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2019年07月08日
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カテゴリ: 初音ミク龍騎AE
初音 龍騎 AE IRREGULAR ⅩⅣ
第1話
「Re:START」
白昼堂々、黄色いセミロングの髪を持つ少女がフード付の黒いパーカーと青いデニムのジーンズ、とまるで少年のような恰好で、「神崎」と表札の書かれた廃屋へ入っていった。そして、その廃屋の中で近くにある大型のベルトと、「**VENT」と書かれたカードが数枚入ったケースらしきものを見つけた。
?「…何だ、これ?」
少女は淡い興味でそのベルトとケースを持ち帰って、自宅で調べてみることにした。
そしてその夜、少女は薄暗い部屋の中でPCに向かって調べものをしていた。
?「…ふーん。」
少女は面白そうな記事を見つけ、その記事にのめり込んだ。
?「…なるほど、そういうことか。」
少女は記事を見て興味を抱き、ある場所で拾ったベルトと、「TIME VENT」と書かれたカードに手をかけた。
人ごみの集まる街の中、初音ミクは1人、考え事をしながらふらふらと歩いていた。
ミク「…何なんだろ、これ。」
ミクは1人で考え込んでいた。妙なカードデッキを渡され、仮面ライダー龍騎となって戦うこと早一週間。何故自分たちは戦わなければならないのか。
ミク「リン…レン…皆どこへ行ったんだろ…」
ミクはぼやいた。ライダーとなった後、ある事件により意識不明となった妹・リンと彼女を助けると言って出ていった弟・レン。そして行方の知れない姉・MEIKOと兄・KAITO。ミクは兄弟たちを探しながら街を歩いていた。その途中、ミラーモンスターの気配を感じた。
ミク「…!」
クモ型のミラーモンスター・ミスパイダーは複数、鏡の中から次々に出てきて近くにいた人間たちを襲っていく。ミクはこれを見かね、人目のつかない柱の後に移動して、鏡面に向かってカードデッキをかざした。すると、Vバックルが現れ、ミクの腰に装着された。
ミク「変 身!」
ミクは右腕を左側へ伸ばしてポーズを取った後、Vバックルにカードデッキをセットし、仮面ライダー龍騎へと変身した。
ミク「うあああああああ!」
ミク=龍騎はミスパイダーの群れの1体に突っ込み、殴りかかる。ミスパイダーは龍騎のパンチを顔面に食らってよろけ、その場に倒れ込んだ。龍騎はこれに追い打ちをかけ、倒れたミスパイダーの眼前に立ち、腰を落として鉄拳を左右の腕で交互にミスパイダーの顔に入れる。その後、他のミスパイダーが龍騎に襲いかかってきた。
龍騎はそのミスパイダーのタックルを受けて飛ばされるが、右腕でブレーキをかけて受け身を取った。そして、カードデッキからカードを1枚取り出し、左腕のドラグバイザーにセットする。
「SWORD VENT」
龍騎は青龍刀を模した剣・ドラグセイバーを持ってミスパイダーに斬りかかる。ミスパイダーはこれを両腕でガードしようとしたが、そのまま龍騎に斬られて消滅した。しかし、ミスパイダーはまだいくらかいる。それを見かねた龍騎は別のカードを取り出し、ドラグバイザーにセットした。
「STRIKE VENT」
龍騎は右腕にドラグクローを装備し、振りかぶるようにしてミスパイダーの群れ目掛けて火炎弾を放つ。火炎弾はミスパイダーの1体に命中し、爆破、消滅させた。他のミスパイダーたちは撤退しようとするが、その矢先、謎の超音波が聞こえた。
ミク「うっ!?」
龍騎は頭を押さえ、その場に膝をついた。その後、再び立ち上がると、既にミスパイダーたちの姿はなく、その少し離れた場所では仮面ライダーナイトが立っていた。
ミク「…レン!」
