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なんと5回に分けて掲載したQ&A『バレエの進路について悩んでいます』これは私にとって大チャレンジでありました。私の立場からすると、かなりの難問なのです。そして、ご相談者が答えを見つけない限り、一歩も前に進むことが無いテーマでした。うまくいくかはわからないけれど、ゾベイダさんが答えを見いだすまでは見守ろう。そして、自分が勝手に答えを提示しないようにしよう。そう思ってメールに向かいました。どうもそれがうまく行った秘訣のように思います。(^^)自分のことをまるで『お産婆さん』だと思いましたよ。ゾベイダさんがお産を迎えた妊婦さんで、生まれた答えが赤ちゃん!!本当にお誕生おめでとう!!!そんな気持ちでおります。今回のゾベイダさんのQ&Aは同じように、悩んでいらっしゃる方に前進する勇気や意欲を与えることになると、私は信じています。そして、このサイトはそうした意味で有意義なものになっていると信じています。さてさて・・・・ご相談を円滑に進めるため、あまり長い(期間的に)やりとりにならないようにするために、(長い期間にわたると互いの気力が持たないと思ったのです)ゾベイダさんの認識に少々勘違いと思えるところがあっても、それについては触れないできました。二人だけの会話で終わるなら、それはそれでも良いのですが、ここはインターネット。情報の一人歩きという危険があります。なので、少々補足をさせていただきたいと思います。ゾベイダさんは所属のお教室ではプロが出てないことから今後も出ないと思っていらっしゃるような節がありましたが、それは今後ありうると思います。だって・・・、ゾベイダさんのお嬢さんがその第1号となるかもしれないのですものね。プロを輩出していない イコール 今後も輩出しないということでは無いと思いますので、そこは補足をさせていただきたいと思います。はい。これで久々のQ&Aはこれにて終了!!!公開であるにもかかわらず、飛び込んでいらした ゾベイダさん、レオさん、ib_さんに改めて感謝申し上げます!!!そして、ぜひ、皆様のご意見ご感想をお聞かせいただきたいと思います。お待ちしておりま~~~~す!!!! (^▽^)
September 15, 2006
ゾベイダさんよりいただいたご相談もいよいよ佳境に入りました。今回が最終回、解決編です。 その1 ゾベイダさんからのご相談&レヴェランスからの確認はこちら その2 レヴェランスからの確認に対してのゾベイダさんからの返信はこちら その3 ゾベイダさんへレヴェランスからの返信はこちら その4 ゾベイダさんからいただいたメールはこちら以下はレヴェランスからゾベイダさんへお送りしたメールです。 ★ ★ ★ ★ゾベイダさんよりいただいたメールの一文に> 今回レヴェランス先生と質問のやり取りを通して> 気がついたことがあります。> 一番の問題は先生との親とのコミュニケーションが> 全くないということではないのか、ということです。> 本来ならば疑問があれば直接聞くことによって> 納得し安心できるはずです。と、あります。確かにバレエ指導者と父兄の皆様の間のコミュニケーションがとりづらい状態であることがゾベイダさんのように迷われてしまう要因になっていますね。ただ、そのようになってしまっている原因もバレエ教室運営者としては、理解ができます。その要因については、またまた長くなるので今回のメールでは割愛させていただきますね。(笑)まぁ、そうしたことは、個々の教室運営者が工夫して乗り越えていく道だと思います。私もこのようなお話をちょうだいしたことで自分のスタジオではどうしたらいいか、と考えるきっかけとなっています。私としては、ゾベイダさんがどんな答えが見いだされるかはまったく意図を持っていないので、これからどのような決断をなさるかはあえてお伺いはしませんが、ゾベイダさんが前進する意志を持たれ、そして行動に移すためのきっかけとなったことは何よりと思います。そして、お気持ちがすっきりとなさったということが私にとっては何よりも朗報なのです。それが私の最終目的でした!!!(*^▽^*)最終目的を達することができた今、これで私からの回答は終わりになります。いやはや、本当に今回のご相談は私にとって超難問でございましたよ。(苦笑)なんとか最後までこぎつけたことを安堵しております。最後にゾベイダさんとお嬢さんのバレエライフがキラキラと輝いた道でありますよう、そして、楽しいものでありますように願っています。いつかお嬢さんがダンサーとして活躍する報告をちょうだいできる日を心から楽しみにしています。 ★ ★ ★ ★ようやくゾベイダさんからいただいたご相談は終焉を迎えました。ここまでたどりつけて本当によかった♪かなり長い文章ですが、読者の皆様には全体を読んでいただきたいと思います。すでに全文をお読みくださった皆様には感謝を♪そして、このQ&Aをバレエの進路で迷う皆様に捧げます。
September 15, 2006
ゾベイダさんからのご相談の続きです。 その1 ゾベイダさんからのご相談&レヴェランスからの確認はこちら その2 レヴェランスからの確認に対してのゾベイダさんからの返信はこちら その3 ゾベイダさんへレヴェランスからの返信はこちら以下はゾベイダさんからの返信メールです。 ★ ★ ★ ★ ★本当に、日本でのバレエを取り巻く環境と言うのは寂しいものがありますね。それでも、ここ最近は、新国立劇場の設立や東京バレエ団、Kカンパニーの活躍など旧態然とした日本バレエ界に新風が吹いていくような気がします。願わくば、芸大のような国立のバレエ学校ができてくれれば、本当に良いのですけれどね。確かに、レヴェランス先生のおっしゃるように遅い時間帯のレッスンというのは子供たちの生活に合わせると仕方のない選択だということも良くわかりました。昨日の夕方から早実の斎藤選手のニュースがテレビを賑わせていますが、野球やサッカーなどスポーツのおかれている環境が本当にうらやましいです。部活の一部として奨励され、学校、地域挙げてのサポートですものね。> ここでこの問題を扱っていても、ご一緒に迷宮に> 迷い込んでしまいそうですよ。> もうそうなるとご相談メールではなくなってしまいますね。(笑)確かに、おっしゃる通りですね。一晩中でも語り合えそうですね(爆)その環境の中でも頑張っている娘を見ているとどうせバレエを続けているならば、自分の中で夢を追う決断をした時に上のステップへと足がかりのある教室を、と思ったわけです。遅い時間帯のレッスン、成長期の体に及ぼす影響は確かに気になっていました。成長ホルモンは10時から2時の間の睡眠時間中に作られると聞いたことがあります。それを解決する方法は今の時点、自分の中ではいくつか考えていますが、どちらを実行するかどうかはもう少し時間が必要だと思っています。今回、レヴェランス先生と質問のやり取りを通して気がついたことがあります。一番の問題は先生との親とのコミュニケーションが全くないということではないのか、ということです。本来ならば疑問があれば直接聞くことによって納得し安心できるはずです。こちらの教室も親と先生の間にコミュニケーションがまるっきりないわけではありません。とはいっても、挨拶程度にとどまり、特に懇談会のような場がありませんので、保護者からの意見やバレエに対する考えを先生に発信することは出来ないのです。娘はピアノも続けていますが、そちらの先生は必ず年に一度、親との個人面談を行い、それを踏まえたうえでその子供に応じてレッスン内容を考えて行きます。我が家はバレエ一番だという言うことを分かっていただいた上で、バレエを続ける上でも音楽の知識ははプラスになりますので、やめない事を目標にのんびりやっています。レヴェランス先生にはこのような場でも真摯にご意見を頂きなんと感謝していいか、感激しています。おかげで自分でもはっきりと分からなかった不安の原因が、クリアになりました。私の優柔不断な態度が、娘にも不安を与えてしまうのだと思えてきました。前にお伝えしましたように、対応策は私の中で模索中ではあるのですが、もやもやとした中から抜け出してきた感があり、自分がどうしたいかが見えてきています。本当にありがとうございました。気分もとてもすっきりしています。 ★ ★ ★ ★だいぶ佳境に向かってまいりました。この続きはまた次回へ(^^)
September 15, 2006
ゾベイダさんからのご相談の続きです。 その1 ゾベイダさんからのご相談&レヴェランスからの確認はこちら その2 レヴェランスからの確認に対してのゾベイダさんからの返信はこちら以下はレヴェランスからの回答です。 ★ ★ ★ 宿題への回答、何度もうなずきながら拝読いたしました。お嬢さんへのインタビューもお疲れ様でした。こうしたことをきちんと話し合える親子関係を築きあげていらっしゃることが何よりも素晴らしいと感激しました。お嬢さんの会話は中学1年生としては、現状をしっかりと理解し、自分のできることとできないこと双方に目を向けることのできる聡明なお嬢さんでいらっしゃいますね。そして、そこからはバレエをとても好きでどういう形であっても生業にしたいという思いが伝わりました。今の年齢ではごくごく自然なことだと思います。そして、お母様からのご回答。> もちろん、娘の意志が最優先です。> バレリーナに憧れているとはいえ、> 実際、真剣に話をすると中一なりの> 不安が出てくるのは良くわかります。> ただ、親としては娘が今不安があるようだから> 本気でないのだろうと思い込み> 後々出るかもしれない芽を、ここで> 完全に摘んでしまっていいのかという悩みです。現状を見据えながらも、お嬢さんの夢を夢で終わらせないようにとその中で可能性を模索なさっており、なんと素晴らしい親御さんだろうと思いました。お伝えくださった諸々のことは我々バレエ指導者にとっても頭の痛い話ではあります。> 習い事という位置づけでやるにしては> 時間的な拘束があまりにも長いのです。とか> ただ、さすがに、普通のサラリーマン家庭ですので> 娘が心配するとおり、バレエ学校へ通いつつ> 教室も続けて、というのは趣味でやるには負担が大きいのも事実です。と、ゾベイダさんご自身がおっしゃるように子供自身の描く将来像がまだまだ漠然とした時期に長い時間と費用を投じていかねばならないということを厳しい、つらいと感ずることも理解できます。実際、バレエ指導者仲間と雑談の折に出てくることは日本でバレエをやっていくということに対して社会的な理解が無いために子供達に負担がかかりすぎているということです。> 授業終わって部活行って、家に帰って急いでご飯食べて、> レッスン行って帰るとお風呂も入る気がしない位疲れる。と、お嬢さんへのインタビューに部活動とバレエを両立させている記載があるように、学業、つまり学校側のカリキュラム(勉学と部活動)に余裕がなさ過ぎて、それに応えつつ、バレエの稽古に通うということが子供に肉体的、精神的に無理を生じさせている実情があります。それらのことは本当は親御さんだけの悩みでは無いのです。また、こうした背景もあります。一般的な考え方としては、学校の活動を犠牲にしてまでバレエに打ち込むことを方針として許さない家庭が大部分だと思います。子供はそれに従わねばなりませんから、部活動に学校推奨通りに参加し、帰宅時間は夕方。それからバレエ教室へ向かうことになります。そうした生徒が大部分であれば、「バレエを続けて欲しい」と思っているバレエ教室側はそれに合わせて稽古開始時刻を設定しなくてはなりません。なぜなら運営自体が成り立たなくなってしまうからです。お嬢さんの通うレッスン時間帯が非常に遅いのはそれに対応した時間割になっているように私には思えました。所属先の先生もそうとう苦心していらっしゃるのではないでしょうか。同業者として、先生のご苦労も手に取るようにわかります。まぁ、よく言われることに「世の中が悪い」とか、「バレエの世界がおかしい」とかただ言っていても、それは解決に向かうことにはなりませんね。それは実情として存在します。「そこから自分がどうしたいのか?」というところに目を向けていかないと、ずっと葛藤の渦の中で苦しんでいくことになるのではないでしょうか?きっとゾベイダさんはそれをわかっているからこそ、私にご相談をお寄せくださったのだと思います。ただ・・・・・お恥ずかしいことに、私自身もこの葛藤の中を抜け出す術を知りません。この話題は一個人の問題をとうに超えているように思います。ここでこの問題を扱っていても、ご一緒に迷宮に迷い込んでしまいそうですよ。もうそうなるとご相談メールではなくなってしまいますね。(笑)それでは視点を変えましょうか。> 不安がクリアになるどころか、> ますます分かりにくくなってしまったでしょうか?いいえ、ご安心ください。(^^)ゾベイダさんの今、目を向けるべきことはだいぶ見えて参りました。今、一番気になっていること・・・・。それはレッスン時間の遅さであると思います。中学生、いえ、たとえ大人であっても夜遅くからのレッスンはおすすめできない時間帯です。しかも終了時刻が深夜に及ぶのでは、ご主人様(お父様)がいい顔をしないのはごくごく当たり前のことと思います。前述したように、お教室の先生はとても苦心なさったうえで現在のカリキュラムになさったのだろうと思います。そちらには敬意を払いつつ、あえて申し上げますが、成長期のお子さんに与える悪影響が心配です。中学1年という一番背の伸びる時期に深夜の生活を続けることは成長ホルモンの分泌が正常に働かなくなる可能性をはらんでいます。内臓にも悪影響が出る可能性もありますね。もし、プロを目指すのだとしたら、身長はある程度必要です。深夜のレッスンはお嬢さんが本来生まれながらに成長するはずの身長にまで到達しなくなる可能性があります。それが私としては気がかりです。そうしたことへの解決策はゾベイダさんご自身の中にしかありません。私からはいただいた情報のメリット、デメリットをお知らせするくらいのことしかできませんが、それらの情報からご自身の向かう方向がきっと見えてくると思います。さて、いかがでしょうか。ゾベイダさんご自身がこの先どうしたいのか、答えの糸口は見えてきたでしょうか? ★ ★ ★この続きはまた次回へ(*^_^*)
