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鈴木雅明が描く官能と神秘。ツェムリンスキー《抒情交響曲》---------------------------指揮 鈴木 雅明ソプラノ 安川 みくバリトン 加耒 徹コンサート・マスター アビゲイル・ヤングブラームスハンガリー舞曲集(鈴木雅明セレクション)第1番 ト短調第2番 ニ短調第3番 ヘ長調第4番 嬰ヘ短調第6番 ニ長調第7番 ヘ長調第10番 ヘ長調第18番 ニ長調第19番 ロ短調第20番 ホ短調第21番 ホ短調―ホ長調第5番 ト短調(休憩)ツェムリンスキー作曲(ハイニッシュ編)抒情交響曲 Op.18(室内オーケストラ版)第1楽章 バリトン第2楽章 ソプラノ第3楽章 バリトン第4楽章 ソプラノ第5楽章 バリトン第6楽章 ソプラノ第7楽章 バリトン---------------------------
2024年05月25日
1日目のダグラスさんに感動して、【A31】を急きょ追加購入しました。コンチェルトではなくリサイタルだと、より音の素晴らしさがわかります。今年いちばん聴きたかった【C32】の宮田さんのチェロも期待どおり!!【A31】10:30AMバリー・ダグラス ピアノルドヴィート・カンタ チェロ*ラフマニノフ*2つの小品 作品2 1.前奏曲 2.東洋風舞曲プロコフィエフバレエ《ロミオとジュリエット》からの10の小品 作品75より 3.客人たちの到着 4.少女ジュリエット 5.仮面 6.モンタギュー家とキャピュレット家 7.僧ロレンツォ 8.マーキュシオベートーヴェンピアノ・ソナタ 第7番 ハ短調 作品13「悲壮」より 2.アンダンテ・カンタービレブラームス 7つの幻想曲 作品116より 1.奇想曲 ニ短調 3.奇想曲 ト短調 4.間奏曲 ホ長調 7.奇想曲 ニ短調巨匠バリー・ダグラスのピアニズムを満喫するリサイタル。プロコフィエフの《ロミオとジュリエット》の超絶技巧と抒情性。ブラームス晩年の作品「7つの幻想曲集Op.116」の渋くも深き哀感。旋律美の光るベートーヴェン「悲壮」の第2楽章や、ラフマニノフ初期の曲「2つの小品Op.2」などで、ダグラスの円熟を堪能する。チェロのカンタとの共演も聴き逃せない。【C32】2:30PM小松 長正 指揮宮田 大 チェロオックスフォード・フィルハーモニー管弦楽団ヘンデル水上の音楽(ハーティー版) 1.アレグロ 2.エア=アンダンテ・ウン・ポコ・アレグレット 3.ブーレ=ヴィバーチェ 4.ホーンパイプ:デリカ―ト・マ・ノン・モルト・ブリオ 5.アンダンテ・エスプレッシーヴォ 6.アラ・ホーンパイプ:アレグロ・デチーソエルガーチェロ協奏曲 ホ短調 作品85 1.アダージョ―モデラート 2.レント―アレグロ・モルト 3.アダージョ 4.アレグロ―モデラート―アレグロ・マ・ノン・トロッポ日本を代表するチェリスト宮田大が、英国のオーケストラと共に、イギリスの生んだ最高のチェロ協奏曲を奏でる。哀感あふれる旋律美とチェロの魅力にあふれる、エルガーの名曲の真価に触れられる貴重なステージ。イギリスで活躍したヘンデルの代表作で、テムズ川での舟遊びの際に初演された「水上の音楽」と共に楽しむ。【A33】3:50ジドレ ヴァイオリンルドヴィート・カンタ チェロ竹田理琴乃 ピアノビーチピアノ三重奏曲 イ短調 作品150 1.アレグロ 2.レント・エスプレッシーヴォ 3.アレグロ・コン・ブリオビーチロマンス 作品23ガーシュウィン 1.マイ・ワン・アンド・オンリー 2.ザ・マン・アイ・ラヴ 3.アイ・ガット・リズムウイリアムズシンドラーのリストジョップリンオリジナル・ラグ福本純也 編アメリカン・ジャズ・メドレーこれは意義深い。アメリカの女性作曲家のパイオニア、エイミー・ビーチ(1867-1944)の「ロマンス」「ピアノ三重奏曲」を実演で体験できる嬉しい機会。名人たちによる演奏で、その真価を知る。20世紀のガーシュウィン、ジョン・ウィリアムズの一篇に、ジャズピアニスト・作編曲家の福本純也によるジャズメドレーなど、ビーチから連なるアメリカ音楽史を楽しむ。
2024年05月05日
【A21】を選んだのは、金澤弦楽四重奏団の公演だったから。【C23】では、「グランドキャニオン」を聴きたかったから。アメリカ変奏曲はもともとオルガンの曲とのこと。オーケストラ版で聴いても原曲がオルガンの曲であることはわかりました。【A21】10:30AM青木 惠音、若松 みなみ ヴァイオリン古宮山 由里 ヴィオラソンジュン・キム チェロガーシュイン 子守唄ベートーヴェン 弦楽四重奏曲 第13番 変ロ長調 作品130より 5.カヴァティーナプライス 対位法による5つのフォークソングより 2.いとしのクレメンタイン 3.眼差しだけで乾杯を 4.ショートニング・ブレッドドヴォルザーク 弦楽四重奏曲 第12番 ヘ長調 作品96「アメリカ」OEKメンバーで結成され、ベートーヴェンのカルテット全16曲演奏に取り組む気鋭の弦楽四重奏団が音楽祭初登場。ガーシュイン「ララバイ」や、ドヴォルザークが米国で書いた人気作「アメリカ」など、アメリカにちなむ曲を中心に。注目はプライスの作品。アメリカ初の黒人女性作曲家によるフォークソング集で、意義深くも美しい楽曲に浸る。【A23】3:50PM宮田 大 チェロ山中 惇史 ピアノ山中 惇史 うたをうたうときヤナーチェク おとぎ話 1.コン・モート―アンダンテ 2.コン・モート―アダージョ 3.アレグロウィーラン(山中 惇史編)リバーダンスラヴランド(伊賀 拓郎編)ソング・フロム・ア・シークレット・ガーデン山中 惇史編 ジョン・ウィリアムズ・ファンタジー・トリップ名人の域に入りつつある宮田大と、ピアノの名手にして作・編曲でも活躍著しい山中惇史のデュオ。山中の「うたをうたうとき」からヤナーチェク「おとぎ話」をはさみ、「リバーダンス」で踊り、山中の編曲による「John Wiliams Fantasy Trip」でジョン・ウィリアムズの音楽の世界に旅を進める。【C23】5:10PM太田 弦 指揮大阪フィルハーモニー交響楽団グローフェ 組曲「グランドキャニオン」1.日の出2.赤い砂漠3.山道を行く4.日没5.豪雨アイヴズ(W.シューマン編)アメリカ変奏曲1.序奏とテーマ2.変奏13.変奏24.間奏15.変奏36.変奏47.間奏28.変奏59.コーダ今年30歳で九州響首席指揮者に就任した太田弦と大阪フィルの演奏で楽しむ「グランドキャニオン」。大オーケストラの華麗で壮大なサウンドを楽しめる楽曲ながら、実演の機会は意外と多くなく、この機会は貴重!豪快なパワーと緻密な色彩で、有名な「山道を行く」を中心に、日の出から日没、砂漠や豪雨の光景まで、雄大な大渓谷を旅する。有料公演と有料公演の合間には無料の公演を聴いて楽しみました。音楽堂の前ではバグパイプの演奏がありました。
2024年05月04日
昨年まで「いしかわ・金沢 風と緑の楽都音楽祭」だった名称が、今年から「ガルガンチュア音楽祭」に変更になりました。今年のテーマは「大西洋をわたる風 ~イギリス・アメリカの音楽~」。名称変更とともに構成も変更になりました。(構成を変更するために名称を変更したと言うべきか)・本格的なクラシックが楽しめる「ミート・ザ・クラシック!」・さまざまなジャンルの音楽を世代を超えて楽しむ「ザッツ・エンタテイメント!」・そして皆様と作り上げる参加型プログラム「エンジョイ・フェスティバル!」変更が発表されたときのSNSでは、ガチでクラシックが好きな人からは残念感が漂っていました。でも、主催者側が変更したい気持ちはわかります。クラシックだけじゃ、お客さんが集まらないから。それならそれで、本格的なクラシックの部分だけを楽しめばよいと思いました。どのみち以前のように朝から晩まで聴くだけの体力はなくなっているのだから。というわけで、事前に購入したのは7公演(だけ?)でした。朝からとっても良いお天気で、本公演1日目は午後から2公演を聴きました。【A12】は絶対に外せないプログラムで、前売を購入した時点でホームゲーム観戦はあきらめました。。【C12】のダグラスさん、やはり素晴らしかった!!客席は満員。大興奮に包まれていました。【A12】1:10PM菊池 洋子 ピアノアビゲイル・ヤング ヴァイオリンギョーゾー・マーテー ヴィオラ植木 昭雄 チェロダニエリス・ルビナス コントラバスアンダーソンプリンク・プレンク・プランクショパンノクターン 第20番 嬰ハ短調(遺作)ショパンバラード 第1番 ト短調 作品23ヴォーン・ウィリアムズピアノ五重奏曲 ハ短調より 1.アレグロ・コン・フォーコ 2.アンダンテ名ピアニスト菊池洋子と、OEKの顔であるアビゲイル・ヤング率いる仲間たちとの室内楽を味わう午後。菊池の奏でるショパン「ノクターン第20番(遺作)」「バラード第1番」ほかを聴けるほか、イギリスの代表的な作曲家ヴォーン・ウィリアムズのピアノ五重奏曲という実演機会の稀少な佳品を体験できるのは貴重。【C12】2:30PMマリオス・パパドプーロス 指揮バリー・ダグラス ピアノオックスフォード・フィルハーモニー管弦楽団エルガーエニグマ変奏曲 作品36(抜粋)ラフマニノフピアノ協奏曲 第3番 ニ短調 作品30いまや音楽祭に欠かせない世界的ピアニスト、バリー・ダグラスが、ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番を弾く!気宇壮大な音楽、抒情的で哀感のあるメロディ、そして最もソロが演奏困難といわれるコンチェルトを、1986年チャイコフスキー・コンクール優勝のダグラスの超絶技巧で聴ける。この上ない好機だ。建物の前では、能登の牡蠣や蟹汁が販売されていました。