龍騎=ミクはナイト=レンに声をかけた。しかし、ナイトはそれを歯牙にもかけずにその場を立ち去った。
ミク「…レン…」
龍騎は落胆した。ナイトが自分に気づいていないとは思えない。にもかかわらず、何故無視されたのか。しかし、龍騎は諦めずにナイトを追う。その矢先、声がした。
ネル「おらぁ!」
ミク「!?」
駆けだそうとする龍騎に仮面ライダーシザースがどこからか現れ、不意撃ちを仕掛けてきた。シザースは龍騎目掛けて飛び掛かり、左腕のシザースバイザーを龍騎に突き立てる。
龍騎は前転してこれを回避し、シザースの方を見遣った。しかし、龍騎はそのシザースの姿を見て驚いた。
ミク「…あなた、死んだはずじゃ…?」
ネル「死んだ?私は現にこうして生きてんだけど?」
ミク「え?でも、私はあなたが死ぬところを見たんだけど…」
龍騎=ミクは驚きを隠せずにいられなかった。彼女はシザース=亞北ネルが死ぬところをしっかりと目撃した。彼女はナイト=レンと戦い、カードデッキを破壊され、契約モンスターだったボルキャンサーに捕食された。そのはずの彼女が今、自分の目の前にいる。
ネル「…人を死人(ゾンビ)みたいに言いやがって。いいよ、あんたは前から気に入らなかったんだ!」
シザースは龍騎の言い分をはねのけ、シザースバイザーにカードをセットする。
「STRIKE VENT」
シザースは右腕に大型のハサミ・シザースピンチを装備し、龍騎に殴りかかる。龍騎はドラグセイバーでこれを受け止め、攻撃に入る…かと思いきや、シザース=ネルの意表を突くことを言い出した。
ミク「止めて!戦いたくないの!」
ネル「…は?」
ミク「私たちが戦うことなんてない!だから止めて!」
龍騎は戦わないことを訴える。だが、シザースは意に介さない。
ネル「そうかい。なら、そのままくたばっちまえよ!」
シザースは再び龍騎に向けてシザースピンチを振るってくる。龍騎はこれを紙一重で回避しつつ、じりじりと後退していく。その一方で、未だに戦わないことを訴える。
ミク「止めてって言ってるのに…」
ネル「うるさい!あんたを倒して、レン君を手に入れる!」
ミク「…へ?」
龍騎=ミクはシザース=ネルがレンを恋慕していることを知った。理由は分からないが、彼女はレンに気があるようだ。そうこう考えているうちにも、シザースは龍騎に対して攻撃を振るってくる。その様子を巡音ルカが高所から見ていた。
ルカ「クク…楽しそう。」
ルカは左腕でコブラのレリーフが入ったカードデッキを取り出し、鏡面にかざしてVバックルを呼び出す。
ルカ「変 身!」
ルカは右手を顔面まで持ち上げると、一瞬で翻し、カードデッキをVバックルにセットし、仮面ライダー王蛇へと変身した。そして首を捻った直後、高所より飛び降りて龍騎とシザースのところへ駆け出して行った。そして走ってる最中、王蛇は杖型のカードリーダー・ベノバイザーにカードをセットした。
「SWORD VENT」
王蛇は右腕にベノサーベルを持って龍騎らの間に割って入った。まず王蛇はベノサーベルを振りかざしてシザースを弾き飛ばした。
ネル「うッ!?」
ミク「!?」
シザースは倒れ転げた。王蛇は倒れたシザースを右足で踏みつけ、左腕でベノサーベルを持って龍騎に向ける。
ルカ「ふふ、随分楽しそうなことをしてるのね。私も混ぜてくれる?」
王蛇=ルカは不敵に笑いながら龍騎を睨む。龍騎はその姿に戦慄を覚えた。
CONTINUED THE NEXT TUNE





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最終更新日  2019年07月17日 20時15分03秒 コメントを書く
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