September 14, 2006
さて、前回の続きです。あれからゾベイダさんから宿題の回答をいただきました。レヴェランスからお送りしたメールに対しても、>素晴らしいです。その通りです。>ありがとうございます。>やはり、思ったとおり、親からの立場も>よく理解して頂けていることが嬉しいです。と、お喜びの言葉をちょうだいしました。>そして、今回、じっくり娘と話をしました。念のため、宿題とは以下の2つ。(1)ゾベイダさんご自身が何に対して不安なのかをクリアにする。(2)お嬢さんが本気でプロになりたいかどうかをインタビューする。ここから先はゾベイダさんからちょうだいした回答です。 ★ ★ ★1,2、と逆にした方が分かりやすいと思いましたので前後になってしまいましたが、よろしくお願いいたします。 (2)お嬢さんが本気でプロになりたいかどうかをインタビューする。今回の質問で、じっくり娘と話(インタビュー?)をしてみました。好きなダンサーさんはキーロフバレエのペレンさん、シェスタコワさん、ABTのジュリー・ケントさんとジリアン・マーフィーさん。ロシアのバレエはとてもきれいで好きだけど、ABTの明るい雰囲気も大好き。もし入れるんだったら斎藤友佳里さんのいる東京バレエ団。自分はバレエが大好きで、なれるものだったらプロになりたいと思っているのは確か。でも、何が何でもバレリーナという事ではなく、ダンスに関する職業、ミュージカルやディズニーランドのダンサー(宝塚は嫌)等にも憧れる。自分にはできないけれどヒップホップもカッコいいと思う。とにかく、今はバレエに携わる仕事がしたいと、思っている。ダンサーになれなければ、バレエショップのお姉さんでもいい。いくら自分がバレリーナになりたいと思っていても自分より上手な子は沢山いるし、例え上手でも怪我をしたら踊れなくなるし、オーディションに受からなければ仕事もないという現実は分かっている。お兄ちゃんを見ていると大学生活にも憧れる。そして、もしかしたら将来なりたい職業が他に出てくるかもしれない。その時に、学力がないとその職業に必要な大学や高校に進めなくなるかもしれない。バレエの学校へ進学する方法があると聞いたことがあってそういう学校へ行きたいと思った事もあったけど、そこは高校ではないので卒業しても高卒の資格はもらえないらしい。もし、そこへ行っても自分がプロになれなかったとしたら、中卒になってしまう。そうしたら、バレエショップのお姉さんにもなれない。バレエ科がある高校があるという話も聞いたけれど、そこは家から遠いし、学費もすごくかかるらしい。バレエ教室に通うだけでもお金がかかるのに、プロになれる補償もなく、その学校へ行くというのはやっぱり無理だと思う。でも、バレエは好きなので絶対やめたくない。そして、もしかするとやっぱりバレエしかないと思う時がくるかもしれない。だから、今すぐに道を決めるというのは自分には難しい。今までは小学校だったから、勉強にも付いていけたし、宿題もそんなに大変じゃなかったけど、中学になったら勉強も難しくなって、宿題も多い。授業終わって部活行って、家に帰って急いでご飯食べて、レッスン行って帰るとお風呂も入る気がしない位疲れる。教室を変えれば、レッスン時間がちゃんと決まっていて、自分の管理もできる気がする。でも、今までや、これからの人間関係を考えると新しい教室は、ドキドキする。留学は、クララなどの雑誌を見ていると憧れるしカッコいいなと思うけど、言葉もできないし、お母さんがいない生活は、今の私には想像できない。以上のような娘の意見を踏まえて私も考えてみました。(1)お母様ご自身が何に対して不安なのかをクリアにする。今、現在、娘がこのように悩むのは中一という年齢を考えると無理もないと思うのです。親としてはこれが、音楽(楽器)などでしたら、そちらへ向けての進路は音楽高校という手も有りますが、最終的に高校入学後の大学受験時に悩めばいいのですし、留学に関しては大学在学中や卒業後でも、充分行く価値がありますよね。その上、決心するまでの猶予時間がバレエを選ぶ場合とは全然違うわけです。精神面での成長と道を決定しなければならない時期と言うのがほぼ同時期なわけです。そして、とりあえず、どんなレベルの音大でも卒業さえすれば演奏家にはなれなくても自宅で教室を開く事は(これも、ある意味プロですよね)可能なわけです。同じ芸術の一つである絵画であれば、もっと長いスタンスで考える事ができます。将来の職業についても、バレエ以外でしたら大学受験時まで悩めるわけですよね。最終的にはリクルート活動時までに決めればいいわけです。私の不安というか、問題なのは『バレエは進路を早めに決めなければならない』ということです。もし、娘が悩みながらも最終的にバレエ(ダンス)への道を進みたいと決心した時に、こちらの教室では先が見えないという現実。でも、習い事という位置づけでやるにしては生徒の数に対して先生が少ないので時間的な拘束があまりにも長いのです。確かに、レヴェランス先生がおっしゃる通り親が先走ってしまうという懸念は良くわかります。同じ教室のお母様たちの中には、配役のみならず、発表会でのご自分の娘さんんの踊る秒数までも気になさっている方がいて、びっくりした事があります。私は先生を信頼していましたのでお任せしっぱなしだった部分があり受動的過ぎたのかもしれません。上手な子や、子供がその気になった時には先への道を先生が示してくれるものとばかり思っていたのです。娘はバレエを休みたくないという事で中学受験はしませんでした。が、受験にしろ、バレエや他の習い事にしろある程度、親の協力がないと子供がいくら才能があっても、やる気があってもどうすることもできないというのは事実です。幸い、我が家は娘の上に息子がいますので、娘が自分のやりたい事があるといえば、有名校へ入学する事よりもそちらに協力する体制はできております。ただ、さすがに、普通のサラリーマン家庭ですので娘が心配するとおり、バレエ学校へ通いつつ教室も続けて、というのは趣味でやるには負担が大きいのも事実です。それでしたら、もし、コンクールのスカラシップを取れなくても、留学できるのであれば、高卒の資格を取れない日本のバレエ学校へ行くよりはうまくしたら外国語も学べる留学の方がメリットがあるのでは?と思ってみたり。そして、これは、根拠のない話なのかもしれませんがコンクールで入賞する子達というのはある程度、所属している団体によって決まってくるので、無名のバレエ教室からは予選通過はしても入賞はできない。入賞したいのなら、それなりの教室に通わなければならない、とも聞いたことがあります。もちろん、娘の意志が最優先です。バレリーナに憧れているとはいえ、実際、真剣に話をすると中一なりの不安が出てくるのは良くわかります。ただ、親としては娘が今不安があるようだから本気でないのだろうと思い込み後々出るかもしれない芽を、ここで完全に摘んでしまっていいのかという悩みです。今の教室は娘が小さな頃から通っていて先生も娘に対して愛情を持って接してくださっているのはよく理解できますし、ありがたい事だと思います。でも、親としては道があるけれど、あえて、そこへ行かないのと行きたいけれど、道がないのとでは、違うと思うのです。それと、以前のメールでもお伝えしましたが基本的にはバレエに関して好意的な主人ですがレッスン終了時間の遅さには良い顔をしません。娘の教室の場合、小さい子からのレッスンが、次々長引き、最終的に一番最後のクラスは何時に終了するか分からないという状態になるのです。夜遅くなら遅いで終了時間が決まっているのでしたらそれにあわせて送迎できるのですが、毎回終わる時間がまちまちなので、親の迎え待ち時間の負担も有ります。他の教室でしたら、時間をやりくりし勉強と両立して行く事も可能では・・・?と思うこともあります。レヴェランス先生の、宿題、一生懸命考えてみましたが、不安がクリアになるどころか、ますます分かりにくくなってしまったでしょうか?長いメールになってしまい、お読みいただくのもご負担かとは思いますが、よろしくお願いいたします。 ★ ★ ★ゾベイダさんに対しての回答は文字数の関係で次回へ続きます。どうぞお楽しみに(*^_^*)
September 13, 2006
今回のご相談はゾベイダさんよりちょうだいいたしました。このご相談、私にとってはなかなかの難問でありました。なぜかというと、いろんな問題が内包されており、ゾベイダさんご自身が今解決すべきことは何なのかが見えていないような印象がありました。ですので、何度かに分けてメールのやりとりをし、ゾベイダさんが今 解決したいことは何なのかが見えるようお手伝いをさせていただきました。今日は そのいただいたご相談メールとレヴェランスからの返信メールをお送りします。★ ★ ★◆ゾベイダさんからのご相談◆娘は3歳の頃からバレエをはじめ、現在10年目で中一です。レッスンは通常レッスンが週に3回、ヴァリエーションクラスが週一回、コンクールレッスンが週一回の合計週5日ほどです。コンクールレッスンは昨年、先生からお誘いがあり始めました。発表会、コンクール前には、レッスンは休みなく毎日になります。教室は歴史も長く、総人数も多く、割合大きな教室だと思います。発表会は生徒全員で行う大きなものが年に一回、これは大ホールでそれぞれのクラスの出し物のほか全幕物も行います。他には地域ぐるみの舞台、勉強会、コンクールがあります。教室ができて年数は長いのですが、先輩の方々にプロのバレエダンサーになっている方はいないようですし、先生には留学の経験はないようで、留学をしている生徒もいません。また、系列の教室もないので上手な子が出ても、外に出て行くということはありません。こうした背景からは、娘が中学に入り、進路の事を考えた時、はたして娘の教室では真剣にバレエダンサーになりたいという時、道は開けているのかと不安になっています。中学生以上のクラスでは、前のクラスの終了時間がズレこみ、クラス本来の開始時刻より遅くなることが多く、かなり遅い時間にレッスンが始まります。終了は深夜に及ぶこともあり、主人はバレエをやる事には賛成ですが、帰宅時間にいい顔をしません。翌日の学校生活も心配です。他のお母様方にそれとなく聞いてみましたが皆さん、先生を大変信頼してらっしゃるので疑問を持つ私のほうがおかしいというような対応でした。夏休み、冬休みはコンクールレッスンで毎日つぶれ、それが終わったら教室合同の発表会の振リ付け、それが終わったら自分の教室の発表会の振り付け秋には小さい発表会の振り付け、みっちり基礎をやってる暇もなく、バレエ漬けの日々が続きます。ヴァリエーション、コンクールレッスンとも、個人レッスンではないので拘束時間ばかりかかります。このまま無意味に時間ばかり取られてバレエもものにならず、勉強もできないようでは、将来が思いやられてしまいます。そこで、今年の夏休みに短期のバレエ講習会へ娘を参加させて見ました。そちらで知り合った、お母様たちの話ではコンクールは関係なく留学という道がある話や、上手な子ややる気のある子は系列のバレエ教室の特別レッスンへ紹介してもらえるという話など聞きました。年齢的にも、プロを目指すには真剣に考えなくてはいけないと思っています。このまま、こちらの教室でコンクールで入選できるよう頑張るか、教室を変えて、落ち着いて将来に向けてレッスンできる環境を探すかいっそのこと、バレエをやめて違う将来を考えるか、、、。もし、お教室を変わるとしたら、何を基準に選んだらよいのか、そして、果たして留学を希望した時、娘程度で受け入れてもらえるのか?本人もプロになりたい気持ちがあるので、このようなバレエ漬けの生活で友達との遊びも、お出かけも犠牲にして頑張っています。体型的にもまだ将来的には分かりませんが、ある程度恵まれている方だと思います。お忙しい中、まことに申し訳ありませんが、何か良いアドヴァイスが頂けたらと思います。よろしくお願いいたします。◆レヴェランスからの返信メール◆メールを拝読し、バレエという世界でお子さんが成功するために親御さんができることを一生懸命模索なさっていることがメールよりひしひしと伝わりました。私にできることはわずかなことだとは思いますが、これを機会にお嬢さんの世界が広がり、バレエの道で成功できるきっかけとなることを願って、今回の回答をさせていただきたいと思います。 ■ □ ■ □ ■中学生のお嬢さんがいろんなものを置いてでも、バレエを優先になさっているとのこと。とてもバレエが大好きなんですね。大好きなことは寝食を忘れてでも打ち込めるものですが、まさにそういう状況なのですね。素晴らしいことだと思います。一方、それと裏腹に親御さんの抱える不安・・・。バレエは完成までに多くの時間を必要とする芸術であるためにそれに一生懸命になればなるほど、学業や日常生活との折り合いが難しいというバックグラウンドがあります。概ね、親御さんご自身が未経験の世界でしょうし、価値判断や基準がその世界独特のもので、何をすれば成功し、何をすればそうでないか判断のつかないことだからでしょう。それらに不安を感じることはごもっともなことだと察しております。私の回答がゾベイダさんの不安を払拭するものとなるかどうか正直申し上げて、わからないというのが本音ですが、ご一緒に考えることで、なにか光が見えるといいなぁ、と思っております。(^^) ■ □ ■ □ ■さて、ゾベイダさんのご相談、以下のように簡単にまとめてみました。.。゚+..。゚+..。゚+..。゚+.start.。゚+..。゚+.。゚+..。゚+.お子さんが長年バレエを続けていて、いろんなことを後回しにしてでもバレエに打ち込んでいらっしゃる。お稽古は週5でコンクールや発表会以外の舞台活動に出演。レッスンの時間は遅いときは深夜に及ぶ。所属教室は長い歴史のある教室。生徒さん、父兄さんからの信頼は厚い。年間の舞台数は多く、コンクールなどの出場も盛ん。現時点ではプロフェッショナルはまだ輩出されてはいない。親御さんとしてはお子さんがプロになりたいのだとしたら、この先、いったいどうしたらいいのか、このまま所属教室で同じ活動を続けていって大丈夫かと不安を感じてとある講習会に参加したところ、全く違う道のりがあることを見聞きなさった。今後、どうしていけば、お子さんがプロの道へと歩んでいけるのかアドバイスが欲しい。.。゚+..。゚+..。゚+..。゚+.finish.。゚+..。゚+.。゚+..。゚+.さて、いかがでしょう?私の勘違いみたいなものはありませんでしょうか?あったら、ご指摘ください。そして、何か付け足したいことがありましたら、お伝えいただけると助かります。特に何に対して不安を感じていらっしゃるのか、その辺りがもう少し絞り込めて、クリアになるといいなぁ、と感じております。そして、もうひとつ。実際のところ、ゾベイダさん親子にお会いしていないので、親子関係がどういう状態なのか、私には見えません。最近感じることは、お子さんはそうでもないのに、親御さんの先走りであるケースが往々にしてあり、そういうケースだと、私の回答に適切さを欠いたものとなることがあるのです。もちろんゾベイダさん親子がそういうケースだとは思ってはいないのですが、なにぶん、見えないぶん、確認をしたいと思います。どうぞご協力をお願いします。していただきたいことは、お嬢さんにインタビューをすることです。お嬢さん自身は本当にプロになることを望んでいらっしゃるのでしょうか?○○バレエ団に入りたいとか、ダンサーの誰かのファンで、そういう踊りがしたいとか、具体的な希望がありますか?まだ中学1年生だと、漠然としているかもしれませんが、ゾベイダさんのご存じの通り、もしもプロになるなら、それに照準を当てた育成が必要なのも事実です。ですので、少しでも お嬢さんに心構えがあるのかどうかをお伺いできたら、と思います。さて、まとめです。2つの宿題です。(学校ではないけど・・・)(1)お母様ご自身が何に対して不安なのかをクリアにする。(2)お嬢さんが本気でプロになりたいかどうかをインタビューする。もしかしたら、すぐに答えが出てこないかもしれませんので、少しお時間をさしあげます。(^^)そして、出てきた答えをご連絡いただけると幸いに思います。それでは、お返事をお待ちしております。 ★ ★ ★この続きは次回へ。(*^_^*)
September 13, 2006
今日のご相談はレオさんからです。そういえば、以前にもちょうだいしましたね。今回は早くにお申し込みが決まってしまったのに、とても運の強い方です。(^^)お嬢さんの股関節の可動域の左右差を治療師であるおばあさまに指摘され、ご心配されてのご相談です。おばあさまが治療師さんということはとても心強いですね。治療師さんは一家に一人欲しいです。うらやましい環境ですね。◆ご相談◆娘は、現在バレエ歴8年 現在小学5年生です。レッスン回数 90分週4回 + 合同公演会練習週1回120分=週5回祖母(医療気功整体師)からの疑問ですが、娘は左右の股関節の可動域の差が激しく、左が広く右が狭いです。治療でも今よりも左はかなり可動域を広げることができますが、右が追いついていきません。バランスよくするためには、右にあわせてひろげてゆくのか、右を気にせず左をひろげてもいいのか、右だけの可動域をひろげるためのレッスン方法はあるのでしょうか?よろしくお願いいたします。娘は月3回(2時間)5年間少林寺に通っておりますが、筋肉バランスに影響はあるでしょうか?11月の合同公演会に向けて、かなりレッスンがハードになりますので、成長期でもあり、大切な時期ですので、ご質問させていただきました。よろしくお願いいたします。◆回答◆まず、初めにお伝えしておきたいことは、先日のib_さんのご相談と同様にお嬢さんをリアルタイムでお会いし、拝見しないことには何も申し上げられないご相談です。インターネットというバーチャル環境で、しかも文章でのやりとりには限界がありますから、本質的な解決に至るには難しいと思います。その範囲での回答とさせていただきますので、どうかご理解賜りますよう、お願いいたします。 ★ ★ ★> 娘は、現在バレエ歴8年 現在小学5年生です。> レッスン回数> 90分週4回 + 合同公演会練習週1回120分=週5回こちらはお嬢さんのレッスンスケジュールですね。ふむふむ・・・レッスンに励んでおられますね。(^^)> 祖母(医療気功整体師)からの疑問ですが、> 娘は左右の可動域の差が激しく、左が広く右が狭いです。> 治療でも今よりも左はかなり可動域を広げることができますが、> 右が追いついていきません。股関節の可動域に差が出てきているということですが、これは骨格に元々可動域の差があるということでしょうか?> 股関節・骨格の元々可動域の差ではないと思われます。おばあさまが治療したら広がるということなので、関節に問題は無いと見たらよいのでしょうか?> 関節・骨格・内臓には問題はないと思います。もし、骨格に問題が無いのだとすると(あくまで仮定)レッスンでの身体の使い方に問題があると見ることができます。また、現在、舞台のための稽古が入っているということですが、レッスンならば、左右対称のエクササイズを必ず行うので、身体のゆがみが極端になることは少ないですが、踊りはどうしても右だけとか、左だけとかになるので、それが原因でゆがみが大きくなる可能性は否めません。かといって、舞台の練習がゆがみの原因というのは、非常に短絡的で、断言できるようなことでもないのです。本当に個人差、程度の差がつきものなので、お嬢さんに関する環境、身体の条件、性格、日常生活をどう送っているか、などなどの全てのデータが揃って初めて見えてくるものと思います。つまるところ、いろんなことが複雑にからんでいて、なにが原因なのかをつきとめるのは難しいです。> バランスよくするためには、右にあわせてひろげてゆくのか、> 右を気にせず左をひろげてもいいのか、うむむむ・・・・困りましたね。この辺りの判断は実際にお嬢さんの身体を拝見しないと何も申し上げることはできないのです。もし、私がお嬢さんの身体をチェックし、可動域で疑問を感じた場合に治療師さんの元へ行き、どこまでお嬢さんに要求をしても大丈夫なのかをお伺いするのです。つまるところ、それは私にとっては治療師さんの判断をあおぐ領域となります。> 右だけの可動域をひろげるためのレッスン方法はあるのでしょうか?> よろしくお願いいたします。レッスン方法については、我々教師の領域ですが、でも・・・レッスン方法を知っていたとしても、実際にお嬢さんに直にお伝えするしか方法はありません。今、ここでお知らせしたとしても、お嬢さんにとって本当に適切なエクササイズなのかは、確かめようがないからです。こういう返答しかできないのが、大変申し訳ないです。でも、万が一適切でない場合、お嬢さんに対してかえってご迷惑をかけることになってしまいます。また、ここはいろんな方が訪問する環境ですので、ここで紹介したエクササイズが適切ではない使い方をなさる方が出る可能性もあります。いずれも本意では無いので、ご理解いただければ幸いです。> 娘は月3回(2時間)5年間少林寺に通っておりますが、> 筋肉バランスに影響はあるでしょうか?運動はすればそのために必要な筋肉は使います。使えば発達するのは当然の成り行きです。ただ、私は少林寺が具体的にどういう動きなのか知りませんので、それがバレエに役立つか、障害となるかは今の段階ではお答えすることができません。「できない」回答ばかりで申し訳ない限りです。> 11月の合同公演会に向けて、かなりレッスンがハードになりますので、> 成長期でもあり、大切な時期ですので、> ご質問させていただきました。よろしくお願いいたします。そうですか。それは気になることですね。お嬢さんに休息日はありますか?バレエと少林寺を合わせると週6日動きっぱなしとなっていますね。体力のあるお子さんなのだと推測できますが、舞台の練習ともなると、精神的にもハードになってきますね。その疲れを癒す時間を意識的に持つことが必要に思います。体力のあるお子さんですと、本当は疲れていて自分の限界となっていることにも気づかずに突っ走るケースがあります。それは親御さんがよく見てあげることが大事です。まぁ、そこはおばあさまが治療師さんということで、しっかり行き届いていらっしゃいますね。ホントに安心ですね。(^^)さて、これで回答を終えたいと思います。前述したように、ネットというバーチャル環境で、文章でという条件では解決できないご質問でしたので、なんともはがゆく心残りではありますが、少しでもレオさんとお嬢さんが前に進む手助けになればと願っています。これからもお嬢さんのサポートをがんばってくださいね。そして、お嬢さんの活躍のご報告をちょうだいすることを楽しみにしております!!!
September 13, 2006
いよいよQ&Aの公開がスタートしました。先着順にお話を伺っているのですが、早くに回答の出た方から掲載させていただいています。相談者の方からお話をお伺いし、(メールですが)いろいろと考えさせられることがあります。子供達の発育を考えたバレエ指導カリキュラムが必要なこと。骨格がバレエに向かない子のための指導法が未だ確立されていないこと。(↑私も模索中ですが・・・)バレエ指導者と親御さんとのコミュニケーションがとりづらいこと。学校のカリキュラム(中学受験を含む)とバレエとの折り合いの難しさ。そうしたことは、一個人がいくらがんばっても難しく、地域であったり、コミュニティであったり、組織でのバックアップがないと解決には至らないことがあるなぁと感じました。
September 11, 2006
今回のご質問をお寄せくださったのはib_さん。お嬢さんのターンアウト(文中ではアンデオール、同意語)のことがご心配でご相談をお寄せくださいました。ご質問の内容は以下の通りです。◆ご質問◆13歳の娘は、5歳からバレエを始め、現在は週6回レッスンしています。アンデオールに問題があり、いつも指摘されていましたが、怒られるだけで 具体的にどうすれば治るのかを教えてくださらない先生に失望し、最近教室を変えました。現在の学校の先生は丁寧によく見てくださるので、少しづつよくなっています。娘はアシスタントの先生に教えていただいた方法で、毎夜、私が手伝い、数種のアンディオールの運動をしています。気になるのが、その先生はワガノワ学校出身で、恵まれたバレエ体型の持ち主。ワガノワの生徒は、入学時点ですでにバレエ向きの体型の生徒ばかりと聞きます。そのやり方をそのまま娘がやった場合、日本人体型の娘の股関節にトラブルがでてこないかという懸念があり、ご相談いたします。カエル型に足を開いて、私がひざを押すのですが、ある場所にくるとポキッという音がします。体が硬いほうで、内股気味ですが、少しづつカマ足も直り、足も開くようになってはいますが、開く時は非常に痛がります。うつぶせになって、足をかえる型にしてヒップを押すというのもあり、これもかなり痛いようで、見ていて不安になります。反面、体型をかえるには、成長が止まる12-13歳までが限界というのも読みましたし、そのあたりが素人には判断できません。先生が娘を手伝う時は、ものすごい力で押すそうですが、私はそれが怖くてできません。バレエの知識がない私が、指導法について質問するのは、生意気なようで躊躇われ、こうしてご相談いたします。◆回答◆さて、それではご質問にお答えしてまいりますね。一番初めにお伝えしたいことは、今回のご相談はリアルタイムでお嬢さんのお体を拝見しない限りは、何も申し上げることができないご相談なんです><直接お会いすることができれば、アッという間に回答さしあげることができるのですが、インターネット環境では何もできません(大汗)ですので、その範囲でできる回答をお送りさせていただきますね。本質的な解決は提示できないと思います。どうぞご了承くださいませ。 ★ ★ ★ ★ご質問からはお嬢さんのストレッチを手伝うにあたり、お嬢さんの訴える痛みがあたりまえのものか、それともやり方の間違いから起きる痛みなのかをご心配されている様子がうかがえました。> 先生が娘を手伝う時は、ものすごい力で押すそうですが、> 私はそれが怖くてできません。と、ib_さんご自身がおっしゃるように身体を扱ったことのないお母様がそのカエル足のストレッチを手伝うのは躊躇があって当然のことと思います。お気持ちお察しいたします。そして、正直申し上げて、このカエル足ストレッチはやはり身体のことを熟知した人間が行うべきものと私は考えています。お母様が手伝うには負担が大きいと思うのです。そのストレッチで出る痛みの部位によっては、バレエ指導者にはお手上げのケースもあり、そうした場合には治療師の判断を仰ぎます。(↑あくまでも私の場合ですが・・・・)カエル足ストレッチは股関節周囲の筋肉群を伸ばすことを目的としていますが、生徒個人の関節の可動域を超えていたところで無理に力をかけてしまうことが危険です。有識者であれば、その痛みが筋肉の伸びる痛みなのか、骨があたって起きている痛みなのかを判断できます。前者は問題ありませんが、後者は危険です。そうしたことからも、一度、治療師さんに見ていただくことをご検討なさるとよいと思います。もし、ご希望があれば、治療師さんのご紹介も可能ですので、必要でしたら、お申し出くださいね。これからもお嬢さんのサポートをがんばってください!そして、お嬢さんの活躍をご報告いただくことを心待ちにしております!!!
September 11, 2006
昨夜 応募を開始したQ&A。早くも3名さまから申し込みちょうだいし、受付終了いたしました。あまりの早さに驚いております。(@@!)ゾベイダさん、レオさん、ib_さん 以上の3名さまで。ゾベイダさんより先着順でお話をお伺いしていきますので、他の方は少々お待ちくださいますようお願いいたします。どんなご相談となるのでしょうか。なんだかドキドキしておりますよ~~(≧▽≦)読者の方々もどうぞお楽しみに!!
September 6, 2006
先日、予告したQ&A たった今から受け付け開始です。先着3名さまで、受付順で回答をさせていただきます。以下の手順を踏んでご応募くださいませ。 (1)まずはこちらをクリックし、 応募に際しての注意事項をよくお読みください。 ご納得いただいたうえで、(2)へ進んでください。 (2)今のこの日記の下段右側にある「コメントを書く」をクリックし、 ハンドルネームをご記入ください。 また、Q&A希望であることもコメント欄にお願いします。 (3)その後にこちらへ戻り、 申し込みフォームをご利用のうえ、ご相談をお送りください。以上で応募完了です。読者の皆様に先着3名であることがわかるように、必ずコメント欄への記入をお願いします。また、(1)での注意事項をお守りくださらない場合は、先着の中に入っていても、お断りすることもございます。その場合は改めて欠員の応募をかけますので、ご理解とご協力をお願いいたします。それではご応募お待ちいたしております。(^^)
September 5, 2006
今回ご相談くださったのはレオさん。小学3年生のお嬢さんが学校で怪我をしてしまい、バレエとの兼ね合いをご心配なさってのご相談です。 ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★>はじめまして、娘の怪我(足の打撲)の件でお尋ねしたいのですが、>1月14日学校の掃除の時間に机の上に置いたイスが、左足先を直撃いたしました。>整形外科で、レントゲンを撮りましたが、>骨には異常な安静とシップと理学療法と>1週間後痛みがあるようならレザー治療をしましょうと、>21日再度来院し、レザー治療をいたしました。>打撲の場所は、第1中足骨と第2中足骨の間の中様筋か骨間筋を>スチールのイスが落ちてき、紫色に腫れておりましたが、>現在は手で押すとまだ痛みがあるようです。>トーシューズのお許しが3月からと先生に言われており、>レッスンを3回ほでお休みし、>昨日から、打撲した足を軸あしにせず、バーレッスンをするように・・・と>骨間筋と中様筋は、バレエではとても大切な筋肉と、>ダンステクニックとケガの本に記載されており心配です。>娘は、小学3年生、バレエは3歳からレッスンをしており、>現在は週3回の90分レッスンをしております。>14日からの学校の体育の授業は、縄跳びでしたので、お休みさせております。>普通に歩くには痛みはありませんが、とても心配です。>アドバイスをいただければと・・・>申し訳ごさいませんが、よろしくお願いいたします。 ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★お嬢さんが学校で怪我をされ、しかもバレエでは大事な足の甲の上ということですね。それはご心配なことでしょう。(><)状況について、とてもくわしくご説明をいただき、ありがとうございました。私もお手伝いしたい気持ちがあるのですが、残念なことに、ここまでの話となりますと、バレエ教師の私がどうこう言える段階ではなくなってきています。お役に立てず大変申し訳ありませんが、この先は治療師さんの出番となります。レオさんさえ、ご希望があれば、バレエに詳しい治療師さんをご紹介いたしますので、改めましてご連絡をいただければ幸いです。また、ポアントについての私の見解はこちらに掲載してございますので、ご参考にしていただければ、と思います。せっかくご質問いただいたのにお答えすることができず、恐縮ですが、よろしくお願いいたします。それでは、またのご連絡をお待ちいたしております。今回のQ&Aはほとんどお力になれず、申し訳なかったです。なにしろ、怪我の診断については、バレエ指導者がどうこう言っていい問題でなくなるのです。お力になりたい気持ちはありますが、私にできることは治療師さんをご紹介することしかできないんです。(このあとレオさんには、治療師さんをご紹介させていただきました。)上の回答だけでは、ちょっと寂しいものがあるので、少々補記しておきますね。怪我をした場合には、やはりお休みが一番です。(お休みとは患部を動かさないという意味です。バレエを欠席するという意味ではない。)そして、治療師さんの適切な診断を仰ぎ、その結果をバレエ指導者へお伝えしてください。そうすれば、指導者からもどういう対処をしていけばよいのかがわかります。(レオさんのところの先生も「痛い足を軸足にしない」という対処をなさっておられますね。)もしも、私の生徒がレオさんのお子さんのような怪我をした場合には、こう対処します。 ■クラスの見学 ■見学の間、ストレッチをやってもらう。 ■痛い足に負担をかけないエクササイズをチョイスして、やってもらう。 (足じゃんけんとか、ピアニストなど)これくらいでしょうか・・・・。最近は怪我をしてしまうと、あっさりお休みされる生徒さんが多いのですが、私からは見学をオススメします。「踊りたい」気持ちでレッスンに通っているので、ちょっぴりつまらないかもしれませんが、見学することから得られるものは案外あるものですよ。体を使って覚えることも大事ですが、たまには違う視点から学ぶとお考えになるといいと思います。ただ、小さなお子さん(小学校低学年)だと、見学は苦痛かもしれません。その子、その子の部分が大きいと思います。そうしたことからは、ケースバイケースの対応となるでしょう。レオさん、これからもお嬢さんのサポートをがんばってくださいね。これからも応援しておりますよ!!
February 26, 2005
Q&Aです。ご質問をくださったのはruruさん。5歳のお嬢さんの脚のラインを心配なさってのご相談です。それでは、早速始めていきたいと思います。(^^)以下はいただいたメールです。 ★ ★ ★ ★>はじめまして♪こんばんは>4月で6歳になります娘の母です。>4歳になる少し前からバレエを始めました。>只今、週に2回レッスンを受けていて少しずつ、体も柔らかくなり、>本人もバレエが楽しくなりやる気が増してきている様です。>この娘なのですが、足が内股気味なのが気になるのです。。>普段の生活から直したい所なのですが・・既に癖になっている様子です。。>膝に変な負担を掛けて立っている様にも見え、心配しております。>先生の美しい立ち方のお話から、>小さい娘にも参考にさせて頂く事は無いものかとお願いにあがりました。>何か出来る事がありましたらお教え頂けますと幸いです。>どうぞ宜しくお願い致します。 ★ ★ ★ ★ ★こんにちは。ruruさん。ご相談メールをありがとうございました。^^お子さんが内股で歩いているのを心配なさってのご相談ということですね。ふむふむ・・・確かにそんなお子さんいますね。うちの生徒にもそうしたお子さんがいます。バレエを始めてそろそろ1年になろうとしていますが、脚のラインはきれいになってきていて、親御さんと手を取り合って喜んでおります。^^さて、お手伝いしたい!という気持ちはあるのですが、内股といいましても、実物を見ない限りは、どのような程度なのかはわからないですし、なんとも言いようがないのがホントのところ・・・。うちの生徒のようにお稽古で拝見できれば、もっと具体的なアドバイスやエクササイズを指導できるのですけど。HPではそれはできませんものね。。。うむむ、残念です。(--;)さて、無理なことはさておき、このHPでできる範囲でアドバイスできることをお話させていただきますね。年齢が5歳ということは、バレエ指導者から見れば、まだまだベビーちゃんなんです。^^この年齢ですと、まだまだ自分の体を大人から言われたとおりにコントロールすることは至難の業です。そうしたことからもクラスレッスンでもゲーム風に仕立てたエクササイズを通して、キレイなライン(それは正しい立ち方でもあります)へ向かうような指導をしていきます。なにしろ、お子さんに通じる言葉が少ないので、説明での指導が無理に近いのです。^^;それが成り立つのは、やはり10歳前後ですね。そうした意味合いでも、今あせることはないと思います。もう少し大きくなって、体のコントロールを要求されても応えられる時期に入ってからでも遅くはありませんよ。私が今募集しているモニターも小学4年生以上としているのは、そういう理由があるからなんですよ。もし、「おうちで何かしたい!」ということであれば、私のHPでご紹介している簡単エクササイズを親子でやってみてはいかがでしょうか?あと、お子さんは外遊びをたくさんしていますか?この年齢ならバレエでキレイにしようと思うことよりも外遊びを通して体全体を動かすほうが基礎体力もつき、全身のバランス感覚が高まるものです。お近くの公園や遊技場でたくさん遊んでくださいね。 ★ ★ ★ ★ ★いかがでしょうか?また、何かご質問などありましたら、どうぞご連絡ください。ruruさんのお嬢さんが楽しくバレエに取り組めますよう、心から願っております。^^
February 5, 2005
Q&A第10弾です。今回、ご質問をお寄せくださったのはマリンさん。5歳のお嬢さんがバレエを習っておいでです。レッスンにおける年齢構成についてのご質問です。以下はいただいたメールです。 ★ ★ ★ ★昨年の8月より、バレエをはじめた娘5歳(今春6歳の年長)です。教室の発表会が控えていた関係で、新たにベビークラスを開設していただけましたので、娘のクラスは12月ごろまで2名でした。娘にとっても、私の目から見ても小数のクラスで基礎から丁寧に教えていただけたことは幸運だったと思っています。娘は自分の意思で習い始めたからでしょう・・初めてのレッスンでも40分くらいは、本当に集中して遊ぶことなどなく取り組んでいました。今現在は、1時間きっちり集中できているようです。(レッスン時間1時間)12月ごろから3歳児という小さな生徒が数名増えました。3歳児たちは20分がいいとこか、はたまた殆ど遊びですね・・(苦笑)講師の先生が、その辺を気遣ってくださり、規定のレッスン時間1時間を終えた後、娘ともう1人の生徒だけ10~15分あらためて見てくださっていましたので、娘達も私も満足でしたが、今年に入り講師が代わってから、きっちり規定時間で終わるようになりました。レッスン時間は規定で料金を設定しているのですから、超過時間を当たり前とは思っていませんし、してくださいとも言うつもりはないのですが、ただ・・スキルレッスンレベルの違いということでなく、まだレッスンと遊びの区別が出来ない子供と同じ時間、その子供達に時間や集中を阻害されるレッスン体制に不満が生じ始めています。(愚痴を言うつもりではありませんので、ご理解ください。)で、レッスン時、遊びまわってしまう小さな子供達のことを、娘ともう一人の生徒(今春小学生)に「一緒に●●してみましょう」とその子達のスタンバイを待って、練習することもしばしあります。昨日、今年になって新しくなった講師の方のレッスン風景を始めて見学して、娘自身の表情から、やはり・・不満そうな怪訝さが伺えました。講師の方は、子供の扱いには慣れていますので、小さなお子さんの親御さんからは安堵感が見られます。レッスン体制に対して、教室の方針もあると思うので、安易に意見を言っていいものか、悩んでいるので、教室を開き、指導する側のレバランスさんのご意見をお聞かせいただきたいと思いました。あくまでも、一意見としてお答えくださって構いませんので、よろしくお願いいたします。とても長くなってしまいました。読んでくださりありがとうございます。追伸:ちなみに、娘は仕方がないと言っておりました。 「本当はもっとちゃんと練習したいけど、小さなお友達の面倒を見ないといけないから・・。 それと、●●先生も、■■先生もどっちのレッスンも好きだよ」と。 ★ ★ ★ ★マリンさんご質問メール拝見しました。発表会に出演しない生徒さん(マリンさんのお嬢さん)のために新しいクラスを設定していただいたのですね。しかも、始めの5ヶ月は二人だけのセミプライベートの状態で!!それはそれはラッキーなことでしたね!>娘は自分の意思で習い始めたからでしょう・・>初めてのレッスンでも40分くらいは、>本当に集中して遊ぶことなどなく取り組んでいました。>今現在は、1時間きっちり集中できているようです。(レッスン時間1時間)ふむふむ・・・。現在、現在5歳のお嬢さんなら、ぼちぼち集中力もついてきますね。お嬢さんご自身が「始めたい!」という意思があって始めているわけですから、その成果が見えてきているのですね。そして、詳しい状況説明をありがとうございました。^^う~~ん、これは指導者というよりも経営者としての判断もからんできますね。^^;私も一児の母ですので、お母様であるマリンさんのお気持ちも察することができますし、また指導者(お教室の経営者)の判断もとてもよくわかります。ただ、お教室の全貌まではいただいたメールでは読み取れないのですが、少なくとも非常に良心的な運営をなさっていることはわかります。8月から12月までの5ヶ月間を生徒2名で運営されてきたわけですし、はっきり申し上げまして、それでは赤字運営です。^^;それでも先々の発展を信じてそのまま続けてこられたのでしょう。それがやっと実って生徒さんが増えたわけですので、私の立場からは「よく耐えて続けたね!」とねぎらいの言葉を送りたいのが正直なところです。また、指導者としての観点から申し上げますと、3歳児がクラスの大部分を占めるとなると、マリンさんがお話くださったように、クラスの統制は非常にとりにくくなることは確かです。なにしろ、集団行動がままならない年齢ですものね。^^ですので、今のクラスの状況で指導なさる先生の対応はベストなものだと私も思います。とはいいましても、お嬢さんにとっては納得のいかないレッスンとなってしまっているのが事実。う~~ん、困っちゃいましたね‥‥。(--;)だとすると、一番簡単な方法はコレですね。↓お嬢さんの現在の在籍クラス以外に同年代のクラスはありますか?そちらへ曜日を変更してもらうことはできませんか?もし、無いとすれば、考え方を変えるといいかもしれません。お嬢さんにご兄弟はいますか?一人っ子ちゃんだとしたら、弟や妹が生まれたときに味わう気持ちを今、代わりに味わっているとしてみてはいかがでしょうか?なにしろこれまで数ヶ月間、講師の視線を1時間の間たった2人で浴びてきたわけです。そこへ突然3歳の怪獣ちゃんたちが現れてしまったわけで、お嬢さんに目が届かなくなってしまいました。その状況はお嬢さんにとって、けして喜ばしいことではないでしょう。(この状況はお子さんの次にお子さんが生まれたときの状況と類似してます。)子供は自分に注目を集めることが大好きです。小さな子供は大人によく言います。「先生(ママ)、私を見て!!」そうしたときに大人が反応することを通じて、自己重要感(自分は大事にされているという感覚)を確認していくんです。個人対個人であれば、これは重要なことです。特に母子関係においては。。。。とはいうものの、クラスレッスンという環境ではなかなかそうはいきませんね。こうした環境では個人対個人ではなく、個人対集団(自分は集団の中の一員なのだ)という感覚を養う機会となるのです。また、そうした機会を通じて、集団の中で自分を認めてもらうにはどんな行動が役立つのかを学び取っていくのです。私個人の考えとしては、こういう経験もお子さんにとって有益ととらえます。人生は個人個人にとって主役ではありますが、あるときにはサポート役に回ることも出てきます。子供がいろんな立場に立つ経験をすることは、将来的に幅の広い大人になれることにつながります。そうした観点からは、今回の流れは決して悪い影響は無いと思います。むしろ、お子さんを取り巻く大人の反応(親御さんや周囲の父兄さん)がお嬢さんの状況を「マズイ状況」と捕らえた反応をすることのほうがお嬢さんに『この状態は悪いこと』と刷り込むことになります。お嬢さんがこの状況を「悪いこと」と思い込んでしまうと、これから先、自分の思い通りにならないことはまずいことなのだと思い込むことにつながるでしょう。ですので、こうした状況では「こんなこともある」そして、「こういう経験から学べることもある」と捕らえられてはいかがでしょうか?幸いなことにお嬢さんは>「本当はもっとちゃんと練習したいけど、>小さなお友達の面倒を見ないといけないから・・。>それと、●●先生も、■■先生もどっちのレッスンも好きだよ」と。と、とても理解あるお子さんです。そうしたことからもお嬢さんがこの局面をしっかり受け止めることができる子であると思って信頼してあげることが一番大事なのではないでしょうか。もちろん、クラスを変更できるのであれば、それが一番簡単なこととは思います。それが可能であれば、即、お申し出をなさることをお勧めします。でも、それができないのだとすると、前述したことが生きてきます。こちらで提示していることは、「今、与えられた条件の中で得られるものを得る」ということです。それはまず親御さんがそうした姿勢であることが大事なのではないでしょうか。マリンさん、いかがでしょうか?今回のアドバイスはアドバイスとなったかどうかは私自身あまり自信がありません。でも、こうした局面はあらゆる場面を通して起きうることと思います。今、上手に乗り切ることができれば、その次も簡単に乗り切れます。お子さんがいろんな局面に対応できる可能性を持ったお子さんであると信頼してあげていただけたらと思います。それでは、これでQ&Aは締めくくりとなります。何かご質問などありましたら、なんなりとご連絡くださいませ。これからもお嬢さんのバレエライフが豊かになりますように。そして、マリンさんもお嬢さんのサポートをがんばってください。お嬢さんがバレエを通してhappyでありますよう、心から願っております。
February 2, 2005
昨日のQ&Aの質問者ピーチさんからお礼のメールをいただきました。********************************************************************私は先生こそ、いろんな方の話を耳に傾けるというのは本当に素晴らしいことですし、指導者の中の指導者だなと思います。そして、子育てもなさっていて本当に視野が広いと思います。きっと息子さんに素晴らしい影響が出るのではと思い、今から成長を楽しみにしています。私は、娘にただバレエをさせるだけでなく、どうやったらやる気が沸き、強く夢を持つことができるのか常に考えています。先生のホームページにはそんな私にたくさんのヒントがあります。とても勉強になりますし、いつも参考にしています。ありがとうございます。娘は今の段階では、バレエを心から愛しているようでこの気持ちを大切にしたいなと思っています。どうぞこれからもよろしくお願い致します。********************************************************************とても嬉しくなるメールをありがとうございます。お役に立ててなによりです。^^これからも耳寄りなお話ができたら・・・と思います。皆さまからのエールが私の励みとなりますので、応援メッセージよろしくお願いします。 ☆ ☆ ☆ ☆ただいまQ&A受付中です。受付期間は1月末日まで。興味ある方はまずはこちらをクリック♪ ☆ ☆ ☆ ☆モニターご希望の方はコチラをクリック♪ ☆ ☆ ☆ ☆治療師さん紹介を希望する方はコチラをクリック♪
January 27, 2005
久々のQ&Aです。今回、質問をお寄せくださったのはピーチさん。お嬢さんの通われるお教室で親御さんと先生の間での不協和音を案じてのご相談です。以下はいただいたメールです。☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°今のところ娘は小学1年生なので先生への不満はないのですが、中学生でコンクールに出る親御さん達からたくさんのため息が聞こえてきますので、レベランス先生だったらどうお考えになるかお聞かせいただきたいと思ったのです。うちの教室では先生は専制君主みたいな感じで言われることに皆従ってやっておりますが、先生と親の考えが違ったり、理不尽なことがあったりした場合に親が我慢をしているので、かなりストレスがたまり、お教室を辞めたいと思うようなのです。こういう場合は耐えられなくなったときは辞めて外のお教室に移るべきなのでしょうか?それとも心行くまで先生とお話してみたほうがよろしいのでしょうか?先生のやり方に意見を行ったらいけないんだと、良く皆さん言われますが・・・・・・私としては先生の立場とこちらの立場では、見方も違うこともありますでしょうし、逆に話すことでプラスに働き好転するのではないかと思うこともあるんですが・・・・・・コンクールともなると個人レッスン費用もかなり高くなるので、問題がおきるのではないかと思いますが・・・・・・近い将来のためにどうぞよろしくご指導お願い致します。☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°こちらから先は会話形式になっています。レヴェランス フムフム・・・ コンクール出場をなさる親御さんとお教室の先生との不協和音を耳になさり、 今後のお嬢さんの行く末に少々ご心配なさっていらっしゃるようですね。 ただ、ピーチさんご自身からの文面にもありますように >私としては先生の立場とこちらの立場では見方も違うこともありますでしょうし、 >逆に話すことでプラスに働き好転するのではないかと思うこともあるんですが…… と、すでにご自身のお答えをお持ちのようです。 ですので、私のほうからこうしたらいいとかいうアドバイスは 少々無粋なように感じています。(笑 他の方のトラブルをご覧になって、 取り越し苦労をなさっているように感じてはおります。 でも、不安は未来へあまりいい影響を与えないものです。 そこをお手伝いさせていただきますね。^^ 今、ピーチさんがご心配に感じていらっしゃることを文面からひろってみましたので、 それについてお伺いしますね。その1 将来、お教室の先生との起きるかもしれないトラブルへの不安レヴェランス 今、起きているトラブルがあるとすれば、 どういう点が親御さんと先生の間での意見の食い違いとなっていますか?ピーチさん 先生のやりたいように振舞われ、 父兄は誰も何も言えずひたすら忍耐しているようなんです。 コミュニケーション不足なのでしょうか? こういう場合は補佐の先生に話してみるといいのでしょうか・・・・? それに、子供が先生と合わないと言い出した場合には考えるべきなのでしょうか…? (中学になると反抗期に突入しますので難しいですね・・・) 先輩のお母様は先生が子供を育てようという、 一生懸命な姿勢が感じられないと嘆いております。 私としましては最終的には人間性が大変重要だと思われるので、 どうしても考えややり方が合わない場合には、 次へのステップを考えたほうがいいのかなと思っておりますが・・・・・・・ なんでもそうでしょうけれど、いろんなことを経験し、 人生が踊りに反映するならば、人間的に深い先生に教えて頂きたいと考えています。レヴェランス ふむふむ。。。。。 ピーチさんは今ご自身に起きていることでお困りになっているというよりも 周囲のお母様がたと先生との不協和音を案じていらっしゃるのですね。 ピーチさんはとてもお優しい方なのですね。^^ でも、このような場合、その当事者からお話しを伺うわけではなく、 相談者のピーチさんを通しての状況説明となり、 その当事者の方々からのダイレクトなお話しがない状況です。 ここで回答をさしあげることは、推測でものを言ってしまうことになってしまいます。 推測から物を言うことはあまりいいことと思えないのです。 無責任なうわさ話をすることと同じだ、と私は考えます。 それはそちらの先生に対して失礼なことだと思うのです。 ピーチさんご自身の身に起きたことであれば、喜んで回答いたしますが、 他の方の問題をここでとりあげることは避けたいと思います。 ですので、ご期待に添えられず、申し訳ないのですが、 私からはこの状況に対してこうしたら良いよと言うことはできません。 ただ、ピーチさんのお考え↓ >私としましては最終的には人間性が大変重要だと思われるので、 >どうしうても考えややり方が合わない場合には、 >次へのステップを考えたほうがいいのかなと思っておりますが・・・・・・・ >なんでもそうでしょうけれど、いろんなことを経験し、 >人生が踊りに反映するならば、 >人間的に深い先生に教えて頂きたいと考えています。 これは私も共感いたします。^^ 私も自分の息子をお預けするのなら、そのことは考慮します。 単なる「習い事」であれば、そこまで躍起にはなりませんが、 子どもにバレエを生業にする気持ちが有る場合、 師となる人間は大きな影響を子どもに与えることになります。 そうした観点からは、やはり「人間的に深い」ことは重要なことです。 ピーチさんのお子さんはすてきなお母様をお持ちで幸せですね。^^ ピーチさんは文面からご自身で答えを見つけることのできる方と お見受けしておりますし、人として大事なことをすでに備えていらっしゃいます。 ですので、ピーチさんはご自身の感性をそのまま生かしていかれるとよいと思います。 そして、周囲の親御さんへアドバイスできる感性をもお持ちです。 どうぞ自信を持って周囲の皆さんと関わってください! では、次の質問です。その2 コンクール出場のために起きる経済面に対する不安レヴェランス メールの文面からは大きな費用がかかるような印象ですが、 ピーチさんご自身はそれだけの費用を投じることに抵抗がありますか?ピーチさん いいえありません。本人の情熱があってやることなので・・・・・・・・レヴェランス ということは、今の時点では何の問題も無いといえますね。(^^) では、次の質問へ行きましょう!その3 ピーチさんはコンクールに対してどうお考えですか?ピーチさん 私としましては、コンクールや舞台に立つ事が成長の糧になるだろうと 考えておりますので、あった方がいいかなと思っておりますが・・・・ いかがなものでしょうか・・・・?レヴェランス 私も舞台やコンクールはバレエを志す過程において モチベーションを高めるという意味合いで有効だと考えています。 また、その踊りを何度もリハーサルすることから得られるものが沢山あると思います。 ただ、コンクールは「競う」という要素が入ってきます。 こうした観点からは「向き・不向き」が出てくるように思います。 つまり、コンクールに参加することで伸びるお子さんもいれば、 参加がその子をつぶしてしまうこともあるということです。 ですので、お嬢さんの気質というものを親御さんがよく見てあげるといいと思います。 また、指導者からコンクール出場へのお誘いがあったときには、 お子さんにとって有益と判断なさってのお申し出だと思いますので、 どんな根拠でコンクール出場をお考えなのかお伺いしてもいいと思います。 そのお考えに親御さんが共感なさり、お子さんにも出場の意思が固ければ、 出場なさることをオススメします。 コンクールまでの過程は決して甘いものではないでしょう。 プレッシャーに押しつぶされそうな思いをするかもしれないし、 厳しい練習に涙することがあるかもしれない・・・。 けれど、その過程を踏まないと得られないものがあるのです。 その過程をやり遂げることから得られるもの・・・。 それは、とても大きなものだといえるでしょう。 親御さんにはお子さんが苦況に立った時には、 その試練を乗り越えることができるようなサポートをしてあげていただけたら・・と 願っています。 それではこれでQ&Aは終わります。 私もお話しさせていただき、とても勉強になりました。 ピーチさんのお嬢さんがバレリーナに向かって励む姿が目に浮かぶようです。 これからもお嬢さんのサポート、頑張ってください。ピーチさん どうぞこれからもよろしくお願い致します。レヴェランス はい。こちらこそ★ これからも応援していますよ!! そして、お嬢さんがバレエを通してhappyであることを願っております。☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°ピーチさんとのQ&Aはこれでおしまいです。お嬢さんのバレエライフがHAPPYでありますように♪
January 26, 2005
しばらくお休みをいただいていたQ&Aの受付を開始します。受付期間は1月末日までです。ご希望の方はまずはこちらをクリック♪
January 14, 2005
Q&A第6弾です。今回はkiyoさんからいただいたメールです。発表会の役決めについてのご質問です。いただいたメールを会話形式にして掲載します。kiyoさんの言葉に「>」がついています。また、レヴェランスのセリフは青にしてあります。こんにちは。kiyoさんメールありがとうございました。(^^)>娘は先生や教室にめぐまれていて何も悩みはないのですが、それはよかったですね。何よりです。(^^)>ちょっと感じたことです。>発表会の時のこと、私のような素人がみても、とても上手な子がいたのですが、>あまりいい役をもらえていないのです。>・・・今の教室にきて年数が浅いのではないかという話でした。>実力主義ではないのです。ええと…つまり所属年数で役所が決まるということなのかしら?確かにそれは役決めをする時の一要素ではありますね。>「長く習っていたらいずれいい役がくるよ」それもいいのですが、>事情があって教室を変わらなければならないとなると>本人がつらいのではないかと思いました。う~~ん? ちょっと意味が読みとれないです。ごめんなさい(^^;)事情があって、他の教室へ移籍する子の場合かしら?それとも、他から移籍してくる子の場合かしら?>所属年数で役が決まるとすると、>たとえばお父様のお仕事で転勤が多いとか>そういったお子様だと、上手でバレエが大好きでも、納得できるような>役柄をいただけるチャンスがなくてかわいそうかなぁ...と思ったのです。>(あくまでも予想なのですが....)あぁ、なるほど。でも、世の中のバレエ教室すべてがそういう考え方をしているワケではないと思うので、それは巡り合わせなのではないでしょうかね。受け止め方次第では、行った先々で与えられた踊りを全うする姿勢が身に付くと思いますよ(^^)>ピアノなら先生を変わっても本人次第で弾く曲も決まるのに...。>バレエ教室にはよくあることなのでしょうか?>でも文句も悪口も言わずにがんばったあの子はえらかったです。>まだ5年生なのに。ふむふむ・・・・。私もその教室のメンバー構成などが見えないと、何とも答えようがないのですが、所属年数の長さが役を決める一要素になることは確かだろうと思います。他から移ってきた子が実力があるのに、いい役が回ってこないとありますが、これはありえます。以前、私が所属していたところで、先生がおっしゃっていました。 「○○ちゃんは実力があるけれど、うちでの経験がまだ浅いから、 うちのスタイルとちょっと違う動き方をするね。 もっと、うちのスタイルが入ったら、いい役に付けてあげられるよ」と。お教室によってはメソッドがしっかりと確立されており、そのスタイルが身に付いていなければ、それまでは待ってもらうという考え方をしているところは確かにあります。お教室やメソッド(流派)によって微妙な違いってあるんです。特に腕の使い方。通り道とでもいうのかな。顔の付け方のニュアンスもそうですね。ささいなことなんですけれど、流派によって微妙に動き方が違うのですよ。ロシアスタイル(ワガノワ)とヨーロッパスタイル(R.A.Dなど)の顔の付け方や上半身の動かし方(ポール・ド・ブラといいます)も違います。それはどちらが正しいとかいうことではないんです。メソッドについては、習っている本人にでさえ、ちょっとした違いだから、わかりにくいですね。極端なところでは、要求される手の形すら違うんですよ。指の形とかもね。私もその話しを聞いたときは、ホント驚きましたから。お教室が違っていると、当然、その辺りの違いが出てきてしまうので、いくら実力がある子でも、初めは群舞に入れて、動き方を習得することを優先にする場合がありますね。これはお教室の先生の考え方によるところなので何とも言えないところです。そちらの所属先がどんな考えに基づいているかまでは、情報が少ないので察することは不可能ですけれど、もしかすると、そうした考え方をお持ちの先生かもしれませんね。あくまでも推測の域を出てはいませんけど。。。>わかりました。そうかもしれません....。>私には、正しく情報を伝えられるほどバレエの知識がないので残念です。>「〇〇式」というのは特に耳にしたことはないです。>でも、スタイルはあるのかもしれません。>何も知らないのに、>「あの子のほうが上手なのにね...」>なんて親がヒソヒソ話をしていては駄目ですね。>反省です。そうですね。まぁ、朗報としては、一見、不遇に見える扱いを受けている子が文句もいわず、一生懸命に与えられた踊りをやりとげたということです。その子はきっと伸びますよ。(^o^)指導者はそういう人間としての資質も見ているものなんです。そのお嬢さんに心から拍手を送りたいですね。多分、そちらの先生もその辺りをチェックしていらっしゃると思いますよ。次回の発表会が楽しみですね。>そうなんです!そうなんです!>それは私も感じました。>私も楽しみです。それでは、また疑問に思うことがありましたら、ご連絡ください。>本当にどうもありがとうございました!!こちらこそありがとうございました。お嬢さんのバレエ、頑張ってください。このところQ&A続きです。表記の仕方をイロイロ変えてみているのですが、どういうタイプが読みやすいでしょうかね…?ご意見、お聞かせください。
August 24, 2004
昨日の続きです。レヴェランス お気持ちが落ち着いてきたということ。何よりでした。(^o^) 「伸び悩み」とありましたが、現在、バレエ歴何年で学年は何年生でしょうか? 案外「伸び悩み」ではないかもしれませんから・・・。ren renさん 子供は幼稚園の年長さんからバレエを始めたので・・丸4年になります。 今は4年生です。 もともと子供は体質的に体がとても硬い(悩み)です。 出来れば毎日でも柔軟をしてほしいのですが・・ なかなか私の思うようには、やってくれません。レヴェランス 小学4年生だと、ようやくバレエの入り口に到着した時期なんですよ。 骨がしっかりしてくるので、少々負荷が大きくなった訓練でも 身体が耐えられるようになる頃ですからね。 子どもの身体の発育段階に合った訓練がとても大事なんです。 でも、一般的な親御さんには、難しいテクニックを早期に習うことが ステイタスと捉える風潮があるようですね。 親御さんが「伸び悩み」と思ったとしても、 指導者から見れば、ごく自然な成長ペースというケースが往々にしてあるんですよ。(^^) 10年かけて育てるくらいのつもりで決してあせらないことが大事です。 身体が硬いということですが、いくら親御さんが言っても 指導者から指示がない限りは子どもは動かないでしょうね(^^;) また、親御さんが「先生」になるのは、子どもにとって窮屈かもしれません。 わかっていても反発から取り組むことをやめてしまったりします。 本人が自分からやりたくなるように促せるといいですね。ren renさん そうなんですか~ レヴェランス先生が仰るとうりです。やはり柔軟などはちゃんと取り組みませんね。 「痛い」と言って、すぐ止めてしまうか・・返事だけで終わりだったり・・ですね。 逆に、どうしたら・・本人から、すすんでストレッチをやってくれるでしょうか? どうゆう風に仕向けたら良いのでしょうか? 本人はこれからもバレエを続ける気持ちはあると思いますが、 私からみていると本人の取り組みが甘いのです。(^o^;レヴェランス 大人の目から見れば子どもの意識が甘いのは当然なんです。 私も生徒たちに対していつも感じています。(笑 最近、わかってきたことは、生徒自身の求めるもの (綺麗な脚になりたいとか、脚を高くあげたいとか…)があって、 そのために柔軟性が必要だということがつながらないと、 子どもは一生懸命にはならないんです。 まぁ、現金なんですよ。(笑 子どもがそういうことを理解した瞬間、 ストレッチに励むようになりますから、面白いものです。 ただ、硬い身体を持つ子供にとっては、硬いことがコンプレックスになっていたりして、 それでやりたくないという気持ちになっている場合がありますね。 『本人がどうなりたいか』何よりも大事なことはこれにつきますね。 だから、お子さんに頑張って欲しいのだとしたら、 高いレベルのバレエ公演鑑賞に行ったり、 バレエ講習会に参加したりするのもいいでしょうね。ren renさん いろいろアドバイス頂きありがとうございます。 先程の内容にあった、バレエ講習会とは・・何ですか? どこで受けられるのですか・・? 出来れば、もう少し詳しく教えてください。宜しくお願いします。レヴェランス バレエ講習会とは海外のバレエ学校で指導しているバレエ教師を招聘して行うものや、 地方在住の先生が東京から先生をお呼びして行われるものなどがあります。 外国人が講師の場合、東京、大阪などの大都市で行われることが多いですね。 バレエ雑誌「クララ」などの巻末あたりに講習会の宣伝が掲載されています。 「クララ」は一般書店で売っています。ご参考にしてみてくださいね。 それでは、ご相談はこれでおしまいです。 これかも何かありましたら、遠慮無くご連絡くださいね。renrenさん どうもありがとうございました。(^^)レヴェランス どういたしまして(^^) お嬢さんのバレエ、親御さんもぜひ楽しんでください。 私もいろいろと勉強になりました。どうもありがとう♪
August 23, 2004
久々にQ&Aです。現在、在籍しているお教室へお子さんがついて行けるかどうか心配されてメールをくださったのはren renさんです。ren renさん 今年、8月8日に初めて発表会を終えて、今は安堵です。 その反面、この教室でちゃんと子供がやっていけるか不安になっています。 舞台構成は踊れるゲストさんがメインで構成が組まれていましたので…。 生徒の中では、発表会が終わって、やめた子供もいました。 家の子もそうなったら・・不安です。レヴェランス 初舞台が終わったとのこと。無事終了おめでとうございます。 準備は大変だったことでしょう。お母様もご苦労さまでした。 さて、いただいたメールからはこんな風に受け止めました。 私が誤解していないか、ご確認ください。 発表会が終了して、一緒に踊ってきたお友達が発表会を区切りに次々と バレエをやめていくことから、ren renさんのお子さんまでやめると 言い出さないかご心配していらっしゃる。 また、お教室についていけるかどうか…の不安。 不安に感じていらっしゃることはこの2点でよろしいでしょうか? あと、私から質問があります。 「ついていけるか」とありますが、具体的にはどのような点でしょう。 例えば、先生が厳しいとか、経済面で大変とか、いろんな要素があるはずです。 それはどんなことでしょうか? その辺り、詳しくお聞かせください。ren renさん 「レッスンの厳しさについていけるのか?」は本人次第だと思っています。 お金がかかるのも、ある程度わかってはいました。 とはいえ、正直なところ、これほどお金がかかる割りには出番がない・・ 発表会は綺麗どころで固めて・・普通の子供が何度も出演するショー構成ではなく、 子供が前座でメインがすべてゲストさん。 ある子は出番が1回しかなく・・やめてしまいました。 せっかく始めたバレエですが・・素質がない子供は落とされていくような感じがします。 子供は発表会ごとに上達するとは聞きますが、この場所にいてチャンスがもらえるのか? チャンスはつかみ取るものかもしれませんが、 そこまで子供が意識を持っているとも思えません。 私の考えは甘いでしょうか? 子供にこの教室が合っているのか分からなくなってきました。 私自身が先生に対して信頼感がもてなくなってきたのかもしれません。 レヴェランス なんとなく様子が見えてきましたよ♪ 発表会の構成に対して疑問を感じていらっしゃるのですね。 renrenさんの通っていらっしゃるお教室の発表会の構成は 実際にプログラムなどを拝見しない限りはコメントのしようがないので、 ここでは差し控えさせていただきますね。 発表会というものは主催の先生のお考えが反映される物ではありますが、 パッと見ただけでは計り知れないことが沢山あります。 私たち同業者でもそうなので、父兄さんにはもっとわかりにくいことと察します。 renrenさんのメールから読みとれることは、発表会に 『子ども達にもっと出番があって、参加した手応えを実感できる舞台であって欲しい』 そんな思いが伝わってきます。 ただ、私はやはり指導者の苦労も理解できるので、 他の指導者の方のことを非難することはできないんですね。 そちらの先生には先生のお考えがあります。 ゲストにスポットライトが当たるのだとすると、 その光り輝く姿を生徒に見せることで、これからの目標を提示しているのかもしれません。 憧れは大きなモチベーションを生み出しますよ。 「あんな風に踊りたい。だから、お稽古頑張ろう!」と。 だから、ゲスト中心の発表会だとしても、ちゃんとメリットというものはあるんですよね。 そういう風にご覧になってはいかがでしょうか? さて、ren renさんはこの先、どうなさりたいでしょうか? 昔と違い、バレエ教室はあちらこちらに沢山あります。 ハッキリ言ってしまえば、買い手市場だと思います。 ただ、この業界は狭いです。 そういう観点からは、教室移籍はお子さんご自身がこれ以上伸びないところまで 追いつめられた状況にならない限りはおすすめできないですね。 そういえば、習っている張本人であるお嬢さんの様子はいかがでしょうか? レッスンを嫌がっていますか? 発表会後、やる気を失いましたか? もし、そうなら、何かしら対処があった方がいいとは思いますが、 レッスンに差し支えないので有れば、それは取り越し苦労ではないでしょうか?renrenさん そうですね~。 子供の方は発表会を終えて・・「楽しかった~」と言っていましたが・・。 舞台に立って、沢山のお客さんから拍手をもらえる・・とても気分が良いと思います。 でも長い目で観て、もっと子供にあう教室があるのでは・・。 その反面、あまり転々と教室を変えるのも、いかがなものかと考えてしまいます。レヴェランス お子さんが楽しんでいらっしゃるということが一番大事ですよ♪ 生徒数の多い教室は生徒同士で切磋琢磨するので、技術力がつきやすい傾向があります。 反面、気の弱い子には居づらい所になることがあります。 生徒数が少ない教室は教師の目が行き届くので、いわゆる落ちこぼれは出にくいですが、 いつも満たされた状況となるため、生徒のハングリー精神に欠ける傾向が出てきます。 (もちろん、他の要素もからんできて、ひとくくりにはできないのが 本当のところですけどね…。) なので、何がベストなのかという答えが無いのです。 そうしたことからも、お嬢さんが楽しんでいるにもかかわらず、 親御さんが焦って先回りして教室をあちこち移籍すると、 しまいには行くところがなくなりかねませんね。その辺りに危機感を感じますよ。 かつて、そういう風に教室をあちこち渡り歩く親子に関わったことがありますが、 常に無い物ねだりを繰り返しているので、そのお教室の良いところが 見えなくなってしまうのです。 ・・・で、結局、そのお子さんはモノになりませんでした。 いい素質の有る子だったので、残念なことでした。 そうしたことからも、親御さんの取り越し苦労はハッキリ申し上げて、 無駄だと思いますね。(^^;)renrenさん 的確な意見ありがとうございます。 単なる私の愚痴になってしまいましたね。(すいません) でも少し気持ちが落ち着きました。 私自身、教室の教え方に不満がありましたが・・ 一番に子供の伸び悩みの不満があったのかもしれません・・。 これだけ年数やっているのだから・・もっと成長していいんじゃない・・。 子供に対する、もどかしさがあったのかもしれません。 発表会が終わってから子供に 「バレエ、これからガンバる?柔軟ちゃんとする?」と聞いたら 「ちゃんとする」と言った言葉。信じたいと思います。ここから先は明日へ続きます。読んでくださった皆様、お疲れさまでした。おつきあいに感謝です(^^)
August 22, 2004
まだまだ暑い日が続いてますね~~。先日から私のスタジオでは夏休みがあけ、通常スケジュールに戻りました。このところ相談メールが数件舞い込み、対応に励んでおりました。相談メールの共通点は「今、所属のお教室にこのまま行っていて大丈夫なのか?」というお母様の不安でした。それらのやりとりは相手の承諾を得てから掲載の予定です。その「今、所属のお教室に対する疑問」というのは、なかなかやっかいな問題です。それは相談者それぞれの考え方、価値観などによって見方が異なるものだからです。ある人にとっては「子どもの頃の習い事」ととらえ、かかる費用が安ければOKというとらえ方。ある人にとっては「やっぱりやるなら本格的に」と。また、ある人にとっては「よくわからないから適当に近所のお教室へ」と。例えばこんなふたりがいます。AさんとBさんです。二人は同じお教室へ通っています。でも、AさんとBさんとでは評価が全く異なっています。「少人数でお金がかかるけど、ホントに良くみてもらえるの♪」とAさん。「よく見てもらえるのはいいけど、お金がすごくかかるのよね。ブツブツ」とBさん。Aさんにとっては、費用がかかることよりもよく見てもらえる教室の方がいいという考え。Bさんにとっては、経済性優先なんですよね。同じお教室なんですよ。でも、価値観が違うと片方はHAPPYな気持ち。もう片方はUN HAPPYな気持ちになってしまうんです。これは単なる例えですが、他にもいろんなとらえ方が有ると思います。私が思うに、どの要素にも必ずメリットとそれゆえのデメリットが存在しています。例えば月謝は安いけど、レッスン時間が短いとか、生徒数が多く先生から一度も声かけてもらえないとかね。(なんか経済面の話中心で恐縮。他にもいろんな要素はアリですが、これ以上書くと長くなるので割愛。)そうしたことからも、「いいとこ取り」は多分無理だろうなーと私は思うのです。(いろんなお教室で仕事しましたけど、ホントそう思います。)私から悩める方々へアドバイスができるとしたらこんな感じです。↓ ↓ ↓ ↓お教室に対しての疑問が出てきたときには、まず、「自分(ホントは習う子ども)がどうしたいのか」ということをクリアにしたほうがずっと早いと私は考えます。以前の日記で「将来どうなりたいかで決めよう!」というのがあるんですけど、それも参考になると思います。そして、あなたの望みは何なのかをクリアにし、その望みをかなえるプロセスを今、所属のお教室で得ることができるのか…。ただ、ひとつ、問題があるとすれば、実は「自分がどうしたいのか」がわからないけれど、不満だけはあるという状態でしょうか。。。。こういう場合は心理面を勉強した方でバレエのことを知っている方に相談するのが一番かな。。。。ん? それって私?はい。よかったら、相談に乗ります。ご希望の方はこちらをクリック♪相談メールは近日掲載予定です。
August 21, 2004
Q&A 第4弾です。今日の質問者はプリモさん。5歳のお嬢さんがバレエを習っています。「本格的」ってどういうことなのかしら…というご質問です。以下はいただいたメールです。***************************************************************************>はじめまして。突然のML失礼します。>10月で6歳の子供がバレエを習っており、しばしば先生に「本気でやらせてみたら?」と言われます。>余り詳しく伺うことも生意気なようで出来ないし、>他のお母様にも言えなくいろいろ考えてしまい、こちらに相談させていただきました。>バレエを本格的にやるというのはどういったことなのか分からないのです。>音楽の世界は多少知識があり、音大の先生についたり試験に必要なソルフェージュや>聴音、声楽の先生にもついていく、という風に分かるのですが、>バレエの場合の本格的というのはどんな感じなのか分かりません。>やはり今の先生と別に通わせたり特別レッスンなどを受けるものなのでしょうか?>子供も今のところ死ぬほどバレエが好きというわけでもないし、>バレエの道に進むというのは音大に進むといったレベルの問題ではないと承知しておりますが、>毎回毎回「お母さんも大変でしょうけど本気でやらせてみては」と言われるので、>余りに言われると私の方が何か鈍感な対応をしているのかと思ってしまって。>初めてですのに、個人的な質問で失礼を承知で出させていただきました。>少しでもアドバイス頂ければ幸いです。 ***************************************************************************プリモさんへはじめまして。質問メールをありがとうございました。先生からそういう形でお声をかけていただける場合、お嬢さんがバレエに向いた体型であったり、集中力がありどんどん吸収する力を持っていたりなど、バレエに適しているお子さんであることが伺えます。たとえ5歳であってもそういう素養のある子どもはいますし、そういうタイプの子どもが伸びる可能性が高いのも確かです。お母様が困惑するお気持ちは察することはできますが、ある意味ラッキーなことではありますよ。(^^)ただ、本格的というのが、先生個人によって微妙な違いがありますね。簡単に言ってしまえば「バレエダンサーを目指すこと」だと思います。でも、実際には、どういうプロセスを生徒に与えてゆくか…ということになります。それがわかりにくいので、プリモさんも困惑されているのでしょう。それは本当に指導者個人個人の考えによるものなので、私からはこれが本格的なスタイルですと断言できないんです。目指すところは同じだけれど、その経路が違うってことです。登山で同じ山を登るとしてもいろんなルートがあると思うのですが、どれを選ぶのか…というとわかりやすいかしら…。バレエダンサーを目指すプロセスとして誰でも思いつくもの…たとえばコンクール。そうしたものへ生徒をどんどん出場させ、経験を積むことをプロセスに取り入れていらっしゃる先生もいらっしゃれば、コンクールは一切出場しないという主義をお持ちの先生もいらっしゃいます。ちなみに私の田舎の先生はコンクール嫌いな方でした。それでもちゃんとプロを輩出しています。そうした先生それぞれににお話しを伺うと、それを選ぶ理由となっていることはすべて正しいので、甲乙などつけることはできないんですね。何事にもプラスとマイナスはつきものです。それをどうとらえて、どう実行していくのかはそれぞれの指導者の選択によるということです。さて、プリモさんの先生のおっしゃる「本格的」ですが、お嬢さんより上のレベルで先生が「この子は本格的に取り組んでいる」と奨励しているような生徒さんはいますか?その子のプロセスをそのお教室の推奨モデルと見ることができますよ。また現状として、お嬢さんが週に1度のレッスンだとしたら、レッスン回数を週2回くらいに増やすという意味かもしれません。まだ幼稚園の年長さんですから、私の個人的な考えでは週1でも十分とは思いますが、将来ポアントを履いて踊ることを滞りなく迎えることを前提に考えてみますと、今の段階はともかく、小学校中学年の頃には週2~3回のレッスンはあった方がいいです。そして高学年には週3以上。それくらいあって初めてトウシューズを履くだけの体ができあがります。もちろん個人差はあります。それはここで言い始めると長くなるので割愛します。もしも、ずっと週1のレッスンでやっていって、週2へ増やすことは比較的楽なことではありますが、(それでも最近の子どものお稽古ごと事情を考えると大変かもしれない…(^^;))これが急に週3となると、一週間の半分がバレエになります。それは生活のリズムを切り替えるのが大変なのではないかなーと私は考えます。ですので、今の段階で週2回のレッスンへ切り替えていくのは、「キレイに踊れるようになるために必要な時間(レッスン回数)を確保するために慣れていくプロセス」と考えてもらえるといいのではないでしょうか。バレエは長いスパン、それも10年後どうなりたいかというところからものを見ています。なので、親御さんとしてみれば、こうした話はピンとこないかもしれません。目の前の育児のことで精一杯になってしまうことは当然のことですから。(私もそうなので…(^^;))ただ、バレエ指導者は10年後の子ども達が美しく踊ることに視点をあてたところからいろんな提案をしていることをご理解いただけたら、と思います。プリモさんは先生に「バレエを本格的に取り組む」とは具体的にどんなことなのかお尋ねになることを躊躇なさっておいでですが、ここは恥を忍んでお聞きになることをおすすめします。質問なさることは全然生意気ではありませんよ。親御さんがバレエのことを知らないのは当たり前のことですから。私が前述したように「コンクール出場」なのかもしれません。プリモさんが想像なさっている「外部レッスンへの参加」かもしれません。先生それぞれがよかれと思って、しかも悩みながら生徒を綺麗に踊れるように模索しています。(↑少なくとも私はそうなんです(^^;))なので、それはホントに直接訊ねるのが一番です。ただ、方法としては、他のお母様方への手前もあるでしょうから、レッスン前後よりお電話で連絡を取った方がいいかもしれませんね。お子さんにお話しをお聞きしたいということを書いたメモを持たせるのも手です。なにせバレエ教師は忙しいので、ましてや現役で踊っている先生だと、ほとんど連絡が取れない方もいらっしゃると思います。そのあたり先生のご都合を察するようになさったほうが円滑に物事が進むと思いますよ。(^^)相談なさってみて、それから考えてみてもいいと思います。先生のお考えに賛同できれば、その提案をお受けすればいいでしょうし、賛同できなければ、もっと気楽に取り組めるお教室への移籍もありだと思います。でも、折角、先生から直接お声をかけていただいているのでしたら、チャンスととらえ、思い切って飛び込むという選択もありですね。私ならそれを選びます。(笑)もちろんお子さんの状態を把握することも大切です。お子さんが嫌がってしまうようなら、お話しになりません。そこは親御さんがよく見てあげてくださいね。「本格的」ということの定義はここではできませんでしたが、私の考える「本格的」とは…?という内容でなら、今度日記に書くことはできると思います。プリモさん、いかがでしょうか? 納得のいく答えは見えましたか? まだ、ご質問があれば、いつでもお寄せください。プリモさんとお嬢さんがバレエを通してHAPPYでありますように願っております。
June 18, 2004
質問メールへの回答です。今回のご質問はデラシネさんからいただきました。大人からバレエを始めたけれど、ダンサーになりたいということです。ここから下が引用文です。**********************************************************************20代からバレエを始めたのですが、どうしてもダンサーになりたいと思っています。もちろんこの歳からだから、クラシックでとは言いません。せめてモダンバレエではやっていけるようになりたいのです。ただこの歳から始めるにはこの出来上がってしまっている体とどう折り合いをつけてやっていくかです。バレエをやるからには当たり前ですが、やはり美しくなくてはいけないと思っています。テクニックは努力でどうにかなると思っていますが、私の場合筋肉の付け方だけではどうにもカバーできないようなひどいO脚で、この骨格だけはどうにもならないことなので手術をしようかと迷っています。私としてはやるからには究極の美を追求したいと思っています。先生はどう思いますか?意見を聞かせてください。 **********************************************************************いただいたメールに対しての返答という形をとってあります。デラシネさん こんにちは。レヴェランスです。強い意気込みの伝わるメールをありがとうございました。私の方からは頑張ってねと暖かな応援の回答を贈るか、忌憚無き回答を贈るか、正直迷ったのですが、やはり、一生を左右することになりかねないので、あえて忌憚無き回答をさせていただくことにいたしました。大人から始める場合、ダンサーになるということは、非常に難しい業界であることは一般論として言えます。ダンサーを生業にするということは、幼少の頃からやってきていても難しい世界です。だからといって、私の方からあなたがそれに取り組むことを「不可能だ」と言い切ることはできません。とはいえ、難しいことは確かなので、そのことを知ったうえで取り組むのなら、もしも、万が一、あなたの理想通りにならないとしても、自分で決めたこととして次のステップへと切り替えがきくだろうと思います。ご自身の人生を自分で決めて進んでいくことを大事にしていただけたらと思います。何事も例外はつきものですし、ぜひそれを目指して頑張っていただけたら、と思います。 ★ ★ ★>20代からバレエを始めたのですが、どうしてもダンサーになりたいと思っています。>もちろんこの歳からだから、クラシックでとは言いません。>せめてモダンバレエではやっていけるようになりたいのです。この文章をモダンダンスの方が読まれると、とてもお怒りになると思います。なぜかというと、クラシックよりもモダンが下位にあるような印象があるからです。デラシネさんご自身はそんなに意識なさってはいないようですし、もちろん、そういうおつもりではないだろうとは思いますけれど…。今日ではモダンダンスも非常にレベルがあがっており、クラシックの基礎があった上で取り組むのが世界的な水準です。キリアンやフォーサイスといった振付家の作品もコンテンポラリーと呼ばれ、有る意味モダンではありますが、その動きの緻密さといったらありません。そうした意味からも「せめてモダンダンス」という意識は捨てた方が賢明に思います。確かにモダンダンスはターンアウトしないでも表現できるジャンルのダンスではありますが、(といってもそれもある程度は必要ですね…)モダンはモダンの大変さというものがあります。そして、クラシックは確かに幼少の頃から取り組まないと、体を作れないものでありますが、だからといって、クラシックがダンスの最高というわけではありません。最近ではクラシックのダンサーでもモダンを踊ることが要求される時代です。多様化されてきています。なので、モダン、クラシックの枠を取り外したところで考えてみてはいかがでしょうか。 ★ ★ ★また、デラシネさんからデラシネさんご自身に質問してもらいたい問いがあります。『あなたにとって「ダンサーになる」というのはどんな形なのでしょうか?』一言でダンサーといっても ・趣味なんだけれど、踊るのが大好き!という自称ダンサー ↑ これは皮肉でもなんでもなく、自称ならなんでも言えると思いますし、言って良いと思います。(^o^) ・バレエ団(ダンスカンパニー)に所属し、お給料をもらい、舞台に立つことで 生計をたてることのできるダンサーなどなど。。。なぜこんな質問をするかというと、現在の日本のダンサーの現状がとてもシビアなものだからです。日本ではステージに立つことで生計をたてることのできているダンサーはほんの一握りの人間です。ステージに立つにしても、大きな金額のチケットを持たされ、それをさばききれず、自腹を切り、その費用のためにアルバイトをしている人や、親御さんに援助を受けて(つまりすねかじり)バレエを続けている人が沢山います。中には、指導をすることで収入を得、そこから舞台への費用を捻出するダンサーもいますが、それはそれで大変なことではあります。そうした現状からは今の日本で「生計を立てる」という意味でのダンサーは今のところ、ほとんどいないとしか言えません。ですので、あなたにとって「ダンサーになる」というのは具体的にはどんな目標を持っているかが大事なこととなると思います。本当に食べていけない世界ですし、それでもいいのか?と自分に聞いてみてください。 ★ ★ ★>私の場合筋肉の付け方だけではどうにもカバーできないようなひどいO脚で、>この骨格だけはどうにもならないことなので手術をしようかと迷っています。>私としてはやるからには究極の美を追求したいと思っています。う~~ん…。究極の美を追求したいお気持ちは察することはできますし、ダンサーは自分の体を美しいラインがでるように日々鍛錬を欠かせないのは確かではあります。とはいっても、オペに関してはおすすめできませんね…。慢性的な痛みがあって、その原因が骨にあるとかいう場合でない限り、オペはやめたほうが賢明です。たとえ、成功したとしても、そのあとにリハビリで筋肉をいい状態に戻すことができるかどうかということも保証がないからです。確かにそういうオペがあるとは耳にしたことはあります。けれど、その成果よりもリスクが高いことも同時に耳にしています。そうしたわけからもレッスンで正しい筋肉の使い方を習得する方が賢明と思います。 ★ ★ ★いただいたメールに対して私からお伝えできることはこれくらいかな。デラシネさんはもちろん毎日レッスンしていらっしゃるのでしょう?大人から始めた場合、子どもの頃から始めた人に比べ、大きな遅れをとっています。もちろんそうした人と競争しろというワケではありませんよ。あなたがもし子どもの頃から始めていれば、もう習得できているはずという意味に捉えてくださいね。そうした意味でも毎日の稽古は不可欠です。きっと取り組んでいらっしゃることでしょうから、ぜひ夢を叶えられるよう、これからも頑張ってくださいね。
June 15, 2004
Q&A第2弾は筋肉質な脚についてのご質問です。【質問】うちの娘は4歳からバレエをはじめ、今1年生で週3回レッスンに通っています。(中略)娘は一週間にトータルで5時間は練習してることになります。ついこの間先生から「筋肉質の足なので、フロア-バレエで伸ばしましょう」といわれました。筋肉質って足の使いすぎなんでしょうか?かけっこなどは確かに早いんですけど・・・・美しい足になるためにどうしたらいいのでしょうか?それとも生まれつきなのでどうしょうもないのでしょうか? 【回答】先生に筋肉質の足と言われたということで、心配なさっていらしゃるのですね。そして、何が原因なのか、知りたいお気持ちなのですね。お気持ちは重々察しているつもりなのですが、申し訳ないことに、実際、お嬢さんの筋肉がどんな状態なのかは、実物を拝見しないことには何も申し上げることはできないんです。(ごめんなさい)ただ、小1で週3回レッスンということなので、確かに筋肉はついてくるでしょう。また、どんな内容のレッスンを受けているかということも実際に拝見したわけではないので、これに関してのコメントもできません。私の指導上の経験からのお話しをさせていただきますと、筋肉のつきやすい体質の生徒さんと筋肉のつきにくい生徒さんは確かにいます。筋肉のつきやすい生徒さんはどちらかというと、無駄な力みを体に入れやすい傾向があります。性格的な傾向としては「頑張りやさん」なんですね。言われたことをキチンとやらなくては!と取り組むタイプ。そして、つきにくい生徒さんは力みがあまり無いんです。でも、逆に欲しい力も足りなかったりしますから、程良い力加減を習得できるようなレッスンができるといいんですよね。一番理想はしなやかで強い筋肉を持っていることではありますが、そういう筋肉を持って生まれてくる人はそうはいないものです。ですので、自分のタイプをよく知り、何が必要で、何が不必要かということをレッスンの中で見いだしていくことが大事です。筋肉質だからといって、悲観することはありません。筋肉質なりのレッスンを取り入れれば良いわけです。無駄な力を入れないで、必要な筋肉だけが働く感覚を培うエクササイズが有効ですね。また、筋肉のつきにくい人は筋トレをしっかり補うといいのです。お教室の先生はその辺りをちゃんとわかっていらっしゃるので、フロアーバレエをおすすめしてくださったのだと思います。とはいうものの、お嬢さんはまだ小学1年生ということですので、そういう感覚を持つのは、ずっと先の話となります。筋肉の動き、自分の体の中でなにが起きているかを感じ取れるようになれるのは、9歳~10歳くらいなんです。そういうことからも国立のバレエ学校ではその年齢から訓練を始めるんですよ。お嬢さんの年齢でいきますと、まだプレバレエ(バレエの準備段階)ですので、今はあせらず、お子さんがバレエを楽しめるように接してあげることがベストだと思います。現段階では、そんなに心配なさることはないとは思います。わからないことは、直接、お教室の先生に詳しくお尋ねになることをおすすめしますよ。これからもぜひ頑張ってすてきなダンサーを目指してくださいね。お母様も大変かと思いますが、お嬢さんを支えてあげてくださいね。☆ ☆ ☆なんだか、あまりお力になれたような気がしない回答で、恐縮です。なにしろ、実物を見ない限り、なんとも言えないものなので…(^^;)回答に対してのご質問がありましたら、どうぞご一報くださいね。
May 29, 2004
昨日の日記に質問をいただきました。momoさん、どうもありがとうございます。ではでは、それについて回答していきたいと思います。ハイ、では、始まり、始まり~~!質問の色は赤、回答は青にしました☆ ☆ ☆ ☆10歳前後で体型と筋肉のバレエに適した子どもを選ぶと以前先生が書いておられましたが、日本人には少ないとも。確かに日本人はバレエのアン・デ・オールに難儀する人が多いのは確かです。骨盤のつくりが欧米人と違うからなのでしょうね。その違いをキッチリと説明できるほど、医学的な用語や知識(データ)は私には無いので、そういう形では差し控えさせていただき、あくまで私の指導上の経験からのことをお話しさせていただきますね。これまで指導してきた生徒さんで、初めから骨盤が真っ直ぐの状態の人は少ないです。骨格としては、骨盤が真っ直ぐについているかもしれないのですが、日常生活からくる癖などから、その生徒にとっての真っ直ぐからずれていると言う方が、正しいかもしれません。ですので、ほとんどの生徒に真っ直ぐな状態であることの指導が必要となります。アン・デ・オールは骨盤が完全に真っ直ぐな状態であることで初めて完全な状態を作り出せるものです。ですので、まずは骨盤を正しい位置で保つことを習得する必要があります。柔軟運動の開脚で完全に真横に開ける人のことを「開いている」とよく言いますが、実はこういう人がアン・デ・オールが正しくできるかというとそうではないのです。日本人はこのケースが非常に多いです。開脚とアン・デ・オールは似ていますが、実は微妙な違いがあります。そこが難しい所です。欧米のバレエ学校の審査基準をみたわけではないので、うっかりした事は言えませんが、私の恩師であるY先生(昨日の日記で登場・中国の国立バレエ学校出身の指導者)が「条件がいい」とおっしゃっている生徒さんは、すべて骨盤が先天的に真っ直ぐで脚を動かしても骨盤が動きにくい体の持ち主でした。ただ、不思議に思うのは、股関節の可動域を調べると、全く問題が無いにもかかわらず、内股で歩いている生徒がいることです。そういう子は、立ち上がるとお腹が落ちてしまい、骨盤が前傾し、アン・デ・オールを妨げてしまっているケースを見受けます。どうも日常生活の体の使い方(歩き方、座り方などなど)がそうなってしまっているのですね。…で、その生徒の親御さんの動きを見ると、同じだったというケースはよくあります。(苦笑)整体の先生がこう言ってらっしゃいました。「歩き方は親を真似ていくんです。」とすると、そういう子の場合、レッスンでホントに気を付けていかないといけませんね。身体の使い方に時間が足らず技術先行になりがちなバレエ教育は現実の問題です。もし適性のない身体だったとしたらどうなるんでしょうか?う~ん、これはですね…。解剖学的知識とそれをバレエへつなげるセンスを持った指導者に師事されるしかないでしょう。(偉そうに言っているが、私もひたすら勉強中です)こればかりはご縁なので、巡り合わせと思います。悲しいことですが「条件が悪い生徒だからしかたない」と片づけられるケースも残念ながらあります。これはお教室の方針や運営状況などで変動するものですから、なんとも申し上げようがないのですが…。しかしながら、適正が無い(バレエを無理なく踊る骨格を持たないという意味に限定します)という子どもであっても、その子の関節の可動域をしっかりとチェックし、使うべき筋肉を指導することで、その子にとってのベストな状態で踊ることができるようになれます。ただし、習う生徒さんの強靱な意志と教師の根気と時間が必要になります。本当に骨格が向いていない生徒さんで「それでもバレエを!」という場合、クラスレッスンだけでは難しく、個人レッスンを受ける必要があるかもしれません。最も延びる時期を十代後半と見ているんですが、これも人それぞれなんでしょうか?私もそう考えています。一般的に10代中盤~後半にテクニックが急激に伸びることになるでしょう。当然、個人差はあると思いますけど。ただ、芸術性という観点からは20代、30代へと向かい円熟期へと向かいます。年少者でも驚くほど技術を身に付けて踊っている子どももいます。はい。ご指摘の通り、若年層に難しい内容の踊りを与えている指導者がいることも確かです。そして、そういう子が将来ダンサーとして、輝くことができるかというと…量りかねるものがあります。これは、ケースバイケースだと…。ただ、身長が十分伸びなかったりし、ずんぐりむっくりの体型になる可能性があります。特に男の子は要注意ですね。 ☆ ☆ ☆以上です☆いかがでしょうか?疑問はすっきりなさいましたでしょうか?また、回答へのご質問などありましたら、どうぞどうぞお寄せくださいね。では!
May 27, 2004
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