2024年05月03日
オールベートーヴェンプログラムだったからなのか、秋山先生がお目当てだったのか、客の入りがものすごかったです。---------------------------指揮:秋山 和慶管弦楽:桐朋アカデミー・オーケストラコンサートマスター:植村 太郎ベートーヴェン:「エグモント」序曲 作品84ベートーヴェン:交響曲 第5番 ハ短調「運命」作品67(休憩)ベートーヴェン:交響曲 第7番 イ長調 作品92---------------------------
2024年04月20日
躍動のヘンデル&モーツァルト元日の令和6年能登半島地震の影響によるホールの利用停止により、延期となった2024年1月8日のニューイヤーコンサートの振替公演。そのため、ヘンデルとモーツァルトの音楽を中心とした祝祭感満載のプログラム。レオの協奏曲は初めて聴きましたが、オノフリさん以外は水谷さん含むOEKのメンバー。良い曲でしたし、こういう曲(ソロを演奏するのがOEKメンバー)をもっと取り上げてほしいです。小さな曲とは言え、前半の3曲だけでお腹いっぱい、大満足!!後半のドイツ舞曲では、前方で鈴を鳴らす3人組(ヴィオラメンバー)に目が釘付けになりました。そして、アンコールのジュピターが最高でした!!第4楽章をまるごとアンコールで演奏するんだ!と思いましたが、だんだん引き込まれていきました。次におみえになるときには41番フル演奏を聴きたいです!!---------------------------指揮、ヴァイオリン エンリコ・オノフリコンサート・マスター 水谷 晃ヘンデル序曲 変ロ長調 HWV 336レオ4つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ長調ヘンデル組曲「水上の音楽」より第11組曲、第12組曲、第16組曲、第17-18組曲、第14組曲、第15組曲、第19-20組曲、第21-22組曲、第13組曲(初演版)(休憩)モーツァルト3つのドイツ舞曲 K. 605モーツァルト交響曲 ニ長調 K. 250(248b)~アンコール~モーツァルト交響曲 第41番「ジュピター」より 第4楽章---------------------------
2024年04月17日
午後から休みを取って高岡へ聴きに行ってまいりました。ヴィオラの音色が好きなので、今回はタメスティさんのヴィオラのほうをより楽しみにしていました。真央さんが伴奏なさるのも興味深かったです。アンコールの直前の曲目解説のときの真央さんの熱い話しぶりも印象的でした。----------------------------モーツァルトヴァイオリン・ソナタ 第21番 ホ短調 K304(ヴィオラ版)シューベルトアルペジョーネ・ソナタ イ短調 D821(休憩)シューマンおとぎの絵本 Op.113シューベルト月に寄す Op.57-3,D193 シューマン月夜(リーダークライス Op.39より)シューベルト夜と夢 Op.43-2,D827シューマンアダージョとアレグロ 変イ長調 Op.70~アンコール~シューマン『献呈』シューベルト『アヴェ・マリア』----------------------------
2024年03月25日
困難を抜けて遂に歓喜へ。ミンコフスキの第九----------------------------------------------------OEK桂冠指揮者のマルク・ミンコフスキによるベートーヴェンの「第九」をついに聴ける! 首を長くして待っていた方も多いのではないだろうか。 コロナ禍に翻弄されたベートーヴェン全交響曲演奏会がようやくゴールを迎える。マルク・ミンコフスキがOEKの芸術監督を務めたのは2018年から22年にかけて。本来であれば、2020年のベートーヴェン生誕250年を記念してベートーヴェン全交響曲演奏会が始まるはずだったが、新型コロナウィルスの感染拡大により音楽界は未曽有の事態を迎えた。外国人アーティストの入国には高いハードルが設けられた。 それでも2021年の7月にミンコフスキの来日が実現して、ベートーヴェン全交響曲演奏会がスタートした。以来、4公演が開かれてきたが、唯一実現していなかったのが「第九」だ。 ベートーヴェンの交響曲といえば、 「運命」に代表される 「苦悩から勝利へ」といったドラマが思い起こされるが、ミンコフスキとOEKによるベートーヴェン全交響曲演奏会そのものが、コロナ禍という苦しみを乗り越えて、今回の「第九」で勝利に至るストーリーを描いている。このシリーズにはミンコフスキにとってもOEKにとっても大きな意義を持つ。もともとミンコフスキは古楽器によるアンサンブル、レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴルを創設して名を挙げた指揮者。古楽畑の出身者にとって、ベートーヴェンの交響曲は待ち望まれたレパートリーであったはず。 そのミンコフスキが「長年の夢だった」と語るベートーヴェン交響曲全曲演奏会がOEKで実現することは、金沢の音楽界にとってエポックメイキングなことでもあった。また、OEKにとってベートーヴェンの交響曲は歴代の音楽監督と数々の名演を重ねてきた最重要レパートリー。 芸術監督であったミンコフスキとの全曲演奏は、楽団の歴史に欠かすことのできないマイルストーンと言える。実力者ぞろいの独唱陣と日本を代表するプロ合唱団である東京混声合唱団の共演を得て、いまミンコフスキとOEKは「歓喜」へと向かう。(飯尾洋一:音楽ジャーナリスト)----------------------------------------------------東混の合唱が素晴らしかった!!編成的にOEKが第九を演奏できるのか?と思っていましたが、まったくの杞憂でした。それぞれの奏者の音がとてもはっきりと聞こえてきて、ミンコフスキさんによって、生涯忘れることのできない第九を聴くことができました。---------------------------指揮:マルク・ミンコフスキ(OEK桂冠指揮者)ソプラノ:中江早希(ユリア・マリア・ダン氏に代わり)メゾ・ソプラノ:中島郁子テノール:小堀勇介バス:妻屋秀和合唱:東京混声合唱団ベートーヴェン交響曲 第9番 ニ短調 作品125 「合唱付き」---------------------------※3/15 第479回定期公演 出演者変更のお知らせ(ソプラノ)
2024年03月15日
フィンジとヴォーン・ウィリアムズ。川瀬賢太郎のイギリスプログラム。----------------------------------------------------日本におけるイギリス音楽の人気は少しずつ上がってきているように思う。かつては「イギリスには大作曲家がいない」などといったことも言われたものだが、最近はずいぶん認識が変わってきたのではないだろうか。イギリス人指揮者のみならず、日本人指揮者にもイギリス音楽に取り組む人が増えてきた。OEKパーマネント・コンダクターの川瀬賢太郎はフィンジとヴォーン・ウィリアムズの作品からなるオール・イギリス音楽プログラムを披露する。OEKにとってはやや珍しいレパートリーかもしれないが、初めて耳にする人にも親しみやすい作品ばかり。心地よいひとときを過ごせるはずだ。フィンジの 「弦楽のためのロマンス」 はみずみずしいリリシズムに貫かれた佳品。柔らかく繊細な楽想にほのかなノスタルジーがにじむ。そのフィンジの師匠筋にあたるのがヴォーン・ウィリアムズ。しばしば 「もっともイギリス的な作曲家」 と呼ばれ、民謡の採集を通じて独自の牧歌的で幻想的な作風を築き上げた。オーボエ協奏曲では世界的名手、吉井瑞穂の独奏が期待を高める。交響曲第5番は第二次世界大戦中に書かれた作品ながら、豊かな田園情緒が息づく。そこに平和への祈りを読みとることも可能だろう。(飯尾洋一:音楽ジャーナリスト)----------------------------------------------------どれも初めて聴く曲でしたが、素晴らしい演奏でした。OEKとイギリスプログラムは相性が良いと思います。---------------------------指揮:川瀬 賢太郎(OEKパーマネント・コンダクター)オーボエ:吉井 瑞穂コンサートマスター:アビゲイル・ヤングフィンジ弦楽のためのロマンス 変ホ長調 Op.11ヴォーン・ウィリアムズオーボエ協奏曲 イ短調~アンコール~イングランド民謡グリーンスリーヴス(休憩)ヴォーン・ウィリアムズ交響曲 第5番 ニ長調~アンコール~アイルランド民謡ロンドンデリーの歌---------------------------
2024年03月09日
午後から休みを取った理由はこれ。チケットはずいぶん前から完売になってました。弱音がとっても美しかったです。----------------------------シューベルト即興曲集 D935 op.142(休憩)モーツァルト幻想曲ニ短調 K.397シューマン子供の情景 op.15ショパンアンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ op.22~アンコール~ショパン幻想即興曲24の前奏曲より第17番----------------------------
2024年03月04日
道義×OEKの歴史を込めた直球ド真ん中----------------------------------------------------2024年末の引退を宣言しているOEK桂冠指揮者、井上道義が石川県立音楽堂に帰ってくる。 2007〜2018年の11年間にわたってOEKの音楽監督を務めたマエストロのこれまでの歴史を振り返るような記念碑的なプログラムが組まれた。 曲はハイドンの交響曲第100番「軍隊」、武満徹の「弦楽のためのレクイエム」と「3つの映画音楽」、グルダのチェロ協奏曲。これらの曲名を目にして、井上&OEKコンビによる過去の名演を思い出す方も多いことだろう。 OEKの大切なレパートリーだ。ハイドンの「軍隊」はトルコ風の軍楽隊が模されていることから、この愛称が付いた作品。作品ごとにさまざまな趣向を凝らしたハイドン一流のウィットが込められている。 武満徹は20世紀日本を代表する作曲家であり、OEKと縁の深い作曲家。「弦楽のためのレクイエム」は一躍作曲者の名を知らしめた初期作品である。「3つの映画音楽」は井上 & OEKコンビにとって自家薬籠中の物。 グルダのチェロ協奏曲では、長年OEKの首席チェロ奏者を務めたルドヴィート・カンタが独奏を務める。 協奏曲といっても普通の協奏曲ではない。ジャズやロック、 民俗音楽などの語法が詰めこまれた、 まったく型破りな作品だ。(飯尾洋一:音楽ジャーナリスト)----------------------------------------------------マエストロ最後のタクトかと思っていたら、秋に定期公演とオペラ公演があるようで、うれしい限りです。マエストロはもちろん、カンタさんも素晴らしかったですし、ハイドンも武満もOEKの良さ・素晴らしさが十二分に表れた演奏会でした。---------------------------指揮:井上 道義(OEK桂冠指揮者)チェロ:ルドヴィート・カンタ(OEK名誉楽団員)コンサートマスター:アビゲイル・ヤングハイドン交響曲 第100番 ト長調 Hob.Ⅰ-100「軍隊」(休憩)武満徹弦楽のためのレクイエム武満徹3つの映画音楽グルダチェロ協奏曲---------------------------マエストロのブログ
2024年02月18日
オーケストラ・アンサンブル金沢 令和6年 能登半島地震 復古支援チャリティコンサート~祈り、安らぎ、勇気~「コンサートの収益をすべて義援金として石川県を通じて被災地へ送られる」という趣旨のチャリティコンサートがありましたので、聴きに行ってまいりました。---------------------ビデオメッセージ 広上 淳一黙祷祈り ~亡くなられた方への追悼をバッハ管弦楽組曲第3番ニ長調BWV1068第2曲アリア 指揮 松井 慶太安らぎ ~皆さまの平穏を願いハイドンチェロ協奏曲第1番ハ長調Hob.VIIB:1指揮 松井 慶太チェロ ルドヴィート・カンタ(休憩)勇気 ~復興に向かう勇気をベートーヴェン交響曲第7番イ長調op.92指揮 川瀬 賢太郎
2024年02月06日
午後から休みを取って、高岡へ聴きに行ってまいりました。客席の灯りが落ち、上野さんが一人でステージに出てこられたとき、「ん?1曲目って無伴奏だっけ?」と思いました。マイクを持って「僕が演奏会でお話をすることはめずらしい」と前置きなさったあと、「昨日、こちらに来るときにも列車内で緊急地震速報が鳴りまくった」と地震のことに触れ、「いしかわミュージックアカデミーなど北陸にはお世話になっている」とおっしゃり、令和6年能登半島地震で犠牲になった方々を追悼して、プログラムの前に、カザルスの鳥の歌が演奏されました。心に沁みる素晴らしい演奏でした(語彙力www)。予定されていたプログラムも同様です。力強く、豊かな音色でありながら、ピュアで美しい。前日の18:40ごろに大きな余震(金沢は震度1でしたが)があったので、行くかどうか迷いましたが、聴きに行って本当によかったです。石川県立音楽堂での演奏会は、ことごとく延期や中止になっているので、よく考えたら、今年初めての演奏会でした。。---------------------------チェロ:上野 通明ピアノ:北村 朋幹~献奏曲~カザルス鳥の歌J.S.バッハヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ 第1番 ト長調 BWV1027フォーレチェロ・ソナタ 第2番 ト短調 Op.117ベートーヴェンチェロ・ソナタ 第5番 ニ長調 Op.102-2(休憩)ブラームスヴァイオリン・ソナタ 第1番 ト長調「雨の歌」 Op.78~アンコール~ブラームスひばりの歌---------------------------
2024年01月17日
オーケストラ・アンサンブル金沢とのコンチェルトの協演は聞いたことがあるのですが、リサイタルは初めてでしたので、楽しみにしておりました。どの曲も弱音が素晴らしかったです。曲の終わりの余韻も。--------------------------------ブラームス3つの間奏曲より 第1番 変ホ長調 作品117-1 第2番 変ロ短調 作品117-2シューベルト即興曲 作品90 D.899 第1曲 ハ短調 第2曲 変ホ長調 第3曲 変ト長調 第4曲 変イ長調(休憩)ショパンピアノソナタ 第3番 ロ短調 作品58~アンコール~ショパン マズルカ 第45番 イ短調 ピアノ協奏曲 第2番より ラルゲット ノクターン 第2番--------------------------------
2023年12月13日
毎年この時季に開催されている「PFU クリスマス・チャリティコンサート2023」。昨年は、確か応募し忘れたので聴くことができなかったのですが、今年はちゃんと応募しました。ところが、抽選に漏れてしまったため、キャンセル待ちの希望を出したところ、12/4(月)に「チケットがご用意できました」との連絡があり、聴きに行ってまいりました。予定を空けておいてよかったです。PFUクリスマス・チャリティコンサート2023--------------------------------指揮:ユベール・スダーン語り*:紺野 美沙子管弦楽:オーケストラ・アンサンブル金沢《森に響く音楽物語》第1部ウェーバー歌劇「魔弾の射手」序曲チャイコフスキー弦楽のためのセレナード ハ長調 op.48第2部グリーグ劇音楽「ペール・ギュント」組曲より(語り付)*~アンコール~アダンオー・ホーリー・ナイト--------------------------------
2023年12月09日
ピヒラー充実の初期ロマン派。若き名手 岡本誠司のパガニーニ。----------------------------------------------------11月の定期公演を指揮するのは名誉アーティスティック・アドヴァイザーのギュンター・ピヒラー。2021年は入国制限の影響で来日が中止になってしまったが、久しぶりの登場を楽しみにしている方も多いことだろう。ピヒラーは若き日にカラヤンによりウィーン・フィルのコンサートマスターに抜擢され、その後、アルバン・ベルク弦楽四重奏団の第一ヴァイオリニストを務めて一時代を築いた。その後、指揮者としての活動の場を広げた音楽界のレジェンドである。そのピヒラーと日本の気鋭のヴァイオリニスト、岡本誠司の共演は大きな見どころ。岡本は2021年、難関として知られるARDミュンヘン国際音楽コンクールで第1位を獲得。ソリストとして活躍するのみならず、反田恭平プロデュースのジャパン・ナショナル・オーケストラのコンサートマスターも務める。ふたりが共演するのはパガニーニのヴァイオリン協奏曲第4番。鮮やかな技巧を披露してくれることだろう。これに組み合わされるのが、シューベルトの「未完成」、ロッシーニの序曲。パガニーニとロッシーニはともにウィーンを席巻した作曲家であり、シューベルトはウィーン生まれの作曲家。ウィーンがキーワードになったプログラムでもある。(飯尾洋一:音楽ジャーナリスト)----------------------------------------------------ヴァイオリン協奏曲では、自作のカデンツァを岡本さんが披露。知っているフレーズがあちこちに散りばめられていて、ものすごく素敵なカデンツァでした!!終演後にサイン会があったので、その旨お伝えし、12月の高岡のリサイタルにも行きます!!と言いました。それにしても、ピヒラーさんの姿勢の良さ(指揮台まで歩いてくるときの颯爽とした感じ)が素晴らしすぎました。「もう、そこそこお歳だよね?」と思い、帰宅後に調べたら、なんと83歳!!どうすればあんなふうになれるんでしょうか?!---------------------------指揮:ギュンター・ピヒラーヴァイオリン:岡本 誠司ロッシーニ歌劇《ランスへの旅》序曲パガニーニヴァイオリン協奏曲 第4番 ニ短調 MS60~アンコール~パガニーニ24の奇想曲より 第14番(休憩)ロッシーニ歌劇《絹のはしご》序曲シューベルト交響曲 第8番 ロ短調 D 759「未完成」~アンコール~ブラームスハンガリー舞曲 第5番
2023年11月30日
------------------------------------渡辺 俊幸(作曲)松田 章一(台本)ミヒャエル・バルケ(指揮)三浦 安浩(演出)伊藤 達人(テノール/鈴木大拙)宮本 益光(バリトン/西田幾多郎)コロン えりか(ソプラノ/ビアトリス)谷口 睦美(メゾ・ソプラノ/エマ)高橋 洋介(バリトン/釈宗演)黒田 博(バリトン/乃木希典)町 英和(バリトン/マッカーサー)石川 公美(ソプラノ/くみ)木村 綾子(ソプラノ/娼婦)野村 京右(テノール/将校A)工藤 翔陽(テノール/将校B)藤本 慶(バリトン/将校C)オーケストラ・サンサンブル金沢(管弦楽)------------------------------------前奏曲〈第1幕〉第1場 加賀の国~鎌倉円覚寺加賀金沢に生まれた鈴木大拙と西田幾多郎は青雲の志を抱き上京。鎌倉円覚寺にて禅を修行。大拙は釈宗演にその英語力を認められ、宗演と共に渡米する。第2場 アメリカ・ニューヨークアメリカに渡った大拙は、ニューヨークでビアトリスと出逢うも、ビアトリスの母の反対を受けながらも互いに惹かれ合う。〈第2幕〉第1場 学習院院長室にて瞑目している乃木希典…第2場 学習院内の大拙の宿舎帰国した大拙は、新しく創設された学習院の英語教師となる。偶然にも幾多郎もドイツ語教師として赴任。そこで若き院生たちを育てるが、殖産興業、富国強兵の時代でもあった。(休憩)間奏曲〈第3幕〉第1場 ビアトリスの死日本は戦いに明け暮れる日々が続く。ビアトリスは大拙の教育活動を支えるが、やがて病床に伏す。第2場 幾多郎との別れ戦いは拡大し、若者たちは戦地に送られる。美しい日本の歳も山河も焼け失せ、戦後末期。幾多郎は大拙に願いを託して死をむかえる。悲嘆にくれる大拙だったが、「和らぎ」と「敬い」の願いを感じ、これからの自分の生きる道へと進む第3場 戦後の鎌倉戦後、占領政策のためマッカーサーが手兵を率いてやってくる。そして静かに座禅する大拙のもとに歩み寄り…。第4場 ニルヴァーナ(鎮魂歌)壮大なニルヴァーナの曲が寂かに響く。------------------------------------
2023年11月23日
今シーズン最後の桐朋アカデミー。---------------------------指揮:ジョシュア・タン管弦楽:桐朋アカデミー・オーケストラコンサートマスター:アントン・バラコフスキーヴェルディ:歌劇「運命の力」序曲ラヴェル:高雅で感傷的なワルツ(休憩)R.シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」 作品40---------------------------
2023年11月19日
第一夜は昨年12月16日。楽しみにしていて、今回も早々にチケットを購入。理琴乃さんのソロの演奏だけでなく、OEKのメンバーとの室内楽も楽しみにしていたわけですが、会場に着いて、ヴィオラのグリシンさんから丸山奏さんに変更になったことを知りました。グリシンさんが出演なさらないのは残念でしたが、タイミングが合わずなかなか聴くことができなかった丸山奏さんの演奏を聴くのは初めてなので、うれしい。委嘱作品の「彼方からの歌」はアグレッシブな部分があり、華奢な身体でよくあんな演奏ができるものだと思いました。「イソップの饗宴」は、タイトルを聴くのも演奏を聴くのも初めてでしたが、とてもおもしろい?楽しい?曲でした。ブラームスのピアノ四重奏曲では、アイコンタクトしながら演奏なさっているのが印象的でした。----------------------------------ピアノ:竹田 理琴乃ヴァイオリン:水谷 晃ヴィオラ:丸山 奏チェロ:ソンジュン・キム向井 響ピアノのための「彼方からの歌」竹田理琴乃委嘱作品(世界初演)シャルル=ヴァランタン・アルカン短調による12の練習曲よりOp.39-12「イソップの饗宴」ロベルト・シューマン暁の歌Op.133より(休憩)ヨハネス・ブラームスピアノ四重奏曲 第1番 ト短調 Op.25----------------------------------
2023年11月17日
午後から休みを取って、高岡へ聴きに行ってまいりました。大阪国際室内楽コンクール2023 第1部門 弦楽四重奏 第1位になったクァルテット・インダコの演奏会です。この5日前に、同部門で第2位になったほのカルテットを聴いたばかりだっただけに、尚のこと楽しみにしておりました。どの演奏も素晴らしかったのですが、特に後半のシューベルトが最高でした!!アンコールの2曲目はチェロ?の方の作曲とのこと。作品自体も良い曲でした(アンコールピースとして作曲されたのか?)。---------------------------ヴァスクス弦楽四重奏曲 第5番ベートーヴェン弦楽四重奏曲 第10番 変ホ長調「ハープ」作品74(休憩)シューベルト弦楽四重奏曲 第14番 ニ短調「死と乙女」D810~アンコール~愛をこめて花束を/SuperflyAncient Dance Tune/Quartetto Indaco---------------------------
2023年11月08日
こちらは申し込み不要(入場無料)のコンサート。お目当ては、プログラム最後の講師陣の演奏。--------------------------シューベルトヴァイオリンとピアノのためのソナチネ 第1番 ニ長調 D.384(全3楽章)ヴァイオリン:椎名 慧/ピアノ:本荘 悠亜(富山ゆかりのアーティスト)ストラヴィンスキーイタリア組曲より 第1・2・3・6曲ヴァイオリン:渋谷 優花/ピアノ:中川 佳美(富山ゆかりのアーティスト)メンデルスゾーンピアノ三重奏曲 第1番 ニ短調 作品49より 第2・3・4楽章〈トリオ・アンダンティーノ〉ヴァイオリン:城野 聖良/チェロ:高木 優帆/ピアノ:渡辺 友梨香(サントリーホール室内楽アカデミー第7期フェロー)(休憩)ブラームス弦楽四重奏曲 第1番 ハ短調 作品51-1(全4楽章)ヴァイオリン:原田 幸一郎・池田 菊衛/ヴィオラ:磯村 和英/チェロ:毛利 伯郎(とやま室内楽フェスティバル講師)--------------------------
2023年11月05日
音楽堂カルチャーナビ2023 vol.4池辺晋一郎と広上淳一がワンダブルな舌戦を繰り広げる!富山から戻って音楽堂へ。池辺先生と広上マエストロのトークがおもしろくないわけがなく、楽しみにしておりました。途中、マエストロのお若いころのリハーサルの映像を見せていただき、「よく瞬時に指示ができる(適切な言葉が出る)ものだな」と思い、そのことを質問用紙に感想として書いて提出しました。(読み上げられると恥ずかしいものです)ずっと聴いていたいと思うくらいの楽しい時間でした。------------------------------------------------ナビゲーター石川県立音楽堂洋楽監督 池辺 晋一郎(作曲家)ゲストOEKアースティスティック・リーダー 広上 淳一(指揮者)------------------------------------------------
2023年11月03日
大阪国際室内楽コンクール2023 弦楽四重奏部門第2位になったほのカルテットのミニコンサートがあるということで、往復はがきで申し込んだところ、聴きに行けることに!!吉松さんの作品は初めて聴きましたが、素晴らしかった!!トークもおもしろくて、ミニとは思えないほどの充実したコンサートでした。--------------------------ほのカルテット(弦楽四重奏)サントリーホール室内楽アカデミー 第7期 フェローヴァイオリン:岸本 萌乃加/林 周雅 ヴィオラ:長田 健志 チェロ:蟹江 慶行モーツァルト「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」より 第1楽章ハイドン弦楽四重奏曲「冗談」より 第1・3・4楽章三木 たかし津軽海峡・冬景色吉松 隆アトム・ハーツ・クラブ・カルテット(全4曲)ドヴォルジャーク弦楽四重奏曲第12番「アメリカ」より 第1・4楽章--------------------------サントリーホール室内楽アカデミー第7期 開催レポートほのカルテット(弦楽四重奏) インタビュー「大阪国際室内楽コンクール2023第2位記念」 リサイタルが決定!
2023年11月03日
アクセルロッド定期初登場。津田裕也のショパン協奏曲第1番----------------------------------------------------当公演に出演を予定しておりましたアレクサンダー・ガジェヴ氏(ピアノ)は、休養を経て今月末より活動を再開いたします。しかしながら、主治医より再開はゆるやかに行うべきとの指示があり、氏は年内中に演奏する協奏曲について、ヨーロッパでの公演も含め、スクリャービン1曲に絞ることとなりました。当団では、これを受けて関係各所と協議を行った結果、予定の曲目(ショパン)は変更せず、独奏者を津田裕也氏に変更して、当公演を開催することと致します。----------------------------------------------------という案内が事前にありました(定期会員にはその旨のお知らせハガキが送られてきた)。ガジェヴさんでなくなったのは残念でしたが、いつかまた機会があることと思います。今回のショパンは、ものすごくゆっくり演奏された箇所がいくつかありました。第2楽章は特に情緒的でよかったです。津田 裕也さんの演奏も素晴らしくて、やはり生で聴くのはよいな、と思いました。シューマンは、出だしを聴いて、「あ、知らない曲だ」と思っていたら、「あれ?聴いたことがある」となりました。これが「初稿版」ということだったのだと思います。----------指揮:ジョン・アクセルロッドピアノ:津田 裕也コンサートマスター:小川 響子ベートーヴェン「レオノーレ」序曲 第3番 Op.72Bショパンピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 op.11~アンコール~ショパンノクターン 第20番 嬰ハ短調 遺作(休憩)シューマン交響曲 第4番 ニ短調 Op.120(初稿版)~アンコール~メンデルスゾーン「真夏の世の夢」からスケルツォ----------
2023年10月26日
オーディション選抜を経た学生さんがソリストを務める「協奏曲のひととき」コンサートを聴きに行ってまいりました。当初、指揮は十束 尚宏さんが務める予定でしたが、健康上の理由により、ウィーンからの帰国が叶わず、やむを得ず出演ができなくなったとのこと。代わりにキンボー・イシイさんが務められました。前半のソリストは、ヴァイオリンが富山市の、ピアノが金沢市のご出身でした。ソリストを務める学生さんが年々上手くなっているように感じます。3曲とも抜粋ではなく全曲演奏で、どっぷりと協奏曲に浸りました。---------------------------指揮:キンボー・イシイ管弦楽:桐朋アカデミー・オーケストラコンサートマスター:川久保 賜紀(桐朋学園大学院大学教授)ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲 第1番 ト短調 作品26(独奏/椎名 慧)グリーグ:ピアノ協奏曲 イ短調 作品16 (独奏/寺松 未夢)(休憩)チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35 (独奏/大島 弓人)---------------------------
2023年10月20日
オーケストラ・キャラバン ~オーケストラと心に響くひとときを~大阪フィルハーモニー交響楽団 金沢特別演奏会聴きに行ってまいりました。佐藤 晴真さんのサン=サーンスがとても良かったです!!----------------------指揮:沼尻 竜典チェロ:佐藤 晴真大阪フィルハーモニー交響楽団ロッシーニ歌劇「ウィリアム・テル」序曲サン=サーンスチェロ協奏曲 第1番 イ短調 作品33~アンコール~ヨハン・セバスティアン・バッハ無伴奏チェロ組曲 第1番より サラバンド(休憩)ブラームス交響曲 第4番 ホ短調 作品98~アンコール~ドヴォルザークスラブ舞曲 第10番----------------------
2023年10月12日
2023ビエンナーレいしかわ秋の芸術祭NHK「映像の世紀」コンサート行くべきか迷ったのですが、前日にいちばん安いチケットを購入して、出かけてきました。----------------------------------「映像の世紀コンサート」に寄せて加古隆(作曲家・ピアニスト)NHKスペシャル「映像の世紀」が放送されたのは1995年のことです。映像が生まれて100年を記念し、世界中に残された貴重なフィルムを集めて20世紀の歴史を映像で振り返るという内容で、その音楽を私が担当しました。番組の反響は大きく、その後何年にも渡って再放送が繰り返され、結局20年後の2015年には「新・映像の世紀」、その後も「映像の世紀プレミアム」と続き、そして昨年からの新番組「映像の世紀バタフライ・エフェクト」でも同じテーマ曲「パリは燃えているか」は流れ続けています。今回の「映像の世紀コンサート」とは、自宅のテレビでしか観ることが出来なかった番組がコンサートホールにやって来る、と言えば分かりやすいでしょうか。ステージには大きなスクリーンが設置され、その前にオーケストラとピアノが登場します。そしてスクリーンには1985年から現在までの間に撮影された世界中の、非常に貴重な映像が時代の流れに沿って上映されます。同時にそこにオーケストラとピアノの生演奏が加わり、映像と音楽とを一緒に楽しめる、そんな画期(かっき)的なコンサートです。既に何度かこの公演は行っていますが、終演後は皆さんから「圧倒的な感動が心に押し寄せてくるコンサートだった」という嬉しい感想を頂いています。それは文字による知識や概念ではなく、映像と音楽とが互いに100%の力でぶつかり合ってより大きな力となり、言葉を超えて心に直接語りかけてくるからだと思います。又このコンサートの為に新たに特別編集された映像や、演奏の合間に入る山根基世さんのナレーションも大きな魅力となっています。今回の金沢公演は、「オーケストラ・アンサンブル金沢」のために新しく編曲を行なった新バージョンの、初演です。また加えて、現在放送中の「映像の世紀バタフライ・エフェクト」のために作曲した新作2曲も聴いていただけますので、私としても大いに楽しみにしております。----------------------------------「映像の世紀コンサート」室内オーケストラ版〈初演〉■前半スクリーン映像 演奏曲オープニング パリは燃えているか第1部 映像の始まり 1.時の刻印 2.シネマトグラフ 3.はるかなる王宮第2部 第一次世界大戦 1.神のパッサカリア 2.最後の海戦 パート1,2 3.パリは燃えているか第3部 ヒトラーの野望 1.未来世紀 2.大いなるもの東方より 3.マネーは踊る 4.パリは燃えているか(休憩)■後半オープニング(映像なし) パリは燃えているか(ピアノ・ソロ)第4部 第二次世界大戦 1.大いなるもの東方より 2.最後の海戦 パート2 3.神のパッサカリア 4.狂気の影第5部 冷戦時代 1.パリは燃えているか 2.シネマトグラフ 3.最後の海戦 パート1 4.黒い霧第6部 ベトナム戦争、若者たちの反乱 1.パリは燃えているか 2.ザ・サード・ワールド 3.睡蓮のアトリエ第7部 現代の悲劇、未来への希望 愛と憎しみの果てにエンディング パリは燃えているか■アンコール第8部 新たなる危機 風のリフレイン第9部 バタフライエフェクト グラン・ボヤージュ音楽・ピアノ:加古 隆指揮:岩村 力オーケストラ・アンサンブル金沢ナレーション:山根 基世----------------------------------戦争中の映像は、残虐だったりして生々しく、怖かったり悲しかったりするものですが、実際に起きたことであるにもかかわらず、あまり心を動かされませんでした。昔のこと過ぎて、映画を観ているような気になったのだと思います。戦闘シーンのある戦争映画は好みではないのですが、映画であればどこかで必ず泣きます。ですが、このコンサートで泣いた(というかほとんど号泣。とめどなく涙が流れてました)のは、戦争を映す場面ではなく、2015年のパリのテロ事件のあと、パリの広場で「私はイスラム教徒。ハグしてくれますか?」と書かれた紙を持って立っている男性に、ハグする人々を映した映像でした。実はこの文章を書きながら思い出してまた泣いているのですが、自分がこのシーンで泣くとは予想外で、かなりびっくりしました。
2023年10月08日
いま注目のチェリスト柴田花音、日本初演ファジル・サイを弾く!ということで、ファジル・サイの作品とコンチェルトを演奏なさる柴田さんを楽しみにしていました。音楽堂での定期公演でも演奏してほしい!!という作品でした。小松だけで演奏されるのはもったいない!!指揮:佐々木 新平チェロ:柴田 花音管弦楽:オーケストラ・アンサンブル金沢---------------------バルトークルーマニア民俗舞曲サイチェロ協奏曲「ネヴァー・ギヴ・アップ」(日本初演)(休憩)ベートーヴェン交響曲 第4番 変ロ長調 作品60---------------------
2023年10月03日
吉野 直子さんとマリー=ピエール・ラングラメさんのハープのデュオ・リサイタルを聴きに行ってまいりました。途中で、ハープについての説明(弦の本数やペダルの数など)があり、初めて知ることばかりでとてもおもしろかったです。(いままで気にしたことがなかったのが不思議なくらいでした)音楽堂の交流ホールでの開催だったため、大きなホールでよりはずっと近くで見聞きすることができ、興味深い演奏会でした。-----------------------------------O.レスピーギ(チャループカ編曲)「リュートのための古風な舞曲とアリア」よりオルランド伯爵、シチリアーナ、ガリアルダJ.P.ラモー鳥のさえずり、未開人、エジプトの女(ソロ:マリー=ピエール・ラングラメ)J.M.ダマーズ2台のハープのためのソナチネ(休憩)B.バルトーク(チャループカ編曲)ハンガリーの風景 Sz.97より 抜粋C.ドビュッシーアラベスク 第1番(ソロ:吉野 直子)I.アルベニス(カンバーン編曲)「スペインの歌 作品232」よりコルドバE.グラナドス(カンバーン編曲)「スペイン舞曲集 作品37」よりロンダーリャ・アラゴネーサ(ホタ)E.レクオーナ(チャループカ編曲)マラゲーニャ-----------------------------------
2023年09月26日
高岡文化ホールで行われた塚田 尚吾さんのリサイタルに行ってまいりました。ラフマニノフとバッハが特に良かったと思いました。-----------------------------------------ハイドンピアノソナタ 第56番 ニ長調 Hob.XVI:42ベートーヴェン創作主題による6つの変奏曲 ヘ長調 Op.34ラフマニノフコレルリの主題による変奏曲 Op.42(休憩)J.S.バッハトッカータ ハ短調 BWV911シューマン(リスト編曲)献呈 S.566/R.253リスト巡礼の年 第2年「イタリア」S.161より第7曲「ダンテを読んで―ソナタ風幻想曲」-----------------------------------------
2023年09月24日
ミュンヘン国際コンクールの覇者、葵トリオ登場。広上淳一のシチェドリン「カルメン」ずっと楽しみにしていた公演です。ベートーヴェンのトリプルコンチェルトを生で聴けるなんて!!しかも葵トリオで!!!予想に違わぬ素晴らしい演奏でした。後半のカルメン組曲も!終演後にサイン会が開かれたので、開演前に葵トリオのCDを購入しておきました。広上マエストロ・打楽器のお二人(渡邊さんと望月さん)にはプログラムに、葵トリオのお三方には購入したCDにサインをいただきました。打楽器の渡邊さんには「(いろんな楽器を担当するので)あんなに動き回って大変でしたね」と、望月さんには「楽しかったです!!」とお伝えしました。葵トリオのヴァイオリンの小川さんには「生で聴くのが初めてなのでうれしいです!」と、チェロの伊東さんには「素晴らしい音色でした!」と、ピアノの秋元さんには「CDで聴くよりずっとピアノが大変そうでした(なんてトンチンカンナことを!)」と、かなり緊張しながらお伝えしました笑。----------指揮:広上 淳一 OEKアーティスティック・リーダー葵トリオ:ピアノ三重奏ベートーヴェンピアノ、ヴァイオリンとチェロのための三重協奏曲 ハ長調 作品56~アンコール~ベートーヴェンピアノ三重奏曲 Op.1.2より第4楽章(休憩)ビゼー(シチェドリン編)カルメン組曲~アンコール~ウィリアム・J・シンスタインRock Trap「カルメン組曲」より 闘牛士----------
2023年09月21日
池辺 晋一郎先生の生誕80年記念の演奏会でした。前半はモーツァルト、後半は池辺先生の作品。モーツァルトでは、3日前のトークショーに出演なさったストルツマンさんのソロでクラリネット協奏曲が演奏されました。さすがに息と指にお歳を感じるところがありましたが、第2楽章のゆったりとした流れは穏やかで温かく、お人柄と人生が反映されていると思いました。後半のピアノ協奏曲では、うかつにも一瞬夢の世界へ飛んでしまいましたが、新作の交響曲はとても良い作品で、再演を希望します。池辺先生の作品だけのコンサートも聴きたいと思います。(前日の東京公演がそうでしたが、うらやましい限り)----------------------------------------指揮:広上 淳一クラリネット:リチャード・ストルツマンピアノ:北村 朋幹 モーツァルト歌劇「フィガロの結婚」序曲 K.492モーツァルトクラリネット協奏曲 イ長調 K.622(休憩)池辺 晋一郎ピアノ協奏曲 第1番池辺 晋一郎交響曲 第11番(新曲/OEK・東京オペラシティ文化財団共同委嘱作品)----------------------------------------
2023年09月16日
広上マエストロとリチャード・ストルツマンさんのトーク。途中からは池辺先生も加わりました。ストルツマンさんへの質問「81歳でなお演奏ができる秘訣は?」に対する答えで、奥さまが「いまも毎朝、体操(筋トレ)をしている」と。いつでもどこでもできるよう、ご自分で編み出した内容だそう。40歳くらいのときからなさっているそうです。やはりそういう積み重ねが大事なのだと思いました。50歳くらいのときのウィーンでの武満作品(ファンタズマ/カントス)の演奏の映像が流されましたが、作品も素晴らしければ、演奏も素晴らしく、涙が出ました。出演:ナビゲーター:広上 淳一(OEKアーティスティック・リーダー)ゲスト:リチャード・ストルツマン(クラリネット奏者)
2023年09月13日
プログラミングが凝っていて、楽しみにしていた演奏会でした。コルンゴルトを演奏なさった篠原さんも素晴らしかったのはもちろんのこと、室内オーケストラ版のマーラーもまたとても良かった。OEKのための編曲なのでは?と思うほど。こんなふうにマーラーを演奏できるのなら、室内オーケストラ版でどんどん演奏してほしいと思いました。指揮:川瀬 賢太郎(OEKパーマネント・コンダクター)ヴァイオリン:篠原 悠那(2023年度岩城宏之音楽賞受賞者)アルト:福原 寿美枝テノール:宮里 直樹コンサートマスター:サイモン・ブレンディス------------------------------------コルンゴルトヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.35~アンコール~藤倉 大夜明けのパッサカリア(休憩)マーラー(シェーンベルク/リーン編)大地の歌(室内オーケストラ版)------------------------------------
2023年09月09日
オーケストラ・アンサンブル金沢 設立35周年記念県内縦断コンサート 金沢公演ありがとうコンサート ~ 日頃のご支援に感謝を込めて ~本来は賛助会員様向け?のコンサートのようですが、定期会員である私も割引価格で聴くことができました。栗コーダーカルテットをゲストにお迎えし、アンダーソンの楽しいプログラムで構成されたコンサートでした。とっても楽しかった!!こういうプログラミングのコンサートがときどきあるとよいなと思いました。休憩が30分間と聞いて、「なぜそんなに長い?!」と思っていたのですが、ポストカードに楽団員さんからサインをいただきながらの交流タイムのために設けられていました。何人もの楽団員さんからサインをいただくことができ、楽しかったです。良い企画だな、と思いました。栗コーダーカルテットの演奏(OEKとの共演部分を含め)も素敵で、すべてが楽しいコンサートでした。アンコールで演奏された「オー ワンダフル」(オペラ《禅》より)は、アンコールピースとして作り直してもらったとのこと。これから繰り返し演奏されるようです。大河ドラマのテーマ曲のような感じがしました。-------------------------------------------指揮:広上 淳一(OEKアースティック・リーダー)ゲスト:栗コーダーカルテット ☆ (栗原 正己、川口 義之、関島 岳郎&安宅 浩司)コンサートマスター:サイモン・ブレンディス司会:戸丸 彰子アンダーソン:舞踏会の美女 シンコペーテッド・クロック タイプライター トランペット吹きの子守唄 フィドル・ファドル(休憩 30分間)栗原 正己:マヨネーズ第二番 ☆ニューマン:君はともだち(「トイストーリー」より)☆イギリス民謡:川口くんのおすすめトラッド1&2 ☆栗原 正己:小組曲「ピタゴラスイッチ」特別編 ☆アンダーソン:リコーダー?吹きの休日 ☆ ブルー・タンゴ ワルツィング・キャット 忘れられた夢~アンコール~渡辺 俊幸:オペラ《禅》より オー ワンダフルアンダーソン:そりすべり-------------------------------------------
2023年08月31日
定期公演終演後のトークのときにファゴットの渡邉さんがPRなさっているのを聞き、その後、早々にチケットを購入。ファゴットだけの演奏は初めて聴きましたが、とても良かったですし、大変楽しむことができました。出演:【ファゴットアンサンブル・バッカス】・柳浦 慎史(ファゴット)・渡邉 聖子(ファゴット)・五島 研一(ファゴット)・松里 俊明(ファゴット)・国府 利支恵(ファゴット)・渡邉 昭夫(パーカッション)曲目:L.グレーテンバスーンパーティーG.キーティングダンスホール組曲P.ヤンセン4つのカリカチュア(休憩)K.コルビンガーハイドンの主題による変奏曲G.ビゼーカルメン組曲久石 譲/荒井 由実魔女の宅急便メドレーB.ストレイホーンA列車で行こう
2023年08月29日
人の声は、熱量が伝わってきてやはり良いです。オーケストラだけの演奏では味わえないものを感じます。フルートの松木さやさんがエキストラとしていらっしゃいました。ラターではフルートが演奏する箇所が多く、「ああ、これは松木さんでないと!」と思いました。-----------------------------------------------------------------指揮:山下 一史ゲスト:木下 牧子合唱:合唱団OEKとやま管弦楽 :オーケストラ・アンサンブル金沢-----------------------------------------------------------------プレコンサート ~アカペラステージ~木下牧子作曲:「おんがく」「めばえ」「祝福」「夢みたものは」「鷗」-----------------------------------------------------------------エルガー弦楽セレナーデ ホ短調 作品20ラタータイムの小枝(休憩)木下 牧子邪宗門秘曲木下 牧子大伴家持の三つの歌第1曲「立山の賦」第2曲「ほととぎすと藤の花」第3曲「放逸せる鷹を思ひて」
2023年08月20日
いしかわミュージックアカデミー25周年記念 特別事業であるIMA2023 スペシャル・フェスティバル・コンサートを聴きに行ってまいりました。-------------------------------------------------MINAMI(ヴァイオリン)前田 妃奈(ヴァイオリン)原田 幸一郎(指揮)IMAフェスティバル・ストリング・アンサンブル【第1部】前田 妃奈イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ニ短調 Op.27-3「バラード」バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第2番 ニ短調 BWV1004~第5曲「シャコンヌ」MINAMIエネスク:協奏的即興曲サラサーテ:カルメン幻想曲Op.25(ピアノ伴奏:三又 瑛子)(休憩)【第2部】MINAMIバッハ:ヴァイオリン協奏曲 第1番 イ短調 BWV1041前田 妃奈バッハ:ヴァイオリン協奏曲 第2番 ホ長調 BWV1042原田 幸一郎(指揮)IMAフェスティバル・ストリング・アンサンブル-------------------------------------------------
2023年08月19日
出演:岡本 潤 長坂 美玖平野 加奈(ピアノ伴奏)曲目:テレマン:カノン・ソナタ2番レスピーギ:アダージョとバリエーション(岡本ソロ)グラナドス:マドリガル(岡本ソロ)シューマン:幻想小曲集 op73(長坂ソロ)(休憩) ボッテジーニ:2台のコントラバスの為のカプリッチォボッテジーニ:2台のコントラバスの為のグランデュオ・コンチェルタンテアフタートーク:コントラバスのトリセツ
2023年07月30日
石川県立音楽堂リサイタルシリーズvol.1トップ・オペラ歌手たちによるアリアと重唱 愛と幻想出演:メゾソプラノ :鳥木 弥生テノール:城 宏憲バス:伊藤 貴之ピアノ:江澤 隆行ダンス:北井 千都代曲目:ドニゼッティ《愛の妙薬》より これぞ魔法の酒《アルバ公爵》より 清く美しい天使よ《ラ・ファヴォリータ》より 愛しいフェルナンドマスカーニ《カヴァレリア・ルスティカーナ》よりシチリアーナママも知る通り嫉妬の二重唱間奏曲(休憩)マスネ《ドン・キショット》より プロポーズの二重奏《タイス》より 瞑想曲《ウェルテル》より オシアンの歌ビゼー《カルメン》より ハバネラ、闘牛士の歌、小二重唱~フィナーレ~~アンコール~グノー《ファウスト》より 三重唱
2023年07月29日
辻井伸行シューマンに挑む。フランスのライジングスターの名曲集。今、ピアニストとしての充実期を迎える辻井伸行が、幻想的な魅力にあふれ、ロマン派のピアノ協奏曲を代表するシューマンの名作を、OEKとの共演でついに初披露します!マルク・ルロワ=カラタユーは、かつてミンコフスキのアシスタントも務め、知的かつ情熱的な指揮でヨーロッパの耳目を集めている新進気鋭の指揮者。《運命》交響曲という超名曲を、その熱演でどのように私たちに届けてくれるのか、乞うご期待!(チラシより)辻井さんのアンコールと、ベートーヴェン、アンコールのダンスが素晴らしかったです!!終演後の、渡邉夫妻のトークも楽しかった!!----------指揮:マルク・ルロワ=カラタユーピアノ:辻井 伸行コンサートマスター:アビゲイル・ヤングモーツァルト歌劇「ドン・ジョバンニ」序曲K.527シューマンピアノ協奏曲イ短調Op.54~アンコール~シューマントロイメライショパンエチュードより「革命」(休憩)ベートーヴェン交響曲 第5番 ハ長調 Op.67「運命」~アンコール~R.シュトラウス歌劇「ナクソス島のアリアドネ」よりダンス----------
2023年07月25日
高岡のホールの今年度の友の会に入会しました。年に一度あるかどうか?ですが、聴きたいアーティストの公演のときに単発で聴きに行ったことはありました。ところが今年度のラインナップがとても豪華で、「どれも外せない」笑。友の会の会員になると例会コンサートをお得に聴くことができるので、入会した次第です。佐藤さんのリサイタルは当初、5月25日に予定されていたのですが、ご自身の体調不良のため延期となっており、延期後の日程がこの日でした。2部が始まる前に、延期になったことのお詫びと、2部のプログラムを変更せざるを得なくなったことのお詫びがありました。(延期になった原因の風邪の影響で、超絶技巧を伴う歌唱がこの日はできないと判断なさったことによります)遠くない日に改めて、本来のプログラムを演奏に来ると約束なさっていました。----------ソプラノ:佐藤 美枝子ピアノ:河原 忠之1部唐木 亮輔:花の雨神戸 孝夫:さくら横ちょう中田 喜直:ねむの花小林 秀雄:落葉松團 伊玖磨:オペラ「夕鶴」より ”与ひょう、わたしの大事な与ひょう” ”これなんだわ、みんなこれの為なんだわ” ”さよなら”(休憩)2部ドニゼッティ:オペラ「アンナ・ボレーナ」より 狂乱の場ドニゼッティ:オペラ「愛の妙薬」より 受け取って、あなたは自由ベッリーニ:オペラ「夢遊病の女」より ああ、信じられない~アンコール~山本 正美:ねむの木の子守唄越谷達之助:初恋いずみ たく:見上げてごらん夜の星を----------
2023年07月21日
世界で活躍するカーチュン・ウォン、日本初登場パールマン薫陶のグースビー。7月1日、2日に開催する第469回定期公演および土岐公演(岐阜県)に出演予定の指揮者、ライアン・ウィグルスワース氏は、ご家族の病気により来日できなくなりました。つきましては急遽、指揮者をカーチュン・ウォン氏に変更し当公演を実施いたします。また、指揮者の変更に伴いプログラムの一部を変更して演奏を行います。不勉強なもので、代役の指揮者の方もソリストのヴァイオリニストもまったく存じ上げていませんでした。。しかし。プログラム変更後のエルガーを聴いて、「おぉぉぉぉ~!」と思いました。初めて聴いた曲でしたが、素晴らしすぎる。OEKの弦の響きはもともと美しいですが、カーチュン・ウォンさんにより、何倍増しにも素晴らしい音楽になりました。さらに驚いたのは、ランドル・グースビーさんです。出だしを聴いて「繊細な音だな」と思いましたが、楽しそうにエネルギッシュに演奏なさり、真正面に打ち出してくる音楽は「若さ」そのもの。すがすがしくて、全聴衆の心を鷲づかみにしたと思います。不覚にも第1楽章の終盤でとめどなく涙がこぼれてきました笑。それにしても、指揮棒を持たないカーチュン・ウォンさんの指揮は、全身を使ってのしなやかな動きがとても明快でした。お二人ともまだ金沢にいらしてほしいです。----------指揮:カーチュン・ウォンヴァイオリン:ランドル・グースビーエルガー弦楽のためのセレナード ホ短調 作品20ブルッフヴァイオリン協奏曲 第1番 ト短調 作品26~アンコール~パーキンソンルイジアナ・ブルース(休憩)ベートーヴェン交響曲 第6番 ヘ長調 作品68 「田園」----------
2023年07月01日
2023年4月より首席指揮者兼アーティスティックアドバイザーに就任なさった山田 和樹マエストロが振るバーミンガム市交響楽団と樫本 大進さんの共演ということで、早々にチケットを確保。いつも聴いているのと比べるとびっくりするお値段(いつもが安価過ぎるのである)で、どの席種にするか迷った結果、3階の前から2列目を選択しました。演奏が始まってから思いましたが、この席で正解でした。6月15日の広島交響楽団のときは1階で聴いたところ(安価だったので)、音が大きくてびっくり。ふだん聴いているのがOEKだからでしょうか、フル編成のオケをステージに近いところで聴くとそうなることに気づき、広響のときは「もっと後ろで聴けばよかった・・・」と思ったので。CBSOの音もまさにそんな感じ(いえ、広響より大きい)で、なのにそれに負けてない大進さんもすごい!!エルガーは、さすが!素晴らしかった!さらに楽しかったのはアンコールのウォルトン!!個人的には後半が気に入りました。--------------------------------指揮:山田 和樹ヴァイオリン:樫本 大進管弦楽:バーミンガム市交響楽団(CBSO)ブラームスヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77(休憩)エルガー交響曲 第1番 変イ長調 作品55~アンコール~ウォルトン映画「スピットファイア」より前奏曲--------------------------------
2023年06月27日
ソリストが金田さんだとわかったときから楽しみにしていた演奏会でした。指揮:喜古 恵理香ファゴット:金田 直道管弦楽:オーケストラ・アンサンブル金沢----------------------------------ロッシーニ歌劇「アルジェのイタリア女」序曲モーツァルトファゴット協奏曲 変ロ長調 K.191(186e)(休憩)チャイコフスキー弦楽のためのセレナード ハ長調 Op.48----------------------------------
2023年06月22日
金澤弦楽四重奏団の第3回の演奏会を聴きに行ってまいりました。-----------------------青木 恵音(第一ヴァイオリン)若松 みなみ(第二ヴァイオリン)古宮山 由里(ヴィオラ)ソンジュン・キム(チェロ)ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第7番 ヘ長調 Op.59-1「ラズモフスキー第1番」第15番 イ短調 Op.132-----------------------今回も大変すばらしい演奏でした。あっという間の2時間!!次回は来年2月くらい?とのこと。待ち遠しいです。
2023年06月20日
長年、N響のコンサートマスターを務められた徳永さんが指揮をなさるとのことで、楽しみにしておりました。また、ソリストの外村さんは2017年のIMAライジングスターコンサートに出演なさっており、その意味でも楽しみにしていました。指揮:徳永 二男管弦楽:広島交響楽団ヴァイオリン:外村 理紗コンサートマスター:三上 亮----------------------------------チャイコフスキー歌劇「エウゲニー・オネーギン」より ポロネーズチャイコフスキーヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35~アンコール~JSバッハ無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第3番より ガヴォット(休憩)チャイコフスキー交響曲 第6番 ロ短調 作品74「悲愴」~アンコール~チャイコフスキー弦楽四重奏曲 第1番 op.11よりアンダンテ・カンタービレ----------------------------------外村さんのアンコールはバッハでしたが、IMAライジングスターコンサートでも無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番を弾いてらっしゃったんですよね。バッハがお好きなのかな?と思いました。
2023年06月15日
OEKとの共演で何度か金沢では聴いていますが、今回は富山で。春季のチラシにマエストロの顔写真が載っているのを見て「お!」と思っていました。チャイコフスキーのバレエ音楽づくしのプログラム。クラシックにはあまり縁がない人でも、どこかで一度は聞いたことのあるメロディーだと思います。(そう言って、知人に招待券を譲った)プログラミングだけでも楽しい演奏会になることは間違いないのに、マエストロのエネルギーで、若い奏者たちは本当に楽しそうに生き生きとしていました。N響の神田さんがフルートを担当なさっていましたが、ツイートによれば「チャイコの三大バレエ「組曲」って、実はN響ではまずやりません」とのこと。ガッツリ全曲聴いたのは初めてでした。開演前にマエストロが少しお話なさいましたが、富山に親戚がいらっしゃるとのことで、「前列が親戚関係者」とのこと。なので、「今回(桐朋アカデミーに)呼んでもらって、とてもうれしい」とおっしゃっていました。私もとってもうれしかったです笑。----------------------------------指揮:原田 慶太楼管弦楽:桐朋アカデミー・オーケストラコンサートマスター:長原 幸太チャイコフスキーバレエ音楽「くるみ割り人形」組曲 作品71aチャイコフスキーバレエ音楽「眠りの森の美女」組曲 作品66a(休憩)チャイコフスキーバレエ音楽「白鳥の湖」組曲 作品20a----------------------------------
2023年06月10日
金沢市民芸術村で開催されたふだん着ティータイムコンサートに出かけてきました。年に一度、オーケストラ・アンサンブル金沢の楽団員さん主催のアットホームなコンサート。14:00からは「こどものためのコンサート」で、15:10からが「室内楽コンサート」。私は「室内楽コンサート」のほうを聴きました。ふだん着ティータイムコンサート vol.26----------ドヴィエンヌファゴット四重奏曲 ト短調 作品73 第3番金田 直道、青木 恵音、丸山 萌音揮、ソンジュン・キムジェイコブファゴットと弦楽四重奏のための組曲より 第1楽章、第4楽章渡邉 聖子、松井 直、大隈 容子、丸山 萌音揮、大澤 明モーツァルトファゴット二重奏曲(ファゴットとチェロのためのソナタ 変ロ長調 K.292)金田 直道、早川 寛ベートーヴェン弦楽四重奏曲 第15番より 第3楽章青木 恵音、若松 みなみ、古宮山 由里、ソンジュン・キムモーツァルトオペラ名曲集(木管八重奏)金田 直道、渡邉 聖子、橋爪 恵梨香、加納 律子、遠藤 文江、木藤 みき、金星 眞、アンジェラ・フィオリーニ---------
2023年05月28日
新世代の競演。世界的名手の超絶技巧。レジェンドと俊英たち。音楽の未来と喜びを感じる午後。いま楽壇での株を上げている松井慶太(OEKコンダクター)が、自身初の定期公演のために選んだのは、松村禎三、ショスタコーヴィチ、ミヒャエルとヨーゼフ・ハイドンの作品。OEKの魅力を多面的に味わえるショーケースのような曲が並んだ。そして世界最高峰のトランペット奏者フリードリヒと、すでに全国のオーケストラと名演を重ねるピアニスト岡田奏(OEK初共演)がプログラムに輝きを加える。未知の体験があるとすれば、今をときめく俊英たちとレジェンドが揃い踏みする、このような舞台なのかもしれない。(チラシより)-----OEKコンダクター松井 慶太さんのOEK定期デビュー公演でした。開演前のプレトークで、松井さんがプログラミングの意図を話してらっしゃいましたが、とても良いプログラムだったと思います。岩城マエストロが好きだったという「ゲッセマネの夜に」。改めて聴いて、良さを再認識しました。トランペット協奏曲とショスタコーヴィチでのトランペットソロのラインホルトさんの音色は素晴らしいと言うしかなかったです(特に弱音)。ショスタコーヴィチのコンチェルトは初めての岡田さんの演奏も素晴らしく、とてもそんなふうには感じられませんでした。最後のハイドンのコンチェルトは、さほど演奏機会のない作品のようですが、松井さんが学生時代によく勉強なさった作品とのこと。仕掛けもいろいろあって、とても楽しめました。上々のデビュー公演だったと思います。----------指揮:松井 慶太 OEK指揮者(2022.9~)ピアノ:岡田 奏トランペット:ラインホルト・フリードリヒ松村 禎三ゲッセマネの夜に(2002年OEK委嘱作品)M.ハイドントランペット協奏曲 ニ長調 P52/MH104~アンコール~ルネサンス舞曲より(休憩)ショスタコーヴィチピアノ協奏曲 第1番 ハ短調 作品35~アンコール~ドビュッシー沈める寺ハイドン交響曲 第98番 変ロ長調 Kob.I-98~アンコール~バッハアリア(エア)----------
2023年05月27日
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