RiSu*が飛ぶ♪
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ネタバレ『ダ・ヴィンチ・コード』です~。余計なお世話かもしれませんが、本を読んでいないと「何??」と思ってしまうかもしれないところ。とくに後半部分。押さえておくと、よりわかりやすいこと。いきなりですが、アイザック・ニュートン・・・ニュートンって誰?っていう中学生たちへ☆ニュートンはリンゴが木から落ちるのを見て、重力を発見しました。また彼はナイト(knight)の称号を持っていて、物語中、彼はシオン修道会の総長とされています。それからついでにアダムとイヴのお話も思い出しておいてね♪暗号の詩の一節・・・『In London lies a knight a Pope interred.』日本語訳→教皇の葬った騎士がロンドンに眠る。誰かのお墓を指しています。a Pope ... 教皇a knight ... 騎士普通に考えればそうなんですが、なんたって暗号ですから♪a Pope → A.POPE アレグザンダー・ポープという人。ニュートン の友人で、彼の葬儀を執り行った。a knight → 勲爵士(ナイト:イギリスの爵位 “Sir(サー)”と呼ばれる。ミックジャガーなどもこの称号を持っている。)ということで、この一節は、『A.ポープが葬ったSirがロンドンに眠る』となります。誰のお墓かのことかは、ここまで書けば・・・ねぇ????ここのくだり、本では図書館に行って、あーでもない、こーでもないとたっぷりやるのですが、映画だと移動中のバスの中で、人の携帯電話を借りて図書館のデータベースにアクセスし調べるという、超ショートカット!「それだけかよっ!わかんないよっ!」感がありました(笑)。詩は以下のように続きます。『彼の者の労苦の果は神の怒りを被る その墓を飾るべき球体を探し求めよ それは薔薇の肉と種宿る胎とを表す』(『ダ・ヴィンチ・コード』より)この“球体”こそが謎をとく鍵♪球体といえば球体。それからRose line (ローズライン)という言葉。これはどうやら作者の造語のようです。ネットや辞書で調べても、出てきません。物語の中では子午線の意味で使われています。“コンパスローズ(航海図などによく載っている方位をあらわしている絵があるでしょ?あれのこと。方位を表しているのを薔薇の花びらに例えての表現らしいです~)”という言葉からインスパイヤーされての言葉らしいという説があります。この物語では子午線は“Rose line”でなければ意味がないでしょう。緯度0度の子午線は現在ではイギリスのグリニッジを通っていますが、それ以前はパリを通っていて、その線を標す青銅のメダルがパリの街中を南北に埋め込まれています。映画中、主人公(トムハンクス)が、最後の謎の詩を見ていとも簡単に「そこなら知っている」と言った、最後の舞台はロスリン礼拝堂。スコットランドにあります。『聖杯は古のロスリン(Roslin)の下で待ち その門を剣と杯が庇を護る 匠の美しき芸術に囲まれて横たわり ついに星の輝く空のもとに眠る』(『ダ・ヴィンチ・コード』より)本によると、このロスリン礼拝堂は聖杯伝説では有名なところで、この礼拝堂の地下はこの詩と状況がぴったりと一致しているので、主人公はすぐにピンときたのでしょう。ロスリン礼拝堂・・・現在ではRosslynと綴られていますが、これは礼拝堂の下を子午線が通り、Rose lineに由来しているとされ、昔はRoslinと綴られていました。またRose:薔薇は女性・女神の象徴で、この物語ではとくにマグダラのマリアの象徴でもあります。Line of Rose:『薔薇の血筋』→マグダラのマリアの血統にも由来しているという話です。そして“聖杯”というのは象徴で、杯の象徴は▽。これは同時に子宮→女性を表しています。要するに“聖杯”とはマグダラのマリアを表し、その血統を表している・・・ということらしいです。(本書から)最初の詩の一節“薔薇の肉と種宿る胎とを表す”の意味もこれでわかりますね。物語の中で、主人公たちはこのロスリン礼拝堂に来て、マグダラのマリアの霊廟を見つけることはできませんでしたが、今まで護られてきた秘密がなんであったかを知ります。ネタバレ→主人公と行動をともにしてきた女性が実はキリストの末裔であった!!という事実!!!マグダラのマリアの霊廟はすでにどこかへ移された後で、誰もその場所がどこにあるかは知らず・・・物語は一見、落着したかに思えたラスト、舞台をパリのホテルリッツ(あー、泊まってみたいっ♪)に移してからのシーン。本ではエピローグの章。ここからやねんっ!!!うち、めっちゃ好きだわ。こーゆーの!!映画の映像も好きだわ~。主人公は詩に書かれていたのが、“Rosslyn”ではなくて、“Roselin”だったことに気がつき、はた!と思いつくんだねぇ~。マグダラのマリアが眠る場所を。パリに通る子午線(Rose line)!!!!ホテルリッツを出て夜のパリへ繰り出す主人公。目の前はヴァンドーム広場。道に埋め込まれた旧子午線を標すプレートを、たどる!たどる!たどる!!!!するとぉっっ!!!あー、こっからは言えないわ~。でもお口チャックはしてられないわー!!!言ってしまおう!!!ネタバレバレ→見えてくるのはルーブルのピラミッド。大きなガラスのピラミッドとは別に地階に逆ピラミッドがある。それはまさに旧子午線を標すプレートの真下にあったぁっ!(おぉぉぉ~~~)その先端にはもう一つのちいさいピラミッドが向き合うようにある。象徴として、▽は杯、△は剣を表す。上を見上げれば、そこはガラス窓になっていて夜空が見渡せる。輝く星空・・・さぁ、謎の詩を思い出しましょう!『聖杯は古のロスリンの下で待ち その門を剣と杯が庇を護る 匠の美しき芸術に囲まれて横たわり ついに星の輝く空のもとに眠る』つまりそういうわけだ!!!!余談だけれどもシオン修道会の代々総長の名前の中に、『ニコラス・フラメル』の名前があることに興味を覚えました。ニコラス・フラメル・・・ハリーポッターの最初の本『賢者の石』の中に登場してきますよね。賢者の石を作ったという人。へぇ~と思った次第であります。日本赤十字社 ジャワ島中部地震災害救援金募集
2006.05.30
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