リク☆ラグナロク(花男SS/質問素材etc)

2006.03.24
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テーマ: 花より男子(79)
【総二郎】


せっかく、会議の余興に茶会だっつーから、わざわざ横浜まで出向いてやったのに、いきなり中止になったと言われた。

なんでも、先方から、会議をドタキャンされたらしい。

そもそも、“会議の余興に茶会”って、どういう神経してんだよ。

相手の会社も、ろくな仕事してねーに決まってる。



とにかく、キャンセル料だけもらってさっさと家路についた俺。

家に入るやいなや、見慣れない靴があるのに気付いた。

女物のローファー…優紀の客人か?


気になった俺は、出迎えてくれた上野さんに訊いてみた。




「ええ、先ほど、高校生くらいの女の子を連れてお帰りになりましたよ。

 なんでも、親友のお子さんとかで、お名前は確か…柚様とか。」

「ゆ、柚!?」


なんで柚ちゃんがこんな所に……。

優紀と柚ちゃんは知り合いだったのか!?


俺は、優紀達がいるという、東の茶室へ向かった。









「いらっしゃい、柚ちゃん。」


営業スマイルを惜しみもなくちらつかせ、俺は遠慮無しに部屋に入った。

突然入ってきた俺に、優紀も柚ちゃんも、驚きのあまり固まっている。


「そ、総二郎さん!?

 随分早かったんだね…。お出迎え出来なくてごめんなさい。」



 なんか変な会社でさ、ドタキャンされちゃったんだ。

 ……それより、子供達は?」

「あ、いけない!

 出かけ際に、お母様に預けたままだったわ…」


そう言うなり、優紀は慌てて部屋を飛び出していった。




お袋は、孫が可愛くてしょうがないんだから、しばらくほっといても良いと思うけど。




「あの~西門さん、お久しぶりです。おじゃましてます。」

「あ、うん。元気だった?

 どうしたの、突然…。優紀とも知り合いだったの?」

「いえ、優紀さんとは、さっきばったり街でぶつかって…。」


これも運命ってやつかな。


「ふーん。

 ところで、何の話してたの?」

「別に大したこと話してませんよ。ママの昔話聞いてただけです。」


む、昔話!?

まさか優紀、司と牧野の関係まで喋ったんじゃねぇだろうなぁ…。


「ゆ、柚ちゃん…そのー…昔話って、どんな?」

「……ママが中学の時の話です。

 随分、勇ましかったみたいですね~。」

「そ、そうか…」


ひとまずホッとする。

牧野が中学生の時点で、司と接点があったとは思えないし、多分話には出てこないだろ。


「でも、あたしが聞きたかったのは、そこじゃなかったんですけどね。」

「と言うと……?」

「もちろん、道明寺さんと出会ってからの話ですよ!」


なんだと!?

しかも、“もちろん”と言うのはなんだよ…。

柚ちゃんは、2人が付き合ってたこと知ってんのか!?


「…柚ちゃん、司と牧野は…」

「知ってます、付き合ってたんでしょ?花沢さんに聞きました。」


類~~~!!

なに考えてんだよー!?


「そりゃ最初は驚きましたけど…

 よくよく考えれば、あり得ない話でもないですよね…。」

「そ、そうかな…」

俺は、あんなビンボー牧野と、超金持ちの御曹司が付き合うなんて、十分あり得ないと思うけど…。


「まぁ、とにかく、付き合ってたって言うなら、ほら…

 道明寺さんって、拓と似てるし……

 うちには、父親がいないし………

 そういう可能性もあるんじゃないかなぁなんて思うんですけど…」


神妙な顔つきで話す柚ちゃん。

おいおい、なんか核心に迫ろうとしてるぞ、この子…。

牧野と同じような顔してるくせに、牧野ほど鈍感でもないのかもしれない。


「ねぇ、柚ちゃん。確かに2人は付き合ってたし、司と拓は似てるよ。

 でも、君たちの父親について、俺や優紀は何も知らない。」

「え……」

「もちろん、類もそう。司本人だって知らないんだし…。」

「ど、道明寺さんも知らないの!?」

「おそらく、君たちの父親が誰だか断言できるのは、君たちの母親だけさ。」


そりゃ、俺たちとしても、司以外考えられないけど。

司自身、確信してんじゃないかな~…。



「西門さん…西門さんはどう思いますか?」

「え、なにが?」

「あたし達の父親ですよ。道明寺さん以外に心当たりとかありますか?」


司以外…?

強いて言えば…類?………いや、ないだろ、あり得ねーだろ。

まさかあの、いつぞや現れた司のそっくりさんとかじゃねーだろうな…。


「…さぁ、俺にはわかんないな。」

とりあえず今は、これが1番無難な答えだろう。


「そうですか…。

 ……じゃああたし、もう帰りますね。」

「え?もう帰るの?

 もう少ししたら優紀も戻ってくると思うし…。」

「いえ、今日のところはこれで失礼します。」



柚ちゃんは、「送るよ」と言う俺の申し出も断り、歩いて帰って行った。

あの子にも、色々思うところがあるのだろう―――――――。















続く。。。















*あとがき*

うぎゃー。
…運命の悪戯って、怖いですよね。 何
久々の総ちゃんで嬉しいです('v`*)
それにしても、連載始まって以来、邂逅の連続でうんざり;
でも、多分、最後までこんな感じかもです。。 ぇ

良かったらランクリお願いします♪
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Last updated  2006.03.24 20:58:56
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