リク☆ラグナロク(花男SS/質問素材etc)

2006.08.07
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テーマ: 花より男子(79)
【拓】


ヤバい…キレそうだ。

胃がむかむかする……。


目の前で繰り広げられている情景は、俺にとっては目に余るものだ。




―――― 両親が仲睦まじいことは、とっても微笑ましくて良いことだよ。

…と、小学生の頃の友達が言ったことがあった。

だが、俺には父親がいたことはなかったから、そんなことはよく解らなかったし、どうでも良かった。




だけど、今は違う。

おふくろが認めた以上、司は俺の実の父親だ。




とてもじゃないが、直視なんて出来やしない。

確かに仲が悪いよりは良い方がいいに決まってるけど、度が過ぎるとヤバい。

ラブシーンは2人っきりの時に勝手にやってろってんだ。



ふと柚を見遣ると、さっきまで泣きべそかいてたくせに、今度は目を見開いている。

…さっきはあんなこと言ってたくせに、実際に目の当たりにするとビックリするんじゃねぇか。






「司も牧野も程々にしときなよ。子供達が困惑気味だよ。

 言っとくけど、俺だって見たくないよ。」

「そうだぜ、まったくよ~。

 司、こうなりゃ全員に収集掛けようぜ。」


俺たちを見かねてか、類が助け船を出してきた。

ついでに、総二郎とか言うオッサンも。




携帯を取りだして、次々に色んな奴に電話を掛けている。

一体、誰が来るんだよ?




「ちょ、ちょっと離してよ、道明寺っっ!」

「ちっ、しょうがねぇな…。とりあえず今は離してやるよ。」


やっと正気に戻ったようなおふくろが、顔を真っ赤にして司から逃れようと藻掻いた。




“今は”、って……別に良いけどよ。

頼むから今度からは俺たちの目の届かないところで、密に頼むぞ…。



ん?



“今度から”って何だよ、俺…。

ていうか、おふくろも司も、今後どうするつもりなんだ?

もしかして、ヨリを戻すのか?んで、果ては結婚…?

まぁ、結婚は大いに結構だが、気が早いか。





「あたし、こんな広い家に馴染めるかしら…」


柚がボソッと呟いた。

……こいつも相当気が早いらしい。


「メイドさんも沢山いるのよ。お嬢様とか呼ばれたら照れるっ!

 ね、拓!」

「…お前が“お嬢様”ってガラかよ…」

「なによ、拓だって“お坊ちゃま”ってガラじゃないわよっ!」

「おー、そりゃ嬉しいな。」

“お坊ちゃま”なんて呼ばれたら鳥肌立つっつーの。








「あんた達、一体何の話してんのよ…」


おふくろが、決まりの悪いような表情で俺らの元へやって来た。

司はと言えば、類達の方へ行ったみたいだ。


「ママ!ママ、やっぱり嘘ついてたんじゃないっ!」

「う…えと……、色々ゴメンね…」

「ううん、良いの。ね、拓?」

「え、あ、まぁ……」

「…ありがとう……」



ま、おふくろを責める気はないさ。

きいてみなきゃ判らないが、それなりに訳があったんだろ。




それにしても、司が俺の親父…

これまでだって、なんとなくは判ってはいたことだけど、イマイチ実感がなかったからなぁ…。















続く。。。















*あとがき*

あんまり書くことないです…。
早く終わらないかなぁ。((何


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Last updated  2006.08.07 20:13:18
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