DOLCE VITA

DOLCE VITA

シチリア



タオルミーナ

シチリアと言っても、私たちが行ったのはまだタオルミーナとリパリ諸島だけです。
リパリは別ページにあるので、ここでは主にタオルミーナについてです。
タオルミーナへ行った時は日本からローマ乗り継ぎでカターニアへ
カターニアの空港から日本からホテルに頼んで迎えに来てもらったタクシーで
タオルミーナまで一気に行ったのですが、これは、結構ハードでした。
カターニアからは高速道路だったのですが、タクシーの運転手は140キロとか
160キロで2車線の道路のまん真ん中を走るので、ちょっと怖かったです。
それでも、ホテルについたらもう12:00を過ぎていました。

ホテルは山の上にあって、朝食をとるテラスはまさに絶景でした。
タオルミーナの街とイオニア海、そしてエトナ山とこのホテルで
1番の眺めの良い場所にありました。
エトナ山は活動が活発になっていたようで、噴煙がかなり上がっていました。
(日本に戻った後、大規模な噴火がありニュースで報じていました)
ホテルから出て、まず城塞 Castello へ行ったのですが
とにかくもの凄い暑さでした。実はこの夏はギリシャ・イタリア南部は猛暑で
あちこちで山火事が発生していた時でした。
城塞への門が閉まっていたので、そこから街に下る事にしたのですが
なんだか、焦げ臭いのです。よく見ると木や草などが所々焼け焦げていて
あ~ここも山火事になったのねーっていう感じでした。

タオルミーナ
タオルミーナの街角

タオルミーナの街は結構こじんまりしていて、すぐに道も憶えました。
初めに行ったのはやはりギリシャ劇場です。
ここは遺跡そのものよりも遺跡を含めた景色が素晴らしかったです。
”あ~タオルミーナに来たんだな~”と改めて実感してしまいました。
メインストリートのウンベルト・プリモ大通りに戻り
時計塔Torre dell’Orologioのあるノーヴェ・アプリーレ(4月9日)広場へ
ここは見晴らしの良いテラスになっていて、人がいっぱいでした。
ウンベルト・プリモ通りはいろいろなお店がたち並んでいて
早速、色々と物色して陶器のフォトフレームやらお皿やら購入。
でも、ここが旅の始まりなので荷物が重くならないように少しだけセーブしましたが...
ここでよくお菓子屋さんに並んでいる果物をかたどったお菓子”マルトラーナ”は
母が仏壇のお供えに丁度いいと買っていました。とてもきれいなのですが
ものすご~く甘いです。母が買って帰ったそれはその後ずっと実家の仏壇に供えてありました。

タオルミーナから5Kmくらい登った山の上にカステルモーラCastelmolaという
小さな町があります。タオルミーナからバスもあるようですが
私たちは行きはタクシーで行きました。あまりにも暑くてヘロヘロだったので
そうしたのですが、これは正解でした。帰りはホテルがタオルミーナと
カステルモーラの中間位にあるので、炎天下の中を歩いて下りましたが
かなりきつかったです。タオルミーナから歩いたら熱射病になっていたかも...
真夏に歩かれる場合は水は必携です。
カステルモーラからはタオルミーナの街が一望できます。
広場の見晴らしの良いバールで一休みしていたら、お店のオーナーらしき
おじさんがグラスとボトルを持って来て、アーモンドのワインを試飲させて
くれました。ここのお店で売っているらしくて、来ているお客に次々と
振舞っていました。カステルモーラは以前アーモンドの栽培が盛んで
このワインがここの名産品らしいです。例えが悪いですが杏仁豆腐の味です。
私はとても気に入ったので、荷物が増えてしまうので1本だけ買いましたが
日本へ帰ってきてからお土産が足らなくなって、仕方なくそれを
あげてしまったので、結局この試飲の時しか味わえませんでした。
多分、本当にワインやお酒好きな人には、邪道なのでしょうが
(主人は大の酒好きなので甘~いと言って飲みませんでした)
私のお勧めの一品です。

タオルミーナ
カステルモーラからの眺め

タオルミーナの街の少し外れに市民公園Villa Comunaleがありますが
ここの中にあるバールは隠れた展望ポイントです。
崖に突き出たテラスになっているので、お茶でもしながらゆっくりと
美しい海を眺められます。ここから、更に先へ進むと海に突き出たテラス
(展望台Belvedere)があり、ベッラ島Isola Bellaと海の美しい眺望が開けています。
ちょっと炎天下ではきついかも知れませんが、この展望台から階段を下って
ビーチに行くのがお勧めです。途中の景色も素晴らしかったです。

タオルミーナ
展望台からのサンタンドレア岬とベッラ島

タオルミーナのビーチは大混雑でした。帰りはサンタンドレア岬の先の
マッツァーロ Mazzaroからタオルミーナまでロープウェイがあるのでそれで街へ戻りました。

タオルミーナ4

夕食は毎日、違うお店に行きましたが、市庁舎近くのリストランテで
食事していた時は食事中に街全部が突然、停電になり真っ暗になってしまいました。
お店では急遽、ろうそくを灯して各テーブルに配ってくれましたが
当然、機械が使えないので食後のエスプレッソはなしでした。
このお店は建物の2階でテラスに座っていたので、街中が見渡せましたが
本当に真っ暗で、それにも関わらず通りは人で一杯で不思議な光景でした。

泊まったホテルの近くにあるリストランテ”AL CASTELLO"は山の上にあるので
絶景が楽しめます。私たちは早い時間に行ったので、日が暮れて
夜景になるまでの景色を眺めながら食事が出来て、とても素敵でした。
お料理も美味しいしお店の方も大変親切でした。
暗くなってからは、眼下にいくつも花火が上がっていました。
遅くなるとかなり混んできていたので、景色を楽しみたいなら、早めの時間に
行くか、予約した方がいいと思います。ワインも入れて1人約5000円くらいでした。

RISTORANTE AL CASTELLO via Madonna della Rocca,11 TEL.0942-28158

私たちが泊まったホテルは”VILLA DUCALE" ヴェッラ・ドゥカーレ
ロマンティックホテル&レストランツのメンバーでその名の通りロマンテイックです。
19世紀に建てた別荘を改装したホテルで各部屋にはシチリアの伝統的な
ペインティングで装飾がされていて、本当に素敵でした。
冒頭にも書いたとおり、朝食を頂くテラスは絶景で毎日違う手作りの
タルトがとても美味しかったです。給仕をしてくださったおば様は
まさにイタリアンマンマという感じの優しい方で、朝起きて部屋のテラスに出たら
彼女が鼻歌を歌いながら、ジャスミンの花を摘んでいたので
何にするのかなと思ったら、その後朝食の時に伏せてあるコーヒーカップを
ひっくり返すとお皿の上に、先程のジャスミンの花が...なんて素敵な心配りだろうと
感激しました。でも、妙に私に優しくて、何でかなと思っていたのですが
ある日、子供連れのお客さんがいて、彼女の子供に対する態度を見て
ようやく分かりました。肩を抱いたり、手を握ったりと
その子と私に対する対応が全く同じでした。
この時は私の母が一緒だったのですが、どうも夫と母が夫婦で私を娘だと
思っていたみたいです。実際その様な事も言っていた様な...
夫とは8歳離れているけど、夫はいつも実際よりは若く見られるし
私は全然童顔ではないし、むしろ若い頃はいつも年上に見られたのだけど。
ま、いいか...と思い特に説明もしませんでしたけどね。
とにかく笑顔が素敵な優しいイタリアンマンマなのでした。
私たちが泊まった部屋はセミスイートで1泊1部屋朝食込み(3名で使用)
約20000円位でした。このホテルは後日、日本のTV番組と
フィガロ・ジャポンでも紹介されていました。
本当に素敵なホテルです。ただ、山の上にあるので街への往復が
ちょっと大変ですけど。特に夕食後は...
タオルミーナ
日本からFAXで予約しました。また、到着が夜遅かったので空港からの
タクシーも手配してくれました。

シチリアはこの後、メッシーナから船でリパリ諸島へ渡って
その後、宿泊地のパナレーア島から船でナポリ→カプリへと移動する
予定でした。パナレーアに着いた翌日、ナポリまでの船のチケットを
手配しに行ったら、私たちの指定した日はすでに一杯で3日後でないと
取れないと言われ、仕方なく予定を変更して急遽列車でナポリまで行く事に。
ところが、パナレーアからメッシーナまでの1番早い船でも列車の発車時刻に
間に合わない為、朝1番の船でミラッソォまで行き、そこからタクシーで
メッシーナの列車をフェリーに積み込む港にある駅まで行きました。
そこで、ようやくナポリ行きの列車に乗り込み、その列車はすぐフェリーに
積み込まれて、メッシーナ海峡を渡りシチリアを後にしました。
フェリーの中の列車は空調も切られているし、すごい混み様で
暑くて暑くて、まさにサウナ状態でした。
そんなこんなで、やっと乗る事ができたその列車もバカンスのピークとあって
かなり遅れ、カプリの予約していたホテルに到着したのは夕方でした。
水中翼船に乗れれば、午後早くには到着出来たのですが...
まぁ、仕方がない。なにしろここはイタリアだから...!

イタリアでも南仏でも船での移動はとても便利です。
何しろ渋滞というものがありませんし、陸路と違ってダイレクトに
行けるので、時間も短くて済む場合が多いのです。
結構バカンスシーズンはリゾート地は車の渋滞がすごいので
船という選択肢がある場合はかなりお勧めの移動手段です。

シチリアは強烈な太陽と真っ青な海が印象的でした。
特に山火事の残骸が...(笑)やはり最南部だけあってかなり暑かったです。
暑くてのどが渇き、飲んでばかりいるので、胃腸の弱い方はご注意下さい。
事実、私たちはシチリアを出てから、過去最高の体調不良に見舞われました。
(私も夫もとても強靭な胃腸なのですが...この時ばかりは少々辛かったです)
また、他の都市・街に絶対に行こうと思っています。
本土と比べると若干、交通が不便そうなので車があった方がいい様です。
タオルミーナにはアーモンドの花が咲く季節にまた訪れたいと思いました。




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