リク☆ラグナロク(花男SS/質問素材etc)

2006.02.24
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テーマ: 花より男子(27)
【柚】



「…ん…んあ…?」

何だか変な夢を見た気がする…。

あたしのパパは実は猛獣だったって夢。

そうなわけないのにね~。


あたしのパパは、きっとすっごく格好良くて、めちゃくちゃ優しい人だと思うんだ。

拓も言ってたけど、拓が無駄に格好いいのもきっとパパの遺伝子だ。

それに、ママが変な人と付き合うわけないもん。パパは絶対に優しい人だ。

そう言うわけで、あたしはパパを信じてる。







ん?
て言うか、ここどこだろ…?


あたしは、異常にふかふかしたベッドに寝ていた。


「うーん…」

寝起きのスッキリしない頭を無理矢理働かせ、記憶を辿ってみた。


確か、タマさんと色々話してて…

と言っても、タマさんが一方的に話してて、あたしは相づち打ってただけのようなものだけど。

タマさんの旦那さんは、素敵な人なんだというのはよく解った。
一方、道明寺さんは、ダメダメな人なんだというのもよく解った。

それで…

あたしはいつの間にか寝てしまったらしい。



タマさんには悪いことしちゃったな、謝らないと…。


そうだ、今何時だろ…?

ベッドサイドの灯りを点け、腕時計に目をやった。



「は…8時!?」


ヤバい…


人様の家で何やってんだろ、あたしったら…。


しかも、思えば今日は土曜日じゃん…。

夕食当番どうしよ…ママ怒ってるかな…。



とりあえず、あたしはベッドから降りた。

皺になった制服を見て、ため息をつく。


そして、ベッドルームだと思われる部屋を後にした。










ベッドルームから出ると、ソファーに横になって寝ている花沢さんと、書類らしき紙を見ている道明寺さんが目に入った。


道明寺さんがあたしに気付いて、視線を紙からあたしに移して口を開いた。


「……やっと起きたのか。」


何だか気恥ずかしい。

いくらなんでも、初めて来た他人の家で、こんなに寝入ってしまうなんて…

柚、一生の不覚。


「す、すいません。

 すぐに帰るんで…」

「…泊まって行けよ。」

何!?

そんなわけにはいかないわよっ!

「い、いえ!帰ります。」

「俺、お前に話あんだよ。

 明日は日曜だし、泊まっていっても別に不都合はねぇだろ。」


不都合ないわけないでしょ!

こんな、今日初めて会った男の人の家になんて、堂々と泊まれないわよ、あたし…。


「いや、でも…」

「あー、その…なんだ、牧野は元気か?

 あいつ、昔からすぐ無理するからよ…」


おいおい、人の話を聞けよっ。

なんかムシャクシャする…。


「母ですか?

 ええ、まぁ、元気ですよ。

 道明寺さんが心配なさることは何一つないんで。」

「…お前、機嫌悪いな。

 何か口調が刺々しいぞ?」


あんたの所為だよっ!


「気のせいですよ。

 それよりあたし、そろそろ…」

…お暇したいんですけどね。

だけど、道明寺さんはなおもあたしの話を聞いてくれない。





あたしは、ふと、この時1つの仮定を立てた。


道明寺さんの顔…

昔から何となく拓に似てるな~とは思ってたけど、タマさんから話を聞いて、納得したわ。


多分、ママは道明寺さんに憧れていて、ここで住み込みで働くことにした。

だけど、道明寺さんに相手にされず、出て行った。

それでも忘れられず、道明寺さんと似た人と付き合った…。


そう、きっとその人があたし達のパパだわ!

顔は道明寺さんに似てるけど、性格は正反対に決まってる!


ん?
もしかしたらママ…

その人を道明寺さんの代わりにしてしまったから、相手に悪いと思って悔いて、自ら別れを切り出したのかもしれないわ…

なんていじらしいの、ママっ…。

それにしてもママったら、よくこんな人好きになれたわね。若気の至りってやつかしら。





後から思えば、矛盾だらけのこの仮説を、この時のあたしはすっかり信じ込んでいた。









「まぁ、良いけど。

 それより俺、牧野に会いてぇんだけど…」


「え…」



それはどうなんだろう…?

ママ、辛い思いしないかな…。






「司の前に俺が会ってくるよ。」


その時、花沢さんが起きあがって言った。

大きなあくびをしている。


「類…

 何でお前が…」

「俺、さっき牧野と電話で少し話したんだ。」

「電話…?

 お前、牧野んちの電話番号知ってんの?」

「いや…柚ちゃんの携帯が鳴ってたから出た。

 そしたら、柚ちゃんの兄貴と牧野が…」

「おまっ…いつの間に!!」


花沢さんが電話に出たぁ?

まずい…拓、ブチ切れだよ…

て言うか、常識的に出るなよっ!!


あたしは、急いでバッグを手に取り、携帯を取り出した。

電源は切れてた。

多分、花沢さんが切ったんだろうけど…


あたしは、電源を入れた。

メールを受信してみると、驚くほど沢山来た。

友達もちらほらいたが、殆どは…拓から。

内容はと言えば、似通ったものばかり。

“オヤジとデートなんてすんじゃねぇ”だの、“どこにいるんだ”“何してるんだ”といった感じ。


頭が痛い。


「あのー

 あたしやっぱり帰ります。」


道明寺さんが花沢さんに喚いてたので、少し声を大きくして言った。


「俺も帰るよ。柚ちゃん、送ってく。

 今日は断らないよね?」


はい…今日は断りません…。

なるべく早く帰りたいんで。

「お願い…します。」



「じゃあ行こ、柚ちゃん。

 司、また連絡するから。」

「お邪魔しました。」

「おい、ちょっと待て!」


道明寺さんは何か言っていたけど、あたしたちはそれを無視して、足早に邸を後にした。








花沢さんはあたしを家の近くまで送ってくれた。

ママには後日、改めて会いに来るらしい。



あたしは、家に入るやいなや、案の定拓に怒鳴られた。

色々追求されたけど、テキトーに答えるか、無視しておいた。


ママは…その日は何も言ってこなかった。















続く。。。















*あとがき*

もう、意味解んないのなんて毎度のことなんで、何だかどうでもよくなってきました;涙
実はこれ、一昨日書いたもの…。
すぐにUPしなかったのは、やっぱり何か内容が微妙だったからです…('A`)




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Last updated  2006.02.24 19:10:28
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