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2003年05月12日

昨日、TVで「神の手」と呼ばれている脳外科医の特集をやっていた。
東大卒のその人は６０歳なのに、バイタリティ溢れるその姿は
年齢よりもずっと若くみえた。

１０数年前に、日本を飛び出して他の医者がさじを投げているような
患者の手術をずっとこなしているのだそう。

高学歴の医者はどうしても、ある年齢になると
論文や出世のために、現場から離れてしまうのだそう。
でも、本当に必要なのはそんなベテランの人達の腕なのに。

彼は、年に何度か日本に来て、短期間に各地で手術を行う。

脳手術は、すごく時間がかかると以前聞いたことがある。
１日１件でも、きっとすごい体に負担がかかるのに
１日２件以上のペースで手術を行う、時には２つの手術を同時進行する。
その集中力には驚かされた。

患者さん、その家族、周りの医者から
「神の手をもつ男」と呼ばれながらご本人は

神様の許す範囲で、患者さんを救っていると思う。
と、いっていた。
なんだかその言葉にほっとした。

やっぱり人間は人間なのだ。
なんか、そう思った。

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