鍋・フライパンあれこれ美味
100万ポイント山分け!1日5回検索で1ポイントもらえる
>>
人気記事ランキング
ブログを作成
楽天市場
000000
HOME
|
DIARY
|
PROFILE
【フォローする】
【ログイン】
その向こうへ行こう
『あの日のサクラ』
キャスト
清原満里(一八)高校三年生
江川浩一(一八)満里の同級生
担任
友達A
″B
初稿 平成十五年五月十四日
〇××高校・三の二教室
賑やかな室内。生徒たちの明るい声。
胸元の花飾り。黒板には『卒業おめでと
う』の文字。
清原満里が窓から外を見ている。
江川浩一と、友達Aがやって来る。
浩一「清原」
満里「(振り返る)え」
浩一「卒業証書代表受け取り、とちるなよ」
友達B「清原さんなら大丈夫だよねー」
満里「…うん」
浩一「?緊張してる」
満里「え、そんなことないよ」
窓の外に枝桜が見える。
満里「咲いてないね」
浩一「え」
満里「…」
担任がドアを開けて入ってくる。
ばたばたと動き始める生徒達。
満里と浩一も自分の席に向かう。
満里の表情、わずかに暗くなる。
浩一「(見逃さず)…」
〇卒業式会場・体育館
静まり返った場内にアナウンスだけが響
いている。
壇上には校長がいて、代表の生徒に卒業
証書を渡している。
浩一、自分の席から人の間にわずかに見
える満里の姿に目線がいっている。
友達A「まだ先は長いな」
浩一「ああ…」
満里の目線はまっすぐ前を見ている。
アナウンス「三年二組代表、清原満里」
満里「はい」
満里、最前列からすっと立ちあがって壇
上へ向かう。
浩一「…(目で追う)」
友達A「やっぱピシッとしてんな、清原さん」
浩一「…」
卒業証書を受け取り、自分の席に戻って
くる満里。
満里の隣の席の生徒が話しかける。
友達B「お疲れ。カッコよかったぞ」
満里「うん…」
卒業証書を持ったまま立ち尽くしている
満里。
友達B「どうした?満里」
浩一「?」
満里のクラスの辺りがざわつく。
先生や来賓、生徒達にもそれが伝染して
いく。
満里、一番上の自分の証書だけ手に取り、
残りを友達Bに渡す。
満里「ごめん、あとお願い」
友達B「え?」
満里、いきなり出口へと歩いていく。
浩一「!」
会場のざわめきが一気に膨らむ。
慌てる先生達。その中、満里の担任が止
めに行く。
担任「おい、清原!どこへ行くんだ!」
満里、足を止めて、
満里「先生、すいません。待ってる人がいる
ので…」
満里、深く一礼して、また走っていく。
担任「待ってる人?」
かなりざわついている場内。「カッコイ
イ」 とか「静かにしなさい」とかの声が
飛んでいる。
友達A「おいおい、信じらんねえな、あの清
原さんが…」
席に浩一の姿が無い。
友達A「いない…」
浩一、すでに出口付近にいて、
浩一「わるい、おれの卒業証書もらっとい
て!」
急いで走って行く浩一。
友達A「マジ?」
〇校門
走ってくる浩一。どこにも満里の姿は無
い。
浩一「足、はええな」
〇商店街
満里を探しながら来る浩一。
ふと、目線の先に花屋の前にいる満里の
姿が見える。
浩一「いたよ…」
満里、花を受け取る。
浩一、満里の後ろに立って、
浩一「こら」
満里「!ごめんなさい!」
思わず謝ってしまう満里。だが、すぐ浩
一と気付いて、
満里「なんだ、浩一君か」
浩一「いきなり何やってんの?」
満里「…みんなびっくりしたかな」
浩一「そりゃな。あんなことすりゃ」
満里「連れ戻しに来たの?」
浩一「え、いや、あ、なんだろ…?」
花屋の主人が二人を珍しそうに見ている。
満里「そうじゃなかったら、ごめん、見逃し
て!」
くるっと背を向けて行ってしまう満里。
浩一「ちょ、ちょっと待てよ!」
〇タクシー内
後部座席に二人、座っている。
満里「なんで連いてくんの」
浩一「…もう卒業したんだ、退学にはなんね
えだろ」
満里「(笑って)答えになってないよ」
浩一「その花…、何?」
満里「…大事な人に」
浩一、思わず目が泳いでしまう。
〇卒業式式場
壇上では来賓の話が長々と続いている。
あくびしている友達A。
友達A「俺も行けば良かったかなあ」
〇△△霊園前
タクシーが走り去る。
二人、立っている。
浩一「…ここ?」
満里「そう」
歩いて行く満里。
浩一「?」
よくわからないまま後をついていく浩一。
と、満里、立ち止まって、
満里「(振り返らず)あのさ、お水汲んでき
てくれないかな?私、手がふさがって
るからさ…」
浩一「え、あ、おう」
霊園内へと進んでいく満里。
その背中が少し寂しそう。
浩一「…」
〇卒業式式場
在校生が『螢の光』を歌っている。
それを聴いている保護者、職員たち。
教師「しかし先生、さっきの生徒。いいんで
すか?たしか…」
担任「ええ…。あの子も色々ありましたから」
〇清原家の墓前
線香の煙がゆっくりとなびいている。
静かに手を合わせている満里。
水桶を持ってやって来る浩一。
浩一「おーい、清原、これ探すの苦労したぞ。
教えてくれたって…」
手を合わせたままの満里。きっ、と結ば
れたその唇。
浩一「清原…」
ゆっくりと顔を上げる満里。
墓標には『清原和恵』の比較的新しい文
字。
〇霊園前のバス停
時刻表を指がなぞる。
浩一「あと十分で来るぞ」
満里「うん」
ベンチに腰掛けている満里。
浩一も座る。
浩一「もう終わったな、卒業式」
満里「かな」
浩一「ずいぶん、思い切った事したな」
満里「そうかな。…ねえ、浩一君ちは来てた
の?」
浩一「え?」
満里「お父さんか、お母さん」
浩一「ああ」
満里の瞳がじっと浩一を見ている。浩一、
うまく見つめかえせない。
浩一「恥ずかしいから来るなって言った」
満里「…親不孝だな。かわいそ」
浩一「…」
4歳くらいの女の子と母親が、手をつな
いで笑いながら二人の前を通り過ぎて
いく。
満里「子供の成長した姿。親は見たいもんな
んじゃないのかな」
浩一「…どーだか」
満里「私は、だから、ここに来たの。?お母
さんがここにいるから」
バスがやってくる。
ドアが開き、乗り込もうとする満里。
ふと見ると、浩一はバスとは逆方向を見
ている。
満里「どしたの?」
浩一「咲いてる」
満里「てる?」
浩一「咲いてるよ、桜。ほらほら」
と、走っていってしまう浩一。
満里「え、ちょっと、乗らないの?」
浩一「清原!はやく!」
追いかける満里。
〇白い花の木の下
画面いっぱいの白い花。
枝という枝を埋め尽くすように花が咲き
誇っている。
浩一がその下にいる。
満里がやってくる。
浩一「これって桜?」
満里「…ちがうじゃん。梅かな。桃?」
浩一「間違えた」
満里「でもきれい」
二人、ジッと花を見つめている。
満里「お母さんさ、桜が好きでお花見の時は
すごい張り切ってお弁当作ってた。で
も食べるのは私たちの専門。お母さん
はそっちのけでずっと桜眺めてた。き
れいきれいって」
浩一「…だんごより花」
満里「そんな感じ」
浩一「…間違えたな」
満里「でも、きれい」
〇交差点
横断歩道を満里が渡っていこうとする。
満里「じゃあね」
浩一、虚を突かれて、
浩一「え、学校戻んねえのかよ」
満里「今さらさ…。でも明日の謝恩会には行
くから」
浩一「ああ、そ…」
渡り切って向こう側にいる満里。信号が
赤にかわり車たちが動き出す。
手を振って歩き出す満里。
浩一「(大声で)きよはらー!」
満里、?と立ち止まる。
浩一「またいこー!」
満里「え?」
車の音がうるさくて聞こえない。
浩一「桜が咲いたら、また行こうぜ!俺、水
汲むの手伝うからさー!」
ようやく言葉が聞き取れる。
満里の顔に、笑顔と涙がいっしょくたに
浮かぶ。
浩一「明日来いよー」
満里、大きくうなづいて歩き出す。
浩一、満里の姿が見えなくなると、学校
へ向かって歩き出す。
〇清原家の墓前
花束と一緒に卒業証書が置かれている。
(了)
ジャンル別一覧
出産・子育て
ファッション
美容・コスメ
健康・ダイエット
生活・インテリア
料理・食べ物
ドリンク・お酒
ペット
趣味・ゲーム
映画・TV
音楽
読書・コミック
旅行・海外情報
園芸
スポーツ
アウトドア・釣り
車・バイク
パソコン・家電
そのほか
すべてのジャンル
人気のクチコミテーマ
★つ・ぶ・や・き★
名も無き場所の紫陽花・違和感と歯茎…
(2026-05-30 02:33:40)
あなたのアバター自慢して!♪
韓国での食事(11月 12日)
(2025-11-15 02:35:31)
みんなのレビュー
Panasonicのホームベーカリー「SD-MT…
(2026-05-29 20:03:51)
© Rakuten Group, Inc.
X
共有
Facebook
Twitter
Google +
LinkedIn
Email
Design
a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧
|
PC版を閲覧
人気ブログランキングへ
無料自動相互リンク
にほんブログ村 女磨き
LOHAS風なアイテム・グッズ
みんなが注目のトレンド情報とは・・・?
So-netトレンドブログ
Livedoor Blog a
Livedoor Blog b
Livedoor Blog c
楽天ブログ
JUGEMブログ
Excitブログ
Seesaaブログ
Seesaaブログ
Googleブログ
なにこれオシャレ?トレンドアイテム情報
みんなの通販市場
無料のオファーでコツコツ稼ぐ方法
無料オファーのアフィリエイトで稼げるASP
ホーム
Hsc
人気ブログランキングへ
その他
Share by: