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2007年03月15日
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カテゴリ: カテゴリ未分類

多忙のため病院の中庭に下りたのは久しぶりのこと。自動ドアーを出ると、にこにこ顔のKさんの眼と会った。「あのね!蛙が出て来たんだよ、それも啓蟄の日ぴったりに!」Kさんはこぼれそうな笑顔で話かけてくる。

「今年は暖冬だったから心配してたけど、啓蟄の日ぴったりだったんだよ!それも五組!」、「えー、すごーい!」と私。「ほら!あそこにいるだろう、今までのは卵を産んで帰ったけど、これは後から来たんだ!」指さした辺りの池を覗くと、ひきがえるが置いたように動かなかった。「死んじゃったの?」「あれは交尾をしているんだよ、2日間は抱きっぱなし、離れないんだよ!」そう言いながらKさんは蛙を池の縁に掬い上げて、上(雄)の蛙の背中を擦った。グァグァと鳴くが離れない。ままま、まあ!(○_○)(@_@;)

池一面、藻のように増えた金魚草の所々に長い「なまこ」のような物が乗っていた。「あれが卵だよ、産み終わって帰るときは、あそこの排水口の高くなったところで一休みして、手を伸ばして上に登るんだ。自分の穴に戻る時は、穴を確認してから後ろ向きになって入るんだ、こうやってね!自分の家に帰るようなもんだね。穴から時々顔を出して、蚊や虫を食べていると思うよ、きっと。」と、Kさん。う~ん。参った。「中庭博士」と呼ぶ以外の言葉は決して見つからない。

野良ちゃんのお食事中.jpg

              恋猫の皿舐めてすぐ鳴きにゆく  加藤楸邨










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最終更新日  2007年03月16日 01時39分49秒
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命の季節  
まろ0301  さん
 この季節、まさに「命の季節」ですね。
 池の中を見るのが楽しくなります。

 それにしても、「中庭博士」さんの素晴らしい事。こういう隣人を持ちたいものです。 (2007年03月16日 13時28分05秒)

Re:命の季節(03/15)  
りんどう21  さん
まろ0301さーん(・_・)(._.)

> この季節、まさに「命の季節」ですね。
> 池の中を見るのが楽しくなります。
> それにしても、「中庭博士」さんの素晴らしい事。こういう隣人を持ちたいものです。

◇そうですね。「命の季節」とは名言です。

Kさんが28年間、愛情を注いできた中庭物語は、オタマジャクシが独り立ちするまで続きます。感動そのものでした。そのうちに続きを書かせて頂きたいと思っています。 
(2007年03月16日 23時18分30秒)

生き字引  
越後 翼 さん
Kさんは中庭の生き字引ですね。
中庭の事なら何でも知っている。
そして中庭の動、植物を愛してやまない心。
なんて素晴しいことだろう。しかも中庭の変化を通し四季の移ろいを眼と肌で敏感に受け止めていることは俳人以上かも知りませんね。
(2007年03月21日 01時44分17秒)

Re:生き字引(03/15)  
りんどう21  さん
越後翼さん、書き込み有り難うございました。m(__)m

昨日は夜勤のため返事が遅れました。さて「中庭博士」のKさんの話を聞けば聞くほどすごーい!と感動しています。

何事にも「情」があるか、ないか、と言うことだとしみじみ思います。続きを書かせていただこうと思っているところです。またいらしてくださいね。 
(2007年03月22日 11時53分31秒)

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