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リチャード1世

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2012.05.24
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カテゴリ: カテゴリ未分類
昨日は、京大公開講座で、河合俊雄先生の臨床心理学のお話をきいた。
登校拒否や引きこもり、震災や事故の後の精神後遺症などの臨床で、心の立ち直りの現場にあっての所感であった。
心は捉えどころがないから心であり、その中で何か共通項を見出す努力を重ねて社会活動に復帰できるように取り組んでおられるようだ。

この心の奥底にある心象が時代により変遷しているということだった。
70年代は「対人恐怖症」。80年代は「待てない、我慢ができない」。90年代は「解離性障害=バラバラ」。2000年代は「発達障害=お一人様」。というふうに私は理解した。
この2000年代の心象を表す典型例が村上春樹であり、このお一人様への共感からスタートし、夫婦の関係の成立、家庭生活の成立、普通の社会人生活への参加というような過程を描いたところに共感を呼んでいるようだ。

これは日本だけでなく、世界に愛読者を作っているのだから、現代人の悩みと癒しの過程に深くかかわっているのだろう。
文学というものを、深く考えることがなかったが、このような観点で周囲の人々を見直すというのには大きな示唆を与えられた。社会とかかわるということは大変なんだ。純粋で頭の良い人は悩んでいるんだ。ただ、「お一人様」「オタク」「ひきこもり」は唐突に暴力やセックスという形で急に社会に飛び込んだりすることまで描かれているというから始末に悪い。

最近の奇妙な事件の裏側を解き明かしているようであった。このような人の凶暴な行動に出会わないように交通事故予防と同じような視線で日々を過ごす必要がありそうだ。





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Last updated  2012.05.24 10:38:56
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