おすすめ温泉宿

おすすめ温泉宿

2008.06.10
XML
カテゴリ: 温泉
天声人語の書き出し&結語【名文集】

『雨の都』

「雨をぬきにしては、日本の季節はふぬけになりそうである」といったのは建築家の清水一氏だが、農工によって生きてきた日本人にとって、雨は暮らしの土台を支えるものだった。雨は神の恵みだった。

道ばたに群れ咲く蛍袋(ほたるぶくろ)の花が、うつむいて雨の歌にききいっている。花びらの内側にたくさんのそばかすをつけたこの花の中に、昔の子はホタルを捕まえて入れたという。やさしい姿の花だ。

森の闇(やみ)に無数の白十字の花があって、雨にぬれながら命の光を放っている。ドクダミだった。


【掲載年月日】1983/06/21





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2008.06.10 23:54:20


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: