくないけど声に嫌みがないのでなにを歌っても甘くかわいらしく仕上げることができます。このアルバムの最初の方の曲はまさにそんな感じのものが多く収録されています。シングル曲は「丘をこえて」「LaLaLa...」などが収録されています。

お薦め曲は「いつかきっと」「Heaven」「No No No」です。

公式ページではないですがとてもためにな小泉今日子さんページです。
http://www.din.or.jp/~idkhouse/maniacks.htm

*Retinae* dip in the pool

このJournal de Retinaeのタイトルはこのアルバムから頂きました。
もとモデルさんの甲田美也子さんと音楽プロデューサーの木村達司さんの二人組のユニットです。最近、甲田さんはBeams Redというレーベルではんなりとしたモデル姿を久しぶりに御披露されてます。美しい・・・。

甲田さんの声も美しいし、木村さんの凝りに凝った、でもそれを感じさせない音作りも素敵です。
いろいろお薦めしたいd.i.p.のアルバムはありますがまずはこれから。

この後、d.i.p.は結構実験的なアルバムを作っていくのですがこの「Retinae」は全体的にとてもまとまりのあるものです。透明感なんて言葉を使うとなんか安っぽくなってしまいそうですが、まさにこれが相応しい感じです。d.i.p.は心理学的要素を含めた詩が多く(ほとんどは甲田さんによるものです。)とてもポエティックです。アルバムの中には「A green spangled deer」「A quasi quadrate」のようなちょっとなぞかけのような詩があったり「Over the rainbow」のようなクラシックがあったり(これも単純に聞こえて、でも通好みの凝った音。)「Gladiolus」のような優しい曲があったりとお薦めポイントはあげたらきりがありません。

アルバムジャケットはその当時ぼくの憧れだった「coup de pied」のものです。1989年発売のアルバムですがカバーのデザインはもちろん音もまったく古さを感じさせません。

d.i.p.はまた多くのCMやファッションショーにも使われていて、このアルバムから「Gladiolus」は化粧品のCMで「マルイ月トゥスヰート」はカルピスのCMに使われました。ほかのアルバムの曲はComme des Garconsのショーにも使われました。(それがどの曲かはそのアルバムを紹介するときにこっそり教えますね。)

d.i.p.の他のアルバムもまた、紹介していきますね。

作品リストはここを御覧下さい。
http://www5a.biglobe.ne.jp/~tam47852/gallary_dip_in_the_pool.html